DUGA

ミラクルナイト☆第44話

水都第一小学校6年3組の教室。そこでは、寧々が隆と引き続き同じクラスで過ごしていた。寧々は奈理子に対して特別な感情を抱いていたが、奈理子自身は寧々を単なる弟の友達としか見ていなかった。

寧々はドリームキャンディとして奈理子の戦いを間近で見てきた。彼は奈理子が失禁するほどの恐怖に立ち向かいながらも勇敢に戦い続ける姿に感銘を受けていた。奈理子は寧々よりも3歳年上だったが、寧々は彼女を愛しく思い、可愛いと感じていた。

しかし、奈理子はドリームキャンディの正体が寧々であることを知らず、彼女は単に弟の友達の一人として寧々を見ていた。

寧々は奈理子の様子を知るために、彼の弟隆に尋ねてみた。すると、最近奈理子が彼氏ができたらしく、家の中でもずっと機嫌が良いと聞いた。また、奈理子はパンツを洗濯に出す前に自分で洗っているそうだという情報も得た。

パンツのことまでは聞いていなかったが、寧々は奈理子の彼氏に興味を抱いた。奈理子はスライム男であるライムが好きなはずだ。さらに、奈理子はヒメバチ女である鈴とも親しい関係にあるらしい。また、商店街でミラクルナイトとクモ男が親しく会話していたという噂も聞いたことがある。

奈理子にはまだまだ寧々が知らない秘密がある。寧々は奈理子のことをもっと深く知りたいと思いながら、彼女に接近する機会をうかがっていた。

二人の関係が進展する中で、新たな展開が待ち受けているのかもしれない。寧々は奈理子の隠された一面に触れ、彼女との絆をより深めていきたいと強く思った。


土曜日の午後、寧々は隆の家に押しかけた。彼は三馬鹿トリオの馬鹿話に巻き込まれるのを避けるため、一人で訪れた。幸運なことに、奈理子が家にいた。隆は寧々を自分の部屋に案内しようとするが、寧々は奈理子に会いたいのでリビングで待つことを頼んだ。奈理子を探しに行った隆は彼女をリビングに連れてきた。

奈理子はTシャツと短パンの部屋着姿で現れた。

「寧々ちゃん、いらっしゃい」

と微笑みかける奈理子。ミラクルナイトの時の弱い奈理子とはまったく異なり、中学生のお姉さんのような風格を纏っていた。寧々にとっては、ミラクルナイトと同一人物であることが信じられない光景だった。思い出したように、寧々はドリームキャンディの姿で奈理子のほっぺたを思いっきり往復ビンタしたことを思い出し、奈理子の顔を直視することができなくなり、目を伏せた。

奈理子はニヤニヤと笑いながら、ふ~んと隆を見た。彼女は寧々と隆の仲を勘違いしているようだ。隆は焦りながら、

「寧々が姉ちゃんのパンツと彼氏のことが気になるんだってさ」

と言った。奈理子は一瞬、怖い目つきで隆を睨んだ。寧々は以前、ピンクパンツブラックナイトからミラクルナイトに変身した際には美しい姉弟愛を感じたが、この姉弟の関係はもっと複雑なものらしいと思った。

寧々は奈理子の気分を害さないように配慮しながら、

「奈理子さん可愛いから、どんな素敵な彼氏かなって思って…」

とパンツの話を無視し、彼氏のことを尋ねてみた。

「う~ん、初めは嫌な奴って思ったけど、凄く優しい人だよ」

と奈理子は答えた。

「でも、あまり人に知られたくないから他の人には言わないでね」

と彼女は優しく寧々に告げた。

しばらく取りとめのない会話を交わした後、寧々は帰ることにした。奈理子の彼氏がスライム男のライムであることに確信を抱いた寧々は、この秘密を胸にしまっておくことを決めた。

寧々は奈理子との会話を通じて彼女の一面を少しずつ垣間見ることができた。彼は奈理子に対する興味を強めながら、彼女の心の中に秘められた謎や関係性を解き明かしたいと強く思った。


商店街を歩いている最中、寧々の前に突然ウツボカズラ女が現れた。彼女は

”私の前に現れるなんておバカな奴ね”

と思いながら、ドリームキャンディに変身するために人のいない場所に逃げようとした。しかしその瞬間、ウツボカズラ女の触手に捕まってしまった。寧々は悔しい思いをしつつも、力及ばず捕らえられてしまったのだ。

ウツボカズラ女は人質になった寧々を利用し、ミラクルナイトを呼び寄せた。町内放送がウツボカズラの出現と小学生が人質に取られたこと、要求がミラクルナイトであることを市民に伝える。寧々は内心で

”何で私が人質にされなきゃならないの?”

と憤りを感じた。なぜ自分がミラクルナイトを誘き出す道具にされなければならないのか、納得できない気持ちが湧いてくる。

ウツボカズラ女の触手に捕まりながらも、寧々は内心で奈理子とドリームキャンディに助けを求める。弱いミラクルナイトでは頼りにならないが、ここはミラクルナイトの頑張りに期待するしかない。

水都市民の期待がかかる中、ミラクルナイトがどう対応するかはわからないが、奈理子の姿が胸に響き、彼女の勇気を信じながら、寧々は奈理子を待つのでした。


商店街の人々はミラクルナイトの姿を見て大歓声を上げた。その姿は美しく、強さに満ちている。ウツボカズラ女は寧々を解放し、自信に満ちた笑みを浮かべた。

「ミラクルナイト、やっと現れたわね。あなたとの戦いを楽しみにしていたわ」

とウツボカズラ女が挑発的に言う。

ミラクルナイトは掌から水色の光を放ち攻撃しようとしたが、ウツボカズラ女は軽々とそれを交わした。触手がミラクルナイトの手脚を捕え、ミラクルナイトは動きを封じられてしまう。

「うふふ、あなたの抵抗なんて無駄よ」

とウツボカズラ女が嘲笑する。

ミラクルナイトが動くたびにスカートがめくれ、奈理子の淡いブルーのパンツが見える。寧々は彼女のパンツに思わず目を奪われたが、すぐに気を取り戻して彼女を支援する方法を考えた。

「ミラクルナイト、がんばって!」

寧々が心の中で叫ぶ。

ミラクルナイトは劣勢にもかかわらず、怒りと勇気に満ちた表情を見せた。しかし、触手に拘束されているため動きが制限されている。ウツボカズラ女は巧みにミラクルナイトのスカートを脱がす。ミラクルナイトは激しく怒り、抵抗するが、触手からは逃れられない。

「なんてみっともない姿なの?この白いスカートに青いパンツがよく似合うわね」

とウツボカズラ女が嘲笑う。

ミラクルナイトは恥ずかしい思いをしていたが、怒りが彼女をさらに奮起させた。しかし、ウツボカズラ女の触手によって捕虫器にミラクルナイトは入れられてしまった。捕虫器は閉じられ、ミラクルナイトは動けなくなった。

商店街の人々はミラクルナイトの窮地に驚き、心配そうな表情を見せた。しかし、ミラクルナイトは決して諦めず、再び戦いに立ち向かう決意を秘めていたのである。


捕虫器の中に閉じ込められたミラクルナイトは、内心で怒りと焦りが渦巻いていた。しかし、彼女は落ち着いた表情を保ち、ウツボカズラ女に向けて言葉を放った。

「ウツボカズラ女、あなたの手口は許さないわ!水都の平和を乱すなんて…」

ウツボカズラ女は軽蔑の眼差しで捕食期の中のミラクルナイトを見つめる。

「可愛いセリフね。だがそれだけじゃこの捕虫器から出すわけにはいかないわよ。ここでおとなしく溶かされるのを待ちなさい」

ミラクルナイトは心の中で自分自身に言い聞かせるように強く決意した。彼女は何度も負けた過去があったが、今度は違う。仲間や市民たちのために戦わなければならない。

「私がミラクルナイトだからって、そんなに簡単に降参すると思わないで!私は絶対にここから脱出して、水都を守り抜くわ!」

ミラクルナイトの心の中で闘志が燃え上がり、新たな力が湧き出てきた。捕虫器の中で彼女の体が微かに光り始める。

「私の友達、家族、そして大切な人たちのために…私は絶対に負けない!」

その言葉と共に、ミラクルナイトの姿が水色の光に包まれていく。彼女は自らの力を信じ、奇跡の力で捕虫器の消化液から身を守る覚悟だった。

商店街の人々は驚きと感動の表情を浮かべてミラクルナイトの声を聴く。彼女の強い意志に胸を打たれ、彼女を信じる気持ちが湧き上がってきたのである。


商店街にドリームキャンディが降臨し、ミラクルナイトが捕虫器に閉じ込められているのを確認した。ドリームキャンディはミラクル内を助けるために、ウツボカズラ女に立ち向かう決意を固めた。

ドリームキャンディの美しい舞妓姿が風を切り、キャンディチェーンを手にしてウツボカズラ女に向かって飛び込んだ。

「奈理子さんを解放して!」

ドリームキャンディの声が響き渡る中、ウツボカズラ女は手に持った触手を使い、巧妙な攻撃を仕掛けてきた。ウツボカズラの特性を活かした攻撃は、地面から触手を伸ばしてドリームキャンディを捕らえようとするものだった。

ドリームキャンディは機敏に身をかわし、キャンディチェーンを振り回してウツボカズラの触手を切り裂いた。しかし、ウツボカズラ女はそれでも容易には倒れない。

「さらに興味深い戦士ね。でも私の捕虫器の中に閉じ込めたミラクルナイトを助けるなんて無理よ!」

ウツボカズラ女はニヤリと笑いながら、次々と攻撃を繰り出してくる。

ドリームキャンディはキャンディチェーンを振り回し、甘い香りのキャンディの粉を周囲に撒き散らす。ウツボカズラ女の視界を奪い、同時に攻撃の隙をつくことができるかもしれない。

濃厚なキャンディの香りに包まれた商店街で、ドリームキャンディとウツボカズラ女の壮絶な戦いが繰り広げられる。ドリームキャンディはウツボカズラ女との戦いでミラクルナイトを解放することができるのだろうか…。


商店街に響くドリームキャンディの叫び声とウツボカズラ女の凄惨な攻撃音が交錯する中、ドリームキャンディは限界に近づいているミラクルナイトを心配しながらも、決死の覚悟で戦い続けました。

「私がここで倒されるわけにはいかない!」

ドリームキャンディは心の中で奈理子にエールを送りながら、自らの力を集中させます。彼女の手にはキャンディチェーンが輝き、決して後退することなく戦っていきます。

ウツボカズラ女も譲ることなく、自らの触手を振り回し、巧妙な戦術でドリームキャンディに迫ります。しかし、ドリームキャンディはドリームブラストに向けて力を溜め込みます。

「終わりよ!ドリームブラスト!!」

ドリームキャンディが叫ぶと同時に、強力なエネルギー弾が彼女の手から放たれました。まるで夜空に輝く花火のような光がウツボカズラ女に向かって突き進みます。

ウツボカズラ女はそれを避けようと必死に反応しますが、ドリームキャンディの技の前には逃れることはできませんでした。ドリームブラストの一撃がウツボカズラ女に命中し、彼女は強烈な衝撃を受けて倒れ込みます。

商店街に静寂が戻り、ドリームキャンディは息を切らしながら捕虫器に向かいました。捕虫器の中のミラクルナイトは限界に達しており、倒れて意識を失っていました。

「奈理子さん…!」

寧々は急いで捕虫器の扉を開け、ミラクルナイトを抱きかかえます。

「しっかりして、奈理子さん!」

ドリームキャンディの声が耳に届くと、ミラクルナイトの意識が戻ります。

「ドリームキャンディ…ありがとう。あなたがいなければ私は…」

「奈理子さんが無事で何よりです…!」

ミラクルナイトはドリームキャンディに深く感謝しながらも、まだ彼女の正体を知りません。それは寧々の秘密であり、ミラクルナイトには知る由もありません。

商店街の人々はドリームキャンディの勇姿に感動し、再び拍手と歓声を送ります。そして、ウツボカズラ女を倒したドリームキャンディに感心し、ウツボカズラ女に果敢に挑んでいったミラクルナイトの勇気を称賛します。

寧々はドリームキャンディとして、強く立ち向かったことで自信を取り戻し、ミラクルナイトとしての奈理子も大切に思いながら成長していくでしょう。


商店街に静寂が戻る中、ミラクルナイトはウツボカズラ女にスカートを脱がされたままの姿でした。淡いブルーのパンツが露わになっていることに気づいた瞬間、恥ずかしさと戸惑いが彼女の表情に浮かびました。

その時、ドリームキャンディがミラクルナイトのスカートのことを思い出し、白いミラクナイトのコスチュームに青いパンツが映えて素敵だなと感じました。でも、彼女はやはり、一番奈理子っぽいパンツは白だと考えていました。白こそが奈理子とミラクルナイトの象徴と思えるのです。しかし、ドリームキャンディはそれ以上にミラクルナイトの弱々しい姿に気づきました。

ミラクルナイトが慌てて変身を解き、Tシャツと短パン姿の奈理子に戻ると、ドリームキャンディは彼女に近づきました。奈理子がドリームキャンディに向けて問いかけます。

「ドリームキャンディ、あなたは何故いつも私を助けてくれるの?何故そんなに強いの?」

ドリームキャンディはしばらくの間、静かに微笑みました。そして、優しく答えました。

「奈理子さんを守るのが私の使命だからです。私は奈理子さんを大切に思っているし、街の人たちも奈理子さんが大好きです。その思いが私を強くするのです。強さは単なる力だけではありません。心の中に仲間を思いやる気持ちがあるからこそ、私たちは強くなれるのです。」

奈理子はドリームキャンディの言葉にじっと耳を傾け、その言葉の意味を受け止めます。自分だけではなく、ドリームキャンディや他の仲間たちがいてくれることで、彼女自身も強くなれることに気づきました。

「ありがとう、ドリームキャンディ。私もミラクルナイトとして、仲間を守るために強くなりたい。」

ドリームキャンディは微笑みながら、奈理子の肩を優しく叩きました。

「奈理子さん、あなたは本当にすごいんですよ。だから私も強くなって、奈理子さんを守りたいんです。」

ドリームキャンディは奈理子の肩を抱きました。ドリームキャンディは心の中で奈理子の弱さを感じながらも、奈理子の強くなりたいという思いに感銘を受けました。戦いの中で結ばれた絆が彼女たちの戦いをより強固にし、次なる敵に立ち向かっていく覚悟を固めていくのです。


動画投稿サイトでは、ミラクルナイトとドリームキャンディの壮絶な戦いに視聴者たちが熱狂していました。特に、ミラクルナイトがスカートを脱がされるシーンは、多くの人々に感動を与えていました。

商店街に現れるウツボカズラ女との戦いは壮絶で、ミラクルナイトは勇敢に立ち向かっていましたが、触手に捕らえられる形となってしまいました。視聴者たちはミラクルナイトの白いスカートに淡いブルーのパンツが映える姿に驚きと感動を覚えました。これまでの奈理子のパンツのレパートリーに新しい色が加わったことで、彼女の成長と逞しさを感じ取ることができたのです。

しかし、奈理子はそのような反響を知る由もなく、ただドリームキャンディと共に戦い続けることに専念していました。戦いの合間にも彼女は学業に励み、数学の宿題に苦闘していたのです。

ミラクルナイトとドリームキャンディは、動画投稿サイトの人気だけではなく、商店街の人々にとっても希望と勇気の象徴となっていました。奈理子の心中には、ただひたすら仲間たちと共に戦い、日々の生活を頑張るという一貫した思いがありました。

次第に、奈理子の成長とドリームキャンディとの絆が、彼女の内面にも変化をもたらしていくのでした。

第45話へつづく)

あとがき