ミラクルナイト☆第159話
水都女学院の中庭。ベンチに腰掛け、考え込む奈理子の横で、菜々美が静かに見守っている。
「もっとミキサークロスチョップの回転を上げないと…」
奈理子は口元を手で押さえ、悩んでいた。
「わざわざミキサーみたいに粉砕しなくてもいいんじゃないの?」
菜々美が口にする。
奈理子は口籠る。
「だって、パイナップルジュースみたいにミキサーにかけた方が…」
菜々美は腕を組み、
「普通にミラクルキックでいいと思うけど。ドリアン男にもミラクルキックは通用したじゃないの」
と冷静に返した。
その言葉に奈理子はハッとした。確かに、ドリアン男との戦いでは、ミラクルキックが彼の硬い外殻に罅を入れた。最終的にはリボンストライクで勝利を収めたのだ。同じ戦法でパイナップル男も倒せるかもしれない。もしかすると、果物屋のおじさんが作っていたパイナップルジュースを見て以来、無意識にミキサーにこだわり過ぎていたのかもしれない、と奈理子は考えた。
しかし、奈理子の目に再び闘志の炎が灯る。
「いや、私はミラクルミキサークロスチョップを極めたいの。パイナップル男をパイナップルジュースにしてやるわ!」
奈理子の瞳には怒りが込められていた。パイナップル男たちに凌辱された屈辱が蘇り、彼女の決意をさらに強めていた。
菜々美はため息をつく。
「はぁ…アンタって本当に面倒臭い奴だね。また捕まって、エッチなことをされるかもしれないのに…」
菜々美は、奈理子がわざわざ新技を試さず、ミラクルキックなどでパイナップル男の動きを止めてリボンストライクで倒してしまえばいいのにと思っていた。
奈理子は強い口調で言い返す。
「たとえ身体がエッチな責めを受け入れようとしても、私は絶対に屈しないわ!」
その言葉に菜々美は一瞬言葉を失い、呆れながらも驚いた表情を浮かべた。
「アンタ、凄いね…」
そう言い残し、校舎へと戻っていった。
残された奈理子は、再び頭の中で技のことを考え始めた。
「空中で助走をたっぷり取って、錐揉み回転すれば…」
自分の戦いのイメージを膨らませながら、ミキサークロスチョップの回転を上げる方法を考え続けるのだった。
今日もミラクルナイトは敵と戦っていた。高速で水都公園の上空を飛び回りながら、パイナップル男とココナッツ男に立ち向かう。
「もっと回転を上げなきゃ…」
と、錐揉み回転を強化することに夢中になっているミラクルナイト。しかし、その隙を狙ってパインスライスが襲いかかる。
「きゃぁ~!」
パインスライスが直撃し、ミラクルナイトはそのまま墜落。地面に叩きつけられ、息を切らして立ち上がろうとするが、力が入らない。
「一人でクルクル回って、いったい何をするつもりなんだ?」
パイナップル男がニヤリと笑う。
「奈理子ちゃんは何がしたいの?」
とココナッツ男も疑問を口にする。二人には、ミラクルナイトの意図が全く読めていなかった。
「まぁ、いいさ。どうせ無駄なことだろう。ウズムシども、奈理子を捕まえろ」
パイナップル男の号令に、五人のウズムシ男が即座に動き、地面に倒れたミラクルナイトをがっちりと拘束した。
「うぅ…」
必死にもがこうとするミラクルナイトだが、体は全く動かない。ウズムシ男たちの手に捕らえられ、ミラクルナイトはそのまま連れ去られてしまった。
そして、弄ばれた後、ミラクルナイトは水都市水玉池営野球場の鉄塔型照明灯に磔にされ、ボロボロにされながらも美しい姿を晒されることとなる。野球場の高校球児たちは、その光景に目を奪われていた。ミラクルナイトの姿は、高校球児たちの目の前で無残に披露されてしまったのだ。
「新必殺技…ミラクルミキサークロスチョップ…まだ完成しないなんて…」
ミラクルナイトの心に悔しさが渦巻く。必殺技の完成までの道のりは、まだ遠いようだった。
水玉池運動公園にある児童公園。ここでは、再び敗北したミラクルナイトが大の字に手足を縛られて登り棒に吊るされていた。彼女のコスチュームこそまだ身につけているものの、白いブラとショーツは無惨にも彼女の隣に並んで吊るされている。目の前に広がる光景は、市民たちの視線を釘付けにしていた。
群衆の中を掻き分け、ドリームキャンディが現れる。
「奈理子さん…」
と、彼女はミラクルナイトを見上げ、声を掛けた。
「キャンディ…」
吊るされたまま、力尽きた奈理子はかすかに目を開くが、身動きひとつできない。
ドリームキャンディの瞳には冷たい光が宿っていた。
「何故、私が来る前に毎回やられてしまうんですか?奈理子さんはそんなに弱くないはずです。」
彼女の言葉は鋭く、奈理子の胸に突き刺さる。
「私は…」
奈理子は言葉を探したが、何も出てこなかった。
風が吹き、ミラクルナイトのスカートを揺らす。吊るされている彼女のスカートの中が丸見えになり、ドリームキャンディの冷たい視線がそこに注がれる。
「新しい技を試しているのはわかりますが、負けてばかりじゃダメです。毎回こんな目に遭って、恥ずかしくないんですか?パンツを穿いてないのにスカートの中、丸見えですよ」
辛辣な言葉に、ミラクルナイトは羞恥に顔を赤らめて、顔を背けた。
「見ないで…」
と、彼女は弱々しく呟く。
ドリームキャンディはキャンディチェーンを振りかざし、奈理子は一瞬怯えるが、チェーンは彼女の下着を吊るしていたロープを斬り落とした。
「奈理子さん、新しい技を考えているなら、私や凜さんを頼ってください。いきなり実戦で試すのは危険すぎます」
と、汚れた奈理子の白い下着を手にしながら、彼女は忠告した。
「キャンディ…」
と、ミラクルナイトは呟く。すると、ドリームキャンディは厳しい目を向けた。
「奈理子さん、特訓しましょう。このままじゃダメです。」
ミラクルナイトはすがるように、
「キャンディ…早く降ろして…」
と頼んだが、ドリームキャンディは首を横に振る。
「これも特訓です。自力で降りてください。」
こうして、ミラクルナイトの特訓が始まった。彼女は果たしてドリームキャンディの厳しい特訓に耐え、新必殺技ミラクルミキサークロスチョップを完成させることができるのだろうか?
「キャンディ、それは厳しすぎよ。」
風間凜が水宝池運動公園の児童公園に現れた。ミラクルナイトが敗北し吊るされている姿を目にして、厳しく指導するドリームキャンディを見守っていた市民たちは、巫女装束の風間凜の登場にどよめいた。
「奈理子を降ろしてあげなよ。」
凜は優しく声をかける。
「ミラクルナイトの力は無限のはずです。」
ドリームキャンディはそのまま譲らない。
「でも、今の奈理子は力尽きてる。しかも丸見えじゃん。」
凜は、ドリームキャンディが握り締めている奈理子の下着に目をやり、その後で吊るされているミラクルナイトを見上げた。ドリームキャンディも視線を上げる。今日は珍しく、ミラクルナイトはアイマスクもコスチュームもまだ身につけていた。ただ、上下の下着だけが抜き取られて晒されているというのは、今までにない異様なパターンかもしれないと思った。
「ミラクルパワーは使えないんですか?」
ドリームキャンディがミラクルナイトに問いかける。しかし、ミラクルナイトは答えず、必死にロープを外そうと体を震わせていた。力が残っていれば、もうミラクルパワーを使っているはずだ。彼女の両手を縛るロープは固く、非力なミラクルナイトにはどうしようもなかった。
「キャンディ、助けてあげなさい。」
凜が再び促す。ドリームキャンディは一瞬逡巡したが、
「奈理子さん、動かないで。」
と言いながらキャンディチェーンを振り、ミラクルナイトの拘束を解いた。力尽きたミラクルナイトが落ちかけるのを受け止める。
「奈理子さん、帰ったら特訓ですよ。」
ドリームキャンディはミラクルナイトに下着を手渡した。困惑した顔のミラクルナイトは言葉を返せない。無力感と羞恥で心がいっぱいだった。
「クルクル回りたいんでしょ?私に任せて。」
凜は優しく微笑み、ミラクルナイトに言葉をかける。そんな凜の言葉が、ミラクルナイトにとって一筋の救いだった。不甲斐ない自分が情けなく、ミラクルナイトは声が出ないまま、静かに顔を俯かせていた。
放課後、今日も水都公園の遊歩道でミラクルナイトとして戦う奈理子。彼女の通学路で待ち伏せしていた五人のウズムシ男たちに包囲されていた。じりじりと狭まる包囲網。ミラクルナイトは五人のウズムシ男たちを警戒しながら、向きをこまめに変え、隙を伺っていた。
その時、風が吹き抜け、ミラクルナイトのスカートをふわりと巻き上げた。
「おお!奈理子の純白パンティ!」
「綿パンだぜ!」
「いいもの見れたぜ!」
と歓喜の声を上げるウズムシ男たち。彼らは一瞬の油断を見せた。しかし、その隙をミラクルナイトは逃さなかった。瞬時に白い翼、ミラクルウイングを広げ、一気に空へ舞い上がる。
「ミラクルアクアティックラプチャー!」
ミラクルナイトはためらわず、水のオーラをウズムシ男たちに放った。水の奔流が押し寄せ、ウズムシ男たちは悲鳴を上げる。
「うわッ!」
「逃げろ!」
と混乱する中、三人のウズムシ男が水のオーラに取り込まれ消滅。残るウズムシ男は二人。
空中から地上の敵を狙うのは、経験豊富なミラクルナイトにとって難しくない。しかし、長時間空中に滞在するのは危険だ。近くにパイナップル男が潜んでいるはずだった。空に長く留まっていると、パイナップルブーメランが飛んでくる可能性が高い。そこでミラクルナイトは安全な距離を取り、地上に着地した。
非力な自分では腕力でウズムシ男たちに敵うわけがない。しかし、距離を保ちながら水のオーラで攻撃すれば、ウズムシ男はそれほど恐ろしい相手ではない。セイクリッドウインドが来てくれるまで、絶対に負けるわけにはいかない。ウズムシ男を片付ければ、次は本命のパイナップル男とココナッツ男が出てくるはずだ。奈理子は強い決意で残る二人のウズムシ男を見据えた。
「本当の戦いはこれから…負けない!」
心の中で誓い、ミラクルナイトはその場に踏みとどまった。
だが、ウズムシ男たちも彼女の動きを読んでいた。彼らは一箇所に固まらず、左右からミラクルナイトを挟み込むように動き出す。これなら、たとえミラクルナイトが一人のウズムシ男に水のオーラを放ったとしても、もう一人が背後から彼女を捕まえることができるのだ。捕えることができれば、非力なミラクルナイトなどウズムシ男の敵ではない。
「このままでは…」
焦りがミラクルナイトの表情に浮かぶ。強い攻撃を仕掛ければウズムシ男が分裂してしまう。接近戦になれば、圧倒的に不利だ。ミラクルナイトは迷うことなく再びミラクルウイングを広げ、空へと舞い上がった。
「ミラクルアクア……あぁんッ!」
彼女がミラクルアクアティックラプチャーを放とうとした瞬間、鋭い感覚が襲う。パインスライスが股間を掠め、ミラクルナイトの動きを封じた。バランスを崩し重力に引き寄せられ、無残にも地面に叩きつけられる。
すぐさま、二人のウズムシ男がミラクルナイトの両腕を捕まえ、彼女を逃がさない。
「ヘヘっ、捕まえたぜ、奈理子!」
「今日も気持ちいいことしようぜ」
嬉々としてミラクルナイトを組み伏せるウズムシ男たち。
「うぅ…」
力無く喘ぐ奈理子。その時、黄色い光が水都公園に差し込み、ドリームキャンディが姿を現した。
「奈理子さんを虐める者は、中学生戦士ドリームキャンディが許しません!奈理子さんを離しなさい!」
ドリームキャンディが怒りのこもった声で叫び、キャンディチェーンを地面に叩きつける。しかし、ウズムシ男は嘲笑し、
「何言ってんだ。奈理子を助けて欲しければ、その危ない鞭を捨てろ!」と返す。
「くッ!」
ミラクルナイトを人質に取られたドリームキャンディは、手を出せずにいる。その怒りは、ミラクルナイトに向けられた。
「奈理子さん、どうしてウズムシ男なんかに捕まるんですか!?」
怒りをぶつけるドリームキャンディに、奈理子は申し訳なさそうに
「ごめん、キャンディ…」
と小さく謝る。
ウズムシ男たちはミラクルナイトを膝立ちにさせ、両腕をしっかりと掴んでいた。その視線はミラクルナイトのプリーツスカートに向けられていた。
「奈理子のスカート脱がしてやろうぜ」
「いいねー、綿パン丸出しにしよう!」
楽しげな声でウズムシ男たちがスカートに手を伸ばす。
「いや、やめて!」
必死に体を揺らすミラクルナイト。追い詰められたミラクルナイトは、体を輝かせ、ミラクルパワーを発動させようと試みる。しかし、突然、パイナップルの甘い香りが周囲に漂い始める。
「待て、ウズムシ男」
現れたのはパイナップル男だった。そして、その後ろにはココナッツ男も現れる。
さらに、緑色の光が舞い降り、
「奈理子、大丈夫?」
と、セイクリッドウインドも登場する。こうして、水都公園の遊歩道に役者が揃った。
ウズムシ男は、掴んだミラクルナイトのスカートに手を止めた。
「奈理子のスカートを脱がすのはダメだ!」
パイナップル男が強く言う。その言葉に一瞬、場が静まる。
スカートを脱がされそうになっていたミラクルナイトを救ったのは、まさかのパイナップル男だった。ドリームキャンディが驚きながら問う。
「どうして奈理子さんのスカートを脱がすのがダメなの?」
これは、一年以上続いてきた敵の定番行動のはずだ。
パイナップル男は深く溜息をつき、ミラクルナイトを指さす。
「お前たちは何も分かっちゃいない…奈理子を見ろ。今、奈理子のパンツはプリーツスカートで隠されている。何故だ?」
セイクリッドウインドが首をかしげながら答える。
「そりゃ、パンツは人に見せるものじゃないからでしょ?」
「そう。あのプリーツスカートは奈理子のパンツを守っているんだ」
パイナップル男は頷く。
「でも、貴方は奈理子さんのパンツが見たいんでしょう?スカートは邪魔じゃないの?」
ドリームキャンディも疑問を投げかける。
パイナップル男は首を振り、真剣な表情で言った。
「奈理子のパンツがスカートからチラリと見える、その瞬間こそが至高なんだ。守るべき奈理子のパンツを守りきれなかったスカートの無念さと、パンツを見られてしまった奈理子の恥じらい。奈理子の顔、スカート、パンツ。この三つがセットでこそ、最高の魅力なんだよ!」
「変態さんだ…」
ミラクルナイトは呆れたように呟く。
「確かに、奈理子のパンツはスカートとセットの方がそそられるな」
とウズムシ男も納得するように頷いた。
「そうだったんだ…」
ドリームキャンディは、今までパイナップル男がミラクルナイトのスカートを脱がさなかった理由をようやく理解した。
しかし、パイナップル男は鋭い目でドリームキャンディに言い放った。
「飴玉娘、お前は奈理子の足元にも及ばない。」
「な、何故…?」
驚きと不安に怯むドリームキャンディ。
「生パンでなくブルマなのは許せる。だが、そのコスチュームは何だ?!」
パイナップル男はドリームキャンディの黄色いドレスを指差す。その丈は膝下まであり、中には幾重にもペチコートが重なっている。彼女の下半身は、まるで鉄壁の防御のようだった。
「それでは、男の心を掴むことはできないぞ!」
「ガーン!」
ドリームキャンディに衝撃が走る。奈理子の弟、隆に想いを寄せているドリームキャンディ=寧々は、奈理子に勝てないまでも、負けないくらい魅力的になりたいと思っていた。だが、奈理子のようにパンツを人に見せる勇気はない。パイナップル男の厳しい指摘に打ちのめされ、ドリームキャンディはその場に崩れ落ちてしまった。
「キャンディ、何してんの!奈理子も、さっさとミラクルパワーを使いなさい!」
セイクリッドウインドが叫び、事態を引き戻す。
「ハッ…!ミラクルパワー!」
我に返ったミラクルナイトが水色の光を放ち、ウズムシ男たちを吹き飛ばす。そして、
「ミラクルアクアティックラプチャー!」
水のオーラが二人のウズムシ男を消し去った。
「変態さんには負けない!勝負はこれからよ!」
ミラクルナイトは力強く宣言し、パイナップル男とココナッツ男を鋭く睨みつけた。
「奈理子さん、これを!」
ドリームキャンディが素早くパイン飴をミラクルナイトに差し出した。
「ありがとう」
ミラクルナイトはそれを受け取り、口に含む。これでパイナップル男の香りに惑わされることはないはずだった。しかし、パイナップル男は不敵な笑みを浮かべながら言い放った。
「匂いは防げても、これは防げまい!」
次の瞬間、パイナップル男は二人に向かって突進してきた。
「奈理子さん、危ない!」
ドリームキャンディがとっさにミラクルナイトの前に立ち、庇おうとするが、パイナップル男の強烈なタックルが二人をまとめて吹き飛ばした。
「うぅ…重い…」
ドリームキャンディが気を取り戻し目を開くと、目の前に奈理子の白いパンツが広がっていた。ミラクルナイトはドリームキャンディの顔に股間を乗せたまま、うつ伏せに倒れこんでいたのだ。さらに、ミラクルナイトの頭はドリームキャンディの股間に埋もれていた。
「奈理子さん、のいてください!」
ドリームキャンディは必死にミラクルナイトのスカートを捲り上げられたままのパンツ尻をパンパンと叩いたが、返事はない。
「まさか…」
ドリームキャンディは心配そうにミラクルナイトの顔を覗き込む。そして、嫌な予感が的中した。
「やっぱり…」
ミラクルナイトは気を失っていた。
「あれくらいの衝撃で気を失うなんて…奈理子さん、打たれ弱すぎですよ」
ドリームキャンディは無力感に苛まれながら、スカートが捲れ上がりパンツ丸見えのミラクルナイトを見下ろした。
「奈理子ちゃんはもう終わり?」
とココナッツ男が嘲笑する。
「同じパンモロでも、スカートを穿いている方が奈理子の可愛らしさが引き立つだろ」
とパイナップル男が同調しながら続けた。
テレビ局の撮影ドローンが、倒れたミラクルナイトの無残な姿をカメラに収めようと近寄る。パンツが無防備に晒されたミラクルナイトの姿に市民たちの視線も集まる。
「見世物じゃないから、撮らないで!」
セイクリッドウインドが鋭くドローンを追い払った。
「奈理子さん、起きてください」
ドリームキャンディは焦りながらミラクルナイトの頬をパンパンと軽く叩く。
「んッ…」
ミラクルナイトは小さく呻きながら、ゆっくりと目を開けた。
「奈理子、特訓の成果を見せるんでしょ!」
セイクリッドウインドが力強く声を掛けた。
「そうだ…私は負けちゃいけない…」
ミラクルナイトは目を覚まし、ドリームキャンディとセイクリッドウインドに支えられながら立ち上がった。その瞳には再び強い決意が宿っていた。
ミラクルナイト、ドリームキャンディ、セイクリッドウインドの三人は、パイナップル男とココナッツ男を前に、再び戦いの火蓋を切った。場所は水都公園の遊歩道。夕方の光が差し込み、公園には緊張感が漂っていた。
「いくわよ、二人とも!」
ミラクルナイトが気合いを入れる。
「はい、奈理子さん!」
ドリームキャンディがキャンディチェーンを構え、セイクリッドウインドもガストファングを手にして頷く。
パイナップル男が不敵な笑みを浮かべ、
「奈理子、今日もヒイヒイ鳴かしてやるよ」
と挑発する。
「今日はそうはいかないわ!」
ミラクルナイトが白い翼を広げ、空中に舞い上がる。
「ミラクルアクアティックラプチャー!」
水のオーラを放ち、パイナップル男とココナッツ男に攻撃を仕掛けた。だが、パイナップル男はその攻撃を受け流すように両手を広げた。硬い外殻が水のオーラを弾き、ダメージを受けることはない。
「そんな攻撃、効かないぜ!」
パイナップル男は手に持っていたパインスライスをミラクルナイトに投げつける。
「パイナップルブーメラン!」
「当たらないわ!」
ミラクルナイトはすかさずミラクルウイングを羽ばたかせ、パインスライスを避けるが、ココナッツ男がその隙を逃さず突く。
「ココナッツミルク攻撃だ!」
ココナッツ男の両手から発射される濃厚なココナッツミルクが、ミラクルナイトを襲う。
「やらせない!」
セイクリッドウインドがガストファングを振り、強烈な風の刃をココナッツ男に放つ。
「ウィンドスラッシュ!」
風の力がココナッツ男のココナッツミルクの軌道を変え、なんとかミラクルナイトを守る。
「セイクリッドウインド、ありがとう!」
ミラクルナイトは一瞬の安堵を感じるが、次の瞬間、パイナップル男が再び襲いかかる。
「お前たちには勝てないってことを、しっかり体に教えてやるよ!」
パイナップル男が素早く距離を詰め、ドリームキャンディに向けて突進する。
「奈理子さんを守る!」
ドリームキャンディはキャンディチェーンをパイナップル男に振り下ろすが、その硬い外殻に打撃はほとんど通じない。
「くっ、固すぎる…!」
「俺にはそんな鞭じゃ効かないんだよ!」
パイナップル男はキャンディチェーンを弾き飛ばし、ドリームキャンディに強烈なタックルを浴びせる。
「あぁっ!」
ドリームキャンディが吹き飛ばされ、地面に転がる。
「キャンディ!」
ミラクルナイトが叫ぶが、そこにココナッツ男がジャンプして突進してくる。
「ココナッツバスター!」
強力な打撃を受け、ミラクルナイトは空中から地面へと叩きつけられた。
「これで終わりじゃないぞ!」
パイナップル男がすかさず追撃し、パインスライスを次々と投げつける。ミラクルナイトは立ち上がろうとするが、次々と襲いかかるスライスに防戦一方。
「くっ…!」
セイクリッドウインドが再びガストファングを振るい、
「ウィンドスラッシュ!」
と風の刃を飛ばすが、パイナップル男はそれすらも跳ね返す。
「そんなんじゃ俺は倒せない!」
と嘲笑うように言った。
ミラクルナイト、ドリームキャンディ、セイクリッドウインドの三人は徐々に押し込まれていく。ミラクルナイトは立ち上がろうとするが、身体のダメージと焦りが重なり、なかなか反撃の機会を掴めない。ドリームキャンディもセイクリッドウインドも苦戦し、劣勢のまま戦いは続く。
「奈理子ちゃん、ここで捕まる?それとも、俺たちにもっと苛められる?」
ココナッツ男が挑発するように声をかける。
「まだ…終わってないわ!」
ミラクルナイトは立ち上がり、再び戦う意志を見せるが、状況は依然として厳しいままだった。
「私は負けない!」
ミラクルナイトが強く叫ぶと、風が彼女のスカートをひらりと舞い上げた。
「いいねぇ、奈理子のパンチラ最高だ!掛かって来い!」
パイナップル男が、奈理子の太股と白いパンツを目に焼き付けながら、手招きして挑発する。
「私たちがいることを忘れないでよ!」
「そうよ、奈理子さんは私たちが守る!」
セイクリッドウインドとドリームキャンディがパイナップル男に向かって飛び掛かる。しかし、その瞬間、二人の周囲で次々と爆発が起こった。ココナッツ男がココナッツグレネードを放ったのだ。
「風間凜とキャンディちゃんの相手は俺がしてやるよ」
彼は爆風の中、二人の前に立ちはだかる。
「凜さん!キャンディ!」
ミラクルナイトが振り返って叫んだ。その一瞬の隙を、パイナップル男は見逃さない。
「うぅ!」
ミラクルナイトはパインスライスを頭から被せられ、拘束されてしまった。
「よっしゃ。奈理子を手に入れたぞ」
パイナップル男は満足げに笑う。パインスライスがギリギリとミラクルナイトの胸元を締め付け、彼女の苦しそうな喘ぎ声が響く。
「がはぁ…あぁ…」
「ドリアン男、マンゴー男…俺は大切な友を失った。二人とも奈理子の可憐さに惑わされたんだ」
パイナップル男はミラクルナイトを高々と持ち上げ、彼女のスカートが捲れ上がり、白いパンツが露わになる。耐えるミラクルナイトの顔には、決意と苦痛が混じった表情が浮かんでいた。
「奈理子は美しい…美の極致だ。ドリアン男とマンゴー男がやられたのも仕方がない…並の女子高生とは格が違う」
パイナップル男は彼女の美脚と露わになったパンツに熱い視線を注ぎ、ゆっくりと締め付けを強めていく。
「私は…水都の…守護神ミラクル…ナイト…負けない…」
ミラクルナイトがか細い声で呟くが、圧倒的な力に成す術もない。涙が溢れ、彼女の瞳に無力感が漂う。
「なるべく痛めたくないから、ゆっくり締めてやるさ」
パイナップル男は冷笑を浮かべる。
「私は…水都の守護神…」
「奈理子は、か弱い女子高生だ」
パイナップル男が言い放つ。
(やっぱり、私ではパイナップル男には勝てない…)
ミラクルナイトが心の中で諦めた瞬間、彼女の体は緊張の糸が切れ、失禁してしまった。ジョオオオ…と音を立て、奈理子の股間が濡れていく。
「奈理子、諦めちゃダメよ!」
セイクリッドウインドが叫んだ。だが、すぐにココナッツ男が彼女に襲いかかる。
「風間凜の相手は俺だよ!ココナッツパームクラッシュ!」
巨大なココナッツが迫る。
「させない!」
ドリームキャンディがロリポップハンマーでココナッツの攻撃を弾き返す。
「ココナッツ男は私に任せて、凜さんは奈理子さんを!」
ドリームキャンディが叫び、セイクリッドウインドはガストファングを構えた。
「奈理子を離しなさい!」
彼女の鉄扇から発生した竜巻がパイナップル男とミラクルナイトを巻き込み、激しい風の渦の中へと飲み込んだ。
竜巻に巻き上げられるミラクルナイトとパイナップル男。空中で激しい風が舞い、混乱が広がる中、セイクリッドウインドは竜巻に飛び込み、
「奈理子、しっかり!」
と叫びながら、パインスライスに拘束されたミラクルナイトを抱きしめた。しかし、ミラクルナイトは気を失っており、反応はない。
「邪魔をするな!酸性果汁を喰らえ!」
怒りを露わにしたパイナップル男が叫びながらパイナップルの果汁を放った。
「うわッ!…これは…?!」
セイクリッドウインドのコスチュームは、酸性の果汁に触れ、じわじわと溶け始める。
「このままでは…」
彼女の顔には焦りが走った。
「先ずは風間凜から始末してやる!ココナッツ男、行くぞ!」
パイナップル男が叫び、攻撃を指示する。
「おう!奈理子と一緒に風間凜もお持ち帰りだ!」
ココナッツ男が応え、ココナッツパームクラッシュでドリームキャンディを殴りつける。ドリームキャンディは地面に吹き飛ばされ、苦しそうに呻いた。
「パイナップルスピンチャージ!」
「ココナッツバースト!」
二人の怪人が一斉にパインスライスとココナッツの猛攻をセイクリッドウインドに向けて放つ。二重に繰り出される攻撃に対し、セイクリッドウインドは身構えるが、
「くッ…凜さん、危ない!」
と叫びながら、ドリームキャンディが立ち上がり、セイクリッドウインドの前に飛び出した。
ドリームキャンディのコスチュームはパインスライスに切り刻まれ、さらに、次々と炸裂するココナッツの破片が彼女を襲う。周囲はパイナップルとココナッツの破片に包まれ、爆発の余波が広がる中、彼女の身体が宙に浮く。
パイナップル男とココナッツ男の攻撃はまだ止まらない。ドリームキャンディに向かって突進する。
「トロピカルクラッシュ!」
強烈なダブルタックルを受けたドリームキャンディは吹き飛ばされた。パイナップル男とココナッツ男の合体攻撃トロピカルデストラクションだ。
「キャンディ!」
セイクリッドウインドが叫び、地面に叩きつけられたドリームキャンディに駆け寄る。倒れた彼女を抱き起こすと、ドリームキャンディは薄く目を開け、
「凜さんがやられたら…奈理子さんの特訓が無駄になるから…」
と弱々しく告げ、力尽きたように意識を失った。
「さすが中学生戦士ドリームキャンディ。まだ子供だが、見事な最期だったな」
「でも、俺たちが持ち帰りたいのは、お子様のドリームキャンディじゃなくて、奈理子ちゃんと風間凜だからな」
パイナップル男とココナッツ男は、冷たく笑いながら、コスチュームを溶かされて肌を露わにするセイクリッドウインドに視線を向けた。
「奈理子、早く起きて…」
セイクリッドウインドは倒れるミラクルナイトを見つめるが、彼女はまだパインスライスに拘束され、気絶したままだった。
パインスライスに拘束されたまま、ミラクルナイトは夢を見ていた。甘いメロンの香りが漂ってくる。
「メロンの香り…香丸さんだ!」
奈理子はそう確信し、辺りを見回すが、香丸の姿はどこにも見えない。不安が胸を締めつける。
「香丸さん、どこ?」
早く香丸に会いたい、抱きしめてほしいという気持ちが強くなる。しかし、周囲には静寂が広がるばかりだった。
そのとき、ふと聞こえたのはライムの声だった。
「違う、これはメロンの香りじゃない」
奈理子は一瞬ギクッとし、反射的に声のする方を振り向いた。
「違うのライム、私が好きなのは…ライムだけ…」
必死に弁解しようとするが、ライムの姿はどこにもない。
「ライム…」
奈理子が呟いた瞬間、甘い香りは次第に酸味を帯びたものへと変わっていった。
「この匂い…パイナップル…パイナップル男!」
その瞬間、ミラクルナイトの目がパチリと開いた。夢から覚めると同時に、現実の厳しさが押し寄せてくる。身体はまだパインスライスに拘束されたままで、身動きができない。
「ハッ…やだ…私、漏らしてる…」
羞恥がミラクルナイトを襲う。失禁している自分の状態に気づくが、拘束されたままでは隠すこともできない。しかも、テレビ局の撮影ドローンが自分の姿を捉えているのが目に入る。
「いやぁ…撮らないで…」
ミラクルナイトの心は恥ずかしさでいっぱいだった。
その時、耳に飛び込んできたのは、レオタードを半分溶かされたセイクリッドウインドの悲鳴だった。セイクリッドウインドの周囲で次々と爆発が起こっている。
「凜さん!」
彼女の目には、既に倒れているブルマー姿のドリームキャンディの姿も映っている。ミラクルナイトは状況を一瞬で理解した。自分とドリームキャンディは倒れ、セイクリッドウインドが孤軍奮闘しているのだ。体内から溢れ出す聖なる力が、ミラクルナイトの身体を水色に輝かせる。
「ミラクルパワー!」
彼女は叫び、パインスライスを聖なる力で弾き飛ばした。
「風間凜、これで終わりだ!」
「トロピカルクラッシュ!」
パイナップル男とココナッツ男が、セイクリッドウインドに向かって猛然と突進してくる。だが、セイクリッドウインドにはそれを躱す力はもう残っていなかった。
トロピカルデストラクションが決まるかと思われたその瞬間、水色の光が空を裂き、パイナップル男に向かって飛び込む。
「ミラクルキック!」
ミラクルナイトの水色に輝くキックが、パイナップル男に炸裂した。
「ぐおっ!」
その衝撃により、パイナップル男の突進が止まる。
「何だ?」
ココナッツ男も、突然の復活を遂げたミラクルナイトに驚き、足を止めた。
しかし、ミラクルナイトはその隙を見逃さない。彼女は勢いを保ちながらココナッツ男に向かって飛び、
「ミラクルヒップストライク!」
とヒップアタックを放つ。その攻撃はココナッツ男に直撃し、
「フガッ!」
と呻きながら彼はたたらを踏んだ。
「奈理子!」
セイクリッドウインドが叫ぶ。
「凜さん、今日こそパイナップル男を倒します!」
ミラクルナイトは決意を胸に宣言し、再び戦いの態勢を整えた。
「奈理子、いくよ! 超電磁タツマキ!」
セイクリッドウインドがガストファングを振り、巨大な竜巻を発生させた。風が激しく巻き上がり、周囲の木々を揺らし、戦場に緊張が走る。
「俺としたことが…、一瞬、奈理子のパンチラキックに見とれてしまった…」
パイナップル男は、先ほど受けたミラクルキックの衝撃で、硬い外殻にヒビが入っている。
「痛かったけど、奈理子ちゃんのお漏らしパンツ…、気持ち良かった…」
ココナッツ男もまた、顔面に受けたミラクルヒップストライクの余韻を感じながら、笑みを浮かべていた。
ミラクルナイトは迫りくる竜巻を見据え、決意を固めた。
「怖いけど、この技で決める!」
そう言って竜巻に自ら飛び込んだ。風に舞い上がり、体を竜巻の中で回転させていく。
「自分から竜巻に飛び込むなんて、奈理子は何やってるんだ?」
パイナップル男は驚き、竜巻の頂上まで舞い上がったミラクルナイトを見上げた。
「超電磁スピン!」
ミラクルナイトは竜巻の頂点で激しい錐揉み回転を始めた。全力で身体を回し、敵に向かって加速していく。
「あんなにクルクル回って、目が回らないのか?」
ココナッツ男も、その動きに不思議そうな顔をしながら見上げた。
「奈理子、特訓の成果を見せてやりな!」
セイクリッドウインドが叫んだ。その声がミラクルナイトの背中を押す。
両腕を交差させたミラクルナイトは、竜巻の突端で高速回転しながら、パイナップル男に突撃していく。
「わっ!何だ!?」
危機を感じたパイナップル男だったが、ミラクルキックのダメージで逃げる余力は残っていない。それに、以前に受けた未完成なミラクルスピンクロスチョップの傷がまだ完全には癒えていなかったのだ。
「パイナップル男、逃げろ!」
ココナッツ男がとっさに身を挺してパイナップル男を突き飛ばす。竜巻と共に迫るミラクルナイトはすぐ目の前にいた。
「ミラクルスピンクロスチョップ!」
ミラクルナイトが錐揉み回転しながら、腕を開き、ココナッツ男に手刀を叩き込む。
「うおおお!」
耐えるココナッツ男だが、ミラクルナイトの圧倒的な回転の力は止まらず、ココナッツミルクが周囲に散っていく。ミラクルスピンクロスチョップはついにココナッツ男を貫いた。
「ココナッツ男!」
パイナップル男が叫ぶ。ココナッツ男の体には大きな穴が空き、その体が水色の光に包まれていく。
「パイナップル男…奈理子のお漏らしパンツは…いい匂いだった…」
ココナッツ男は力なく呟いた。
「バカな…何故、俺を助けた?!」
パイナップル男は驚愕して叫ぶ。
「パイナップル男、お前は生きて…俺の分も奈理子ちゃんのパンツを楽しんでくれ…」
ココナッツ男はそう言い残すと、静かに消滅していった。
残されたパイナップル男の目に、悲しみと怒りが交差した。彼の心には復讐の炎が燃え始めた。
「見たか!電磁の必殺技。怒りを込めて、嵐を起こしてやったわ!」
セイクリッドウインドは息を切らしながらも、誇らしげに言葉を放った。しかしその直後、ミラクルナイトはフラフラとした足取りで、
「電磁って何…??」
と呟きながら、力尽きるようにその場に倒れてしまう。竜巻に乗った高速回転で、目が回ってしまったのだ。
ココナッツ男を失い、呆然と立ち尽くすパイナップル男。
「奈理子…ココナッツ男の無念を晴らすため、必ずお前は俺のものにする」
と、彼は意識が朦朧としながらも、片膝をついて何とか立ち上がろうとしているミラクルナイトを見据えて宣言した。
「私は…ものじゃない…」
ミラクルナイトもまた、クラクラしながら必死に片膝をつき、震える声で言い返す。戦いの疲労で彼女のスカートの裾がはだけ、白いパンツが覗いている。その美しさにパイナップル男の目が釘付けになる。
「このまま戦い続けることもできるが、このまま戦い続けるのは得策ではない…。今日はここまでにしてやる」
パイナップル男が受けたダメージも小さくはなかった。ミラクルナイトのパンチラをしっかりと目に焼き付けたパイナップル男は、静かにその場を去った。
「見逃してくれたみたいだね…」
セイクリッドウインドは、まだ気を失っているドリームキャンディを背負いながら、ミラクルナイトに言った。ドリームキャンディは気を失い、ミラクルナイトとセイクリッドウインドも既に戦える状態ではなかったのだ。
「うん…凜さん、ありがとう。凜さんのおかげで、パイナップル男は倒せなかったけど、ココナッツ男は倒せたよ」
ミラクルナイトは、感謝の気持ちを込めてセイクリッドウインドに微笑みかけた。
「それは、奈理子の特訓の成果だよ」
とセイクリッドウインドは優しく返す。
「次こそ、パイナップル男を倒してみせる…」
ミラクルナイトは決意を新たにした。
「その前に、奈理子は早く帰ってパンツを変えなきゃね」
セイクリッドウインドは、奈理子のお漏らししたパンツを見て冗談を言い、二人は笑顔を交わす。
「立てる?」
と凜が手を差し出すと、ミラクルナイトは力強くそれを握り返す。二人が手を取り合い、夕日が沈みゆく中、三人のヒロインを暖かく照らしていた。
(第160話へつづく)












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