ミラクルナイト☆第102話
勅使河原の執務室では、オウムガイ男とカブトガニ男の敗北の報告が行われていた。オウムガイ男は殻と無数の触手、カブトガニ男は背甲と鋭い尾剣、それぞれ独特な攻撃手段を持っており、攻防に優れた強者であったにも関わらず、ミラクルナイトとドリームキャンディによって敗れ去ったのだ。
勅使河原は深く考え込みながら、
「ミラクルナイトは成長しているな」
とつぶやいた。そんな彼の前で、渦巻は続ける。
「しかし、ミラクルナイトと戦いたがる者が増えております。特にカニ男がそうです」
と報告した。
カニ男は、カニカゲロウの活躍に焦りを感じていた。同じ蟹であるシオマネキ女には関心はなかったが、蟹と蜉蝣の能力を併せ持つカニカゲロウの登場により、カニ男は自分こそが真の蟹の怪人であると誇示したいと強く願っていた。
「シオマネキ女やカニカゲロウ以上の恥辱を奈理子に与えてやると息巻いております」
と渦巻が説明した。
これを受け、勅使河原は冷静に指示を出す。
「やらせてやれ。邪魔が入らないようにハクサイ男を付けてやれ」
と。渦巻はそれに、
「蟹の味覚を引き立てるのはやはり白菜ですな」
と応じた。
水都の守護神ミラクルナイト、その正体は美少女奈理子。彼女に迫るカニ男の魔の手。奈理子はこの新たな脅威にどう立ち向かうのか?勅使河原の執務室からの指令と共に、新たな物語が動き始めていた。
学園祭で賑わう水都大学の特設ステージ。ここに、水都中学の制服姿の奈理子が立っていた。彼女は、水都の守護神ミラクルナイトとして知られる美少女。その人気は大学生の間でも絶大で、彼女のトークショーのチケットは瞬く間に完売した。司会進行を務めるのは、このイベントを企画した水都大学の奈理子ファンクラブ会長、成好。初めは緊張していた奈理子も、司会進行役である成好の巧みなリードにより徐々にリラックスし、ファンからの質問に軽快に答え始める。
その様子を後方の席から見守るのは、カオリ、香丸、不知火の三人。成好が鉄山、カオリ、香丸の三人のチケットを手配してくれたが、鉄山は学園祭の興行で学生レスラー引退試合が組まれているため、カオリが鉄山の代わりに清流大学の不知火を誘ったのだ。
甘いマスクの香丸は、カオリに向かって
「鉄山さんのところに行かなくてよかっんですか?」
と茶化しながら尋ねると、カオリは
「男ばかりのムサ苦しいのは嫌いなのよ」
と応えた。香丸は、ふ~んと一言、カオリを見ながら
「奈理子のイベントってよく襲われるんですよね」
と何かを期待しているようだった。
「ファンを前に得意気の奈理子を見てたら苛めたくなってくるよね」
とカオリが同意すると、突然
「あ、あれは…」
と巨漢の不知火が何かに気付く。
奈理子のイベントは、彼女がミラクルナイトであることを知る多くの人々にとって、ただのトークショー以上の意味を持っていた。しかし、誰もが知らないのは、この平和な雰囲気の中で、新たな脅威が静かに忍び寄っていることだった。
不知火が気づいたのは、会場に潜む怪人の存在。水都の平和を守るミラクルナイト、奈理子のもう一つの顔が、この日再び試されようとしていた。そして、それは彼女の仲間たちにも未知の試練をもたらすことになる。
学園祭の賑わいの中、ステージ上の奈理子は一斉にフラッシュを浴びてファンに笑顔を振りまいていた。突如、その光景を打ち破るように、カニを模した怪人が姿を現した。周囲は一瞬にして騒然となり、ファンたちは唖然とする。
「やっぱり来たか…。鉄山さんが最初に奈理子を襲った時もトークショーに乱入したときと同じですね」
と香丸は期待通りの乱入に興奮気味に呟く。カオリは冷静に
「カニ男…勅使河原の手下ね」
と分析し、不知火は
「両手が鋏のザリガニ男みたいな奴だ」
と評した。
カニ男は、巨大な鋏を奈理子に向け
「早く変身しろ。この鋏でミラクルナイトのコスチュームを切り裂いてやる。今日の奈理子のパンツは何色だ?」
と威嚇する。奈理子は一瞬の動揺を見せるも、
「ミラクルナイトは貴方なんかには負けないわ!」
と断固としてアイマスクを取り出し、変身の準備を始める。
ステージ上の混乱の中、成好はファンに避難を促し、事態を収拾しようとするが、興奮する学生たちは
「ミラクルナイトの変身が見られるなんて、これはラッキー!」
と楽しみにしていた。カニ男の挑発にも屈しない彼女の姿勢は、成好や観客に勇気を与えた。ステージ上の緊張感が高まる中、ミラクルナイトへの変身が始まる。
学園祭の舞台上、緊迫した空気が漂う中、奈理子は
「貴方なんかにパンツは見せないわ!」
とアイマスクを掲げる。
「おお!」
と待ちに待った美少女奈理子の変身シーンに学生たちの期待の声が上がる。学生たちが見守る中、奈理子は変身を開始する。水色の光が彼女を包み込み、セーラー服が消え、ミラクルナイトのコスチュームに変わる瞬間、観客は息をのんだ。この瞬間、奈理子は一瞬だけ下着姿になるのだ。学生たちはその一瞬を逃さず、奈理子の純白のブラとショーツをその目に焼き付けた。
水色の光が消え、ミラクルナイトがステージに舞い降りる瞬間、スカートがフワリと舞い上がり、奈理子の純白のショーツがチラリと見えた。 それを見た学生たちは
「奈理子可愛いぞー!」
「ミラクルナイト最高ー!」
と大興奮。カニ男は
「今日も白だな!奈理子の清純の証をぐちゅぐゅちゅに汚してやるぜ!」
とミラクルナイトに向かって怒鳴る。カッコよく変身後のポーズを決めようと思っていたミラクルナイトだが、
「いやッ、見ないで」
と皆の視線に耐えられず赤面しながらスカートを抑えた。変身後、水色の光が消えると下からの風でパンチラしてしまうのは仕方が無い。その前に、変身中にセーラー服が消える瞬間、奈理子は下着姿を皆に見られているのだが、奈理子は変身中の光に包まれた自分が外からどのように見えるのか知らなかった。
「奈理子頑張れー!」
という学生たちの声援を受けて、ミラクルナイトは決意を新たに立ち上がる。
「水都の平和を乱す者は、このミラクルナイトが許しません!」
と、彼女はステージ上からカニ男を睨みつけた。カニ男は、その巨大な鋏を掲げ、
「三分後には惨めな姿で泣き喚く奈理子の姿が目に浮かぶぜ!」
と挑発してきた。
奈理子のトークショーは一転、ミラクルナイトとカニ男のバトルシーンに変わった。ステージ上の対決は、観客に緊張と興奮をもたらし、学園祭はまるでヒーローショーのような雰囲気に包まれていた。奈理子、ミラクルナイトの運命やいかに。この戦いの行方が、観客を虜にしていく。
カニ男に挑発されながらも、ミラクルナイトは冷静に戦略を練る。ミラクルナイトの活躍を期待している学生たちの前で無様な姿を晒すことは避けなければならなかった。「カニ男の両手の巨大鋏を掻い潜り、腕関節を極める!」そう決めたミラクルナイトは
「いくわよ、カニ男!ミラクルジャンプ!」
とステージ上から跳躍する。ミラクルナイトを見上げる学生たちから
「素晴らしいアングルだ!」
「奈理子のパンツだ!」
と次々と声が上がる。中には奈理子のパンツを凝視し過ぎて鼻血を垂らす者もいる。上空からカニ男に迫ろうとするミラクルナイト。しかし、その瞬間、ミラクルナイトの身体は巨大な白菜の葉っぱに包まれるように捕らえられてしまった。
「敵はカニ男だけじゃないぜ」
とミラクルナイトをカニ男の前に投げつけるハクサイ男。地面に叩きつけられたミラクルナイトの両足を、カニ男の両手の巨大鋏が掴み持ち上げる。
「やめて…」
と力無く哀願するミラクルナイト。両足を広げ逆さ吊りにされたミラクルナイトの姿に興奮する学生たち。「人」の字を逆にしたような姿で吊るされるミラクルナイト。彼女の細い脚と白いショーツが丸出しになり、学生たちの興奮は最高潮に達した。
「いやぁ…見ないでぇ…」
と涙目で呟くミラクルナイトに、容赦のないフラッシュが浴びせられた。
見守る香丸は
「どこかで見たことあるようなシーンですね」
と口にし、カオリは
「奈理子、おしっこ漏らしてたね」
と、その出来事を楽しげに思い出す。不知火は
「あのときはドリームキャンディが助けに来てくれたけど今回は来るかな?」
とミラクルナイトのピンチを興味深く観察していた。
逆さ吊りにされたミラクルナイトに、ハクサイ男がしゃがみ込み、
「もうおしまいか?三分どころか一分もかからなかったな」
と彼女の頬を叩きながら、上気した顔とトロンとした目を覗き込むハクサイ男。絶体絶命のミラクルナイトの運命はいかに。このピンチの中、奈理子はどのように立ち向かうのか。観客たちは息をのんで見守っていた。
水都大学の学園祭イベントは、奈理子のトークショーから始まり、ミラクルナイトとカニ男、ハクサイ男の戦いへと発展し、最終的にミラクルナイトの撮影会へと変わっていた。ステージ上でカニ男に指示されるがまま、様々なポーズを取るミラクルナイト。彼女の撮影会は学生たちに大人気で、水都大学奈理子施設ファンクラブの成好たちは、巧みに撮影料を徴収していた。
「泣き叫ぶかと思ったが、従順だな奈理子は」
とカニ男がミラクルナイトの顔を覗き込む中、彼女の意識は朦朧としていた。
「パンツ濡らしてるぜ。奈理子はマゾっ子だな」
とハクサイ男が嘲笑うが、ミラクルナイトにはその声が届いていなかった。
その様子を見ていた香丸は、
「みんな学祭のイベントと思ってるから、誰も通報しないし、仲間も助けに来ませんよね」
とコメント。カオリは、ミラクルナイトの境遇を少し憐れんで、
「ちょっと奈理子が可哀想になってきた。パンツからお汁が染みてるよ」
と呟く。そんな中、不知火は
「仕方がない、凜ちゃんを呼ぶか」
と言い、スマホを取り出す。
「凜ちゃん?」
と戸惑うカオリに、不知火は
「セイクリッドウインドですよ。うちの大学の四回生。可愛い子ですよ」
と先輩のカオリに説明する。
香丸は、
「確かに、セイクリッドウインドはシオマネキ女よりもずっと私の好みのタイプです」
とセイクリッドウインドとの遭遇を思い出す。不知火はさらに、
「凜ちゃんは元々ナメコ姫だったけど、勅使河原を裏切ってミラクルナイト側に寝返ったんだ」
と補足する。
「へ〜」
と感心するカオリ。香丸もセイクリッドウインドウの過去に興味を示す。不知火はSNSで凜にメッセージを送る。
ステージ上、ミラクルナイトはカニ男に抱え上げられ、その清純なショーツは膝まで下がってしまっていた。ミラクルナイトは必死で恥ずかしさに耐えながら、パックリと膝を広げていたが、ショーツは限界まで伸びきっていた。
「コイツ、自分から股を広げてるぜ」
とハクサイ男が嘲笑する。羞恥に顔を背けるミラクルナイトの姿を前に、学生たちは彼女の敏感な部分を撮影することに躊躇いはなかった。
その時、緑色の光がステージ前に現れ、風の戦士セイクリッドウインドが姿を現した。
「奈理子を晒し者にするのはやめなさい!」
とセイクリッドウインドがカニ男とハクサイ男を厳しく叱責する。セイクリッドウインドの登場に学生たちは大いに盛り上がった。
カニ男はセイクリッドウインドを見て、
「裏切り者のナメコ姫か。丁度いい、お前も奈理子のように晒してやる!」
と言い、ミラクルナイトをハクサイ男に渡し、セイクリッドウインドに襲い掛かる。カニ男の巨大な鋏が空を裂き、セイクリッドウインドはそれを紙一重でかわすが、彼女のコスチュームは大きく裂かれてしまう。しかし、セイクリッドウインドの下にはレオタードがあり、彼女は扇型の武器ガストファングを手に戦いを挑む。
セイクリッドウインドとカニ男の激しい戦いが繰り広げられる中、ハクサイ男に支えられるように抱かれるミラクルナイト。ハクサイ男に弄ばれる箇所がクチュクチュと音を立てていた。そのとき小学生戦士ドリームキャンディの声が水都大学の特設会場に鳴り響いた。
「奈理子さんから離れなさいッ!」
の声とともに、ミラクルナイトにキャンディチェーンが絡まった。
三人の正義のヒロイン勢揃いに学生たちの大喜びだ。ドリームキャンディはキャンディチェーンを引き寄せ、意識が朦朧として自分の力で立つことすらできないミラクルナイトを受け止める。ミラクルナイトは涎を垂らし火照った顔で喘いでいた。ドリームキャンディは
「奈理子さん、しっかりして!」
とミラクルナイトの頬にパンパンパーンと往復ビンタを喰らわす。そのお陰で夢から醒めたようなミラクルナイト。
「ファンサービスし過ぎです!早くパンツ穿いて下さい」
とドリームキャンディはミラクルナイトを怒鳴りつける。慌ててパンツを穿き直し、
「ありがとう、キャンディ」
と助けられたお礼を言うミラクルナイト。ドリームキャンディはミラクルナイトを見ずに
「お礼は奈理子さんのピンチを教えてくれたデコポン男に言って下さい」
と言いながらハクサイ男に向かってキャンディチェーンを叩きつける。白菜の葉を切り刻まれて悲鳴を上げるハクサイ男。ミラクルナイトの撮影会から一転して三人のヒロインと二人の怪人のバトルに移行した学祭の奈理子イベント。主役の奈理子=ミラクルナイトは、主役としてこの戦いを乗り切ることができるのか?学生たちは皆、奈理子の活躍を期待していた。
「それ!それ!それ〜!」
と気持ち良くドリームキャンディがハクサイ男にキャンディチェーンを振るい、ハクサイ男を切り刻む。近頃は固い甲殻や貝殻を持ちキャンディチェーンが通用しない怪人との戦いが多かったため、ドリームキャンディは面白いように削れていくハクサイ男との戦いが気持ち良かった。
しかし、始めは悲鳴を上げたものの削られていくハクサイ男が余裕の表情でいることにドリームキャンディは気付いていない。ハクサイ男は
「ガキンチョが調子に乗るなよ」
と口にすると同時に口から冷気を吹き出した。
「キャンディ、危ない!」
と、ミラクルナイトがドリームキャンディの前に飛び出し、冷気を浴びるミラクルナイトがそれを浴びる。聖なる力で守られているはずのミラクルナイトのコスチュームが凍り始め、彼女は驚愕する。
「そんな…」
と信じられないミラクルナイト。一方のハクサイ男の白菜の葉は驚異的な速度で再生し、ミラクルナイトを捕らえる。
「奈理子さん!」
ドリームキャンディが叫ぶ。ミラクルナイトは白菜の葉に包まれ
「いや…」
と声を漏らすが、ハクサイ男は
「それ!」
と、ミラクルナイトをカニ男に投げつける。セイクリッドウインドと打ち合っていたカニ男は
「任せろ!」
と身を翻し、ミラクルナイトに向かって巨大鋏を向ける。ミラクルナイトとカニ男が交差する。
「きゃぁぁぁぁ!」
とミラクルナイトの悲鳴。カニ男の巨大鋏はミラクルナイトのスカートを切り裂いてしまった。ミラクルナイトから離れ宙を舞うミラクルナイトのスカート。学生たちがそのスカートの争奪戦に夢中になる一方で、ミラクルナイトは恥じらいながらステージ上に蹲る。彼女のショーツは濡れており、彼女はそれを隠そうとしていた。
セイクリッドウインドカニ男との戦いを続けているが、状況はますます悪化している。ミラクルナイトは凍ったコスチュームの中で身動きが取れず、ドリームキャンディはハクサイ男の再生能力に苦戦していた。三人のヒロインはそれぞれの敵との戦いで疲弊し、勝利の兆しが見えない状況だった。
ドリームキャンディはハクサイ男の隙を見て
「奈理子さん、大丈夫ですか」
とミラクルナイトに駆け寄った。ミラクルナイトは濡れたショーツを恥じて
「見ないで…」
と顔を背ける。そんなミラクルナイトを見て、ドリームキャンディは
「ここは私とセイクリッドウインドに任せて、奈理子さんは休んでて下さい」
と告げ、ハクサイ男に向かって行く。取り残されたミラクルナイトは
「このイベントの主役は私なのに…」
と涙を浮かべていた。そこで成好がミラクルナイトに手を差し伸べる。
「少し休んで気を落ち着けたらいいよ」
と優しく励ます。
戦いは続き、セイクリッドウインドとドリームキャンディがカニ男とハクサイ男の猛攻に対抗していた。カニ男の巨大な鋏がハクサイ男の放つ冷気を吸収し、二人の怪人は連携してヒロインたちを追い詰めていた。
「蟹鍋コンビ、手強い…」
とセイクリッドウインドが疲れた声を漏らす。その横でドリームキャンディも必死に抵抗していたが、怪人たちの合体技には苦戦を強いられていた。カニ男はハクサイ男の冷気を纏った鋏を振り下ろし、
「これでも喰らえ!」
と怒号を上げる。冷気鋏の嵐が二人のヒロインに襲いかかる。
一方で、ミラクルナイトは成好に励まされ、自身がこのイベントの主役であることを再確認する。
「主役は奈理子ちゃんなんだ。みんな、奈理子ちゃんの活躍を見たがっている」
という成好の言葉に、ミラクルナイトは少し勇気を取り戻す。
「会長さん…」
と潤んだ瞳で感謝を伝えるミラクルナイト。彼女の美しい姿は観客を魅了し、彼女への応援の声が再び高まっていた。
しかし、ステージ上では、セイクリッドウインドとドリームキャンディが冷気鋏の嵐に翻弄されていた。冷気が彼女たちの動きを遅くし、カニ男とハクサイ男の連携攻撃が一層激しくなる。ドリームキャンディがキャンディチェーンを放つが、カニ男は巨大鋏でそれを打ち払い、
「そんな甘い鞭が蟹の甲羅に効くと思うなよ!」
と嘲笑する。
セイクリッドウインドは、風の力を使い、冷気鋏の嵐をかわしながらカニ男に接近を試みるが、カニ男の圧倒的な力に押されていた。一方、ハクサイ男は再生する白菜の葉を使ってドリームキャンディを締め上げる。ドリームキャンディは必死にもがきながらも、
「奈理子さん…」
とミラクルナイトを呼び求める。
その時、ミラクルナイトは成好の言葉に勇気を得て、再び戦いに参加することを決意する。
「私が主役よ!私がみんなを守るわ!」
と決意を固めたミラクルナイトは、ステージに向かって走り出す。観客たちは彼女の勇姿に熱狂し、
「奈理子!奈理子!」
と大声援を送る。
再び戦場に立ったミラクルナイトは、セイクリッドウインドとドリームキャンディに力を与える。三人のヒロインが力を合わせてカニ男とハクサイ男を圧倒し始める。ミラクルナイトは
「みんな、これで決めるわ!」
と叫び、水色の光を両手に集める。セイクリッドウインドとドリームキャンディがハクサイ男を押しとどめている間に、ミラクルナイトは
「リボンストライク!」
と大きな声で宣言し、光のリボンをカニ男に向けて放つ。
光のリボンがカニ男を捕らえ、彼の動きを封じる。カニ男は
「こんな…!」
と悲鳴を上げながら消滅していく。一方、ハクサイ男もセイクリッドウインドの風の攻撃とドリームキャンディのキャンディチェーンによって押さえ込まれ、最終的にはミラクルナイトのリボンストライクによって撃退される。
戦いが終わり、観客たちは大きな歓声と拍手で三人のヒロインを称える。ミラクルナイトはセイクリッドウインドとドリームキャンディに感謝の言葉を述べ、三人は互いに支え合った戦いに満足した笑顔を見せる。こうして、水都大学の学園祭は大成功に終わり、ミラクルナイト、奈理子の名前はさらに多くの学生たちの記憶に刻まれていくのだった。
戦いが終わり、ステージ上でミラクルナイトはドリームキャンディとセイクリッドウインドを観客に紹介する。会場は歓声と拍手で一気に沸き立つ。ドリームキャンディは、上はブラウス、下はショーツのミラクルナイトの姿に
「奈理子さん、スカート穿いていないのに…」
目を細めながらも、観客の熱い声援に笑顔で応える。セイクリッドウインドは群衆の中で一際目立つ巨漢、不知火くんを見つけ、
「不知火く〜ん」
と愛らしく手を振る。不知火は両手を振り返し、その隣にいるカオリと香丸の姿もミラクルナイトの目に映る。ミラクルナイトは観客の中を見渡し、鉄山の姿を探すが見つからず、少し落胆する。しかし、すぐに明るい笑顔を取り戻し、ファンに応える。
その様子を見ていた成好は、乱入したカニ男とハクサイ男に心の中で感謝を捧げる。彼らの予期せぬ参加がイベントを盛り上げたのだと感じていた。一方、ミラクルナイトの濡れた白いショーツに目を奪われた観客は、彼女の勇気ある戦いに心を打たれていた。
戦いを乗り越え、新たな絆を深めたヒロインたち。彼女たちの活躍によって、水都大学の学園祭は記憶に残る大盛況で幕を閉じた。ミラクルナイト、奈理子の名前は、これからも多くの人々に語り継がれていくことだろう。
(第103話へつづく)
(あとがき)














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