DUGA

ミラクルナイト☆第101話

野宮奈理子は水都中学の三年生で、Aカップの貧乳がコンプレックス。しかし、彼女には秘密がある。水都の市民なら誰もが愛する、正義のヒロイン、ミラクルナイトだ。日々、水都の平和を守ることを自らに課しながらも、普段は恋愛や受験勉強に勤しむ普通の女子中学生。戦いでは度々苦戦し、時には無様な敗北も経験するが、その可憐な美少女として強敵に挑む姿は市民の心に強く刻まれている。しかし、普段の奈理子は、恋愛や勉強に一生懸命な普通の女の子だ。勉強は得意ではないが、戦いの合間を縫っての勉強により、なんとか中の上の成績をキープしている。

恋愛面でも、奈理子は順風満帆。この日の昼休みも、奈理子は校舎の屋上で十月の陽気に照らされながら年下の彼氏、ライムと一緒だった。もうすぐ十一月だ。

「寒くなったら、昼休みはどこで会うの?」

とセーラー服姿の奈理子が、ライムに跨りながら尋ねる。ライム、その正体はかつての敵、スライム男。

「ここでいいさ。俺のスライムで奈理子をぽかぽかに暖めてやる」

とライムは冗談交じりに答えた。

出会った当初は敵対関係にあった二人だが、今では水都中学で最も美しい美男美女のカップルとして認知されている。

「スライムじゃ制服が汚れちゃう」

と奈理子は少し心配していた。ライムは、脱ぎ棄てられた奈理子の白いショーツを手にしながら

「スライムで温めるって言ったろ」

と余裕の表情を見せる。

「学校で裸になるのは嫌だよ」

とライムの意図を察した奈理子はライムに甘える。彼は奈理子を引き寄せて、優しくキスをした。

「奈理子、いくぞ」

とライムが言うと、奈理子は頬を赤らめながら

「うん」

と応じた。ライムが下から奈理子を激しく何度も突き上げる。

奈理子は絶頂に達した。ライムが優しく奈理子の頭を撫でる。心地良い気怠さの中で、奈理子は幸せに包まれていた。

その時、屋上に男女の生徒が現れた。二人は塔屋の上からこっそり様子をうかがう。

「何だろう?」

と奈理子がショーツを穿きながら小声で言う。

二年生のようだ。緊張した面持ちの男子生徒が一歩前に出て、

「付き合って下さい!」

と告白する。女子生徒は一瞬迷った後、

「ごめんなさい!」

と言い残し、急いで校舎に駆け戻った。放心状態の男子生徒。

「青春してるね〜」

と奈理子はライムに寄り添いながら微笑む。

「あの子、結構可愛かったよな」

とライムが言うと、奈理子は

「私の方が可愛いでしょ」

とライムにキスをした。奈理子にとっては短すぎる昼休み。彼女は残り少ない中学生活を全力で満喫していた。

しかし、町内放送が鳴り響く。敵は奈理子に甘い時間を流す過ごさせることゆるさない。オウムガイ男が水都公園に出現した。奈理子は

「行かなきゃ」

と立ち上がる。アイマスクを装着し、瞬時にミラクルナイトに変身。セーラー服から純白の下着姿になり、次々とヒロインの衣装が現れる。ミラクルナイトに変身した奈理子はライムにキスし、ミラクルウイングで空へ飛び立つ。彼女のスカートから覗く白いショーツを見上げながら、ライムは

「気を付けろよ」

とつぶやく。

奈理子にとって残り少ない中学生活は、ヒロインとしての責務と恋愛の間で揺れ動く。休息の時間はないが、奈理子はその毎日を精一杯謳歌していた。


水都中学校三年生の野宮奈理子は、普段は一家の長女として、平穏な家庭生活を送っていた。父母と弟の隆との四人家族だ。その日も、放課後の図書館での勉強を終え、家路についた奈理子。しかし、彼女には日常を超えた秘密がある。奈理子は、水都市民に愛される正義のヒロイン、ミラクルナイトなのだ。

その日の昼間、水都公園に現れたオウムガイ男は、彼女が駆けつけたときにはすでに姿を消していた。幸い、午後の授業には間に合ったが、彼女の心はオウムガイ男の目的について気がかりでいっぱいだった。

家に着くと、奈理子はリビングのソファーに腰を下ろし、スマホでオウムガイ男に関する情報を検索し始めた。両足をソファーに上げてリラックスして座る彼女の傍では、小学六年生の弟、隆が床に座ってゲームに夢中になっていた。オウムガイ男の目撃情報はあるものの、その目的は依然として不明だった。ただ、奈理子が苦手とする触手を操る怪人であることはわかっていた。

「また、触手を操る敵…」

と奈理子は心の中で嫌悪感を抱く。そのとき、隆が床から声をかけてきた。

「姉ちゃん、パンツ見えてるぜ」

ハッとする奈理子だったが、ここで慌てると、姉としての威厳に関わる。彼女は平静を装い、

「別に、隆にパンツ見られたって、どうってことないわ」

と返答し、スマホに集中するフリをした。隆とは幼い頃は一緒にお風呂に入っていた仲だ。隆は

「ふ~ん」

と言って興味を失った様子。

しかし、隆の熱い視線を感じた奈理子は、内心で「今更パンツくらい…」と自分を納得させようとした。しかし、沈黙に耐えきれずに、奈理子は

「最近、寧々ちゃんとはどうなの?付き合ってんの?」

と隆を見ずに質問した。商店街の果物屋のおじさんが、隆と寧々が仲良くしていると言っていたのを思い出していた。

「そんなことより、姉ちゃん、エロいな。パンツのシミが広がってきた」

と隆は無慈悲にも言った。奈理子は慌ててスカートを抑え、

「見ないでよ!バカ!!」

と怒鳴った。隆は勝ち誇ったように

「見られてもどうってことないって言ったのは姉ちゃんだろ」

と反撃した。

その騒ぎを聞きつけた母親がリビングに入ってきた。

「どうしたの?」

と問う母。奈理子は

「隆の変態!」

と隆に捨て台詞を残し、母親を押しのけてリビングを出て行った。普通の中学生としての生活とヒロインとしての使命を抱える奈理子にとって、家庭内の些細なトラブルもまた、日常の一部なのだった。


翌日の放課後、水都公園にはオウムガイ男の姿は見えず。奈理子はいつものように下校していた。彼女が商店街を歩くと、果物屋のおじさんが親しみを込めて声をかける。

「奈理子ちゃん、今日も可愛いねー」

奈理子はにこやかな笑顔で応えた。涼し気な顔立ちと見事な美脚を持つ奈理子は、商店街の人々にとって誇りの存在だった。奈理子のコンプレックスであるAカップの胸も、子供の頃から彼女を見守ってきた商店街の人々には、わずかな膨らみでもそれは成長の証として愛されていた。

しかし、その穏やかな光景は突然変わった。奈理子は何者かに突き飛ばされ、

「きゃぁ~!」

と叫ぶ。周囲は騒然となり、地面に伏せる奈理子が息を呑んだ。

「オウムガイ男?」

と彼女は口にするが、違った。固い甲羅のようなものに覆われた黒い怪人。

「俺はカブトガニ男。奈理子、今日はお前をたっぷり可愛がってやるぜ」

と宣言する。変身中のミラクルナイトは無防備だ。奈理子は、安全な場所に逃げてミラクルナイトに変身しようと足を動かすが、その瞬間、足首に触手が絡みつく。

「お前が探しているオウムガイ男はこっちだぞ!」

とオウムガイ男の触手が奈理子を逆さ吊りにした。

「いやぁ~!」

と叫ぶ奈理子は慌ててスカートを抑える。。

カブトガニ男とオウムガイ男、二大怪人の前に、変身することができないミラクルナイト、奈理子。彼女の運命はどうなるのか、商店街の人々は息を呑んで見守るしかなかった。水都の守護神ミラクルナイト、奈理子の試練が今始まろうとしていた。


今日の奈理子のパンツは白とピンクの縞模様で、果物屋のおじさんは

「今日の奈理子ちゃんのパンツは縞パンだね」

と発言した。蕎麦屋の店主も

「久しぶりだな。奈理子ちゃんの白とピンクの縞パンはイソギンチャク男戦以来かな?」

と加わった。ミラクルナイトとイソギンチャク男の戦いは去年の冬。無論、今日の奈理子の縞パンは別の新しい縞パンだ。楽し気に奈理子のショーツについて語り合う商店街の人たちに対し、涙目の奈理子は

「見ないでください!」

と訴える。カブトガニ男は、そんな奈理子と商店街の人達のやり取りに

「敵に捕らえられているのに呑気な奴らだな」

と呆れ、オウムガイ男は

「さあ、どうやって苛めて欲しい?Mっ気たっぷりの奈理子ちゃん?」

と奈理子の顔を覗き込み挑発した。奈理子は

「お願い、ミラクルナイトに変身させて。ミラクルナイトとして戦って負けたら、私のことを好きにしていいから…」

と哀願する。商店街の人々も彼女を支持し、蕎麦屋の店主が

「そうだ!奈理子ちゃんを変身させろ!」

果物屋のおじさんは

「ミラクルナイトと正々堂々と勝負しろ!」

占い師の綺麗なお姉さんも

「か弱い奈理子に二対一で襲いかかるなんて卑怯よ!」

と声を上げた。他の商店街の人達も次々とオウムガイ男とカブトガニ男を非難する。

「どうする?カブトガニ男」

とオウムガイ男。

「仕方が無い、奈理子に変身させよう」

とカブトガニ男。

「セーラー服姿の奈理子で遊びたかったんだが…」

とオウムガイ男が渋々奈理子の足首を拘束する触手を解ぎ、ついに、オウムガイ男とカブトガニ男は奈理子に変身を許す。彼女はアイマスクを取り出し、光に包まれながら変身を始めた。瞬く間にセーラー服が消え、白とピンクの縞パン姿になったが、すぐに白いリボン、グローブ、ブーツ、ブラウスが現れ、最後にプリーツスカートがその上に覆いかぶさった。水都の守護神、ミラクルナイトに変身を完了した奈理子が、

「オウムガイ男、カブトガニ男、水都の平和を乱す者は、このミラクルナイトが許しません!」

と宣言した。商店街の人々の歓声が彼女の勇姿に響き渡った。彼らの目の前には、可憐な美少女ヒロイン、ミラクルナイトが立っていた。

商店街の人々は、彼女の変身を目撃して一様に興奮していた。長い間、彼らは奈理子がミラクルナイトであることを知り、彼女の勇敢な戦いを支えてきた。今回も、彼らは彼女の背中を押し、勇気を与える存在となった。

オウムガイ男とカブトガニ男は、戦闘の構えを取る。彼らの表情にも歓喜の色が浮かんでいた。ミラクルナイトは、彼らにとって容易く倒せる相手でしかないと思っているのだ。どうやってミラクルナイトに恥辱を与えてやろうかと思いながらオウムガイ男が

「さあ、始めようか!」

とミラクルナイトが宣言する。ミラクルナイトは敏捷に動き出した。彼女の動きは速く、敵の攻撃を巧みに避けながら反撃の機会をうかがっていた。オウムガイ男とカブトガニ男は、彼女の攻撃に翻弄されながらも、必死に応戦していた。

戦いは激しさを増し、商店街はそれを見守る人々の歓声と応援で満たされていった。ミラクルナイトは、彼女の強さと勇気を改めて示し、水都市の平和を守るために戦っていた。そして、その勇姿は、商店街の人々の心に、深い感動を与えていた。

奈理子、いや、ミラクルナイトの戦いは、水都市の守護神としての彼女の使命を果たすために、今日も続いていくのであった。


華麗に舞うミラクルナイト。彼女の軽やかな動きに合わせて、スカートが風に舞い上がる。その度に、奈理子の可憐な太腿と愛らしい白とピンクの縞パンがチラリと見え、それは商店街の人々だけでなく、オウムガイ男とカブトガニ男の目も釘付けにしていた。

「奈理子の見せ場はたっぷり作ってやったし、そろそろ終わりにするか?」

とオウムガイ男が言うと、カブトガニ男が

「そうだな。次は俺たちが楽しむ番だ」

と応じた。しかし、ミラクルナイトは敵の言葉に激昂し、

「何を言ってるの!」

と叫びながらカブトガニ男に向かってハイキックを繰り出す。だが、その攻撃はカブトガニ男の固い甲羅に弾き返され、ミラクルナイトはよろめいた。

「今回は第百一話記念だ。皆さんにサービスしないとな」

とカブトガニ男がミラクルナイトの生脚を見て舌なめずりをする。ミラクルナイトは敵の意図が理解できず、

「何よ、それ!」

と怒りを露わにするが、その隙をついてオウムガイ男の触手が彼女の四肢を捕らえた。

触手に拘束されたミラクルナイトは、カブトガニ男に

「負けたら好きにしていいんだったよな」

と迫られる。その時、オウムガイ男の触手は彼女のコスチュームの中に侵入し始めていた。恐怖に震えるミラクルナイトは、しかし、毅然と

「私は、まだ負けていない!」

とカブトガニ男を睨む。

その瞬間、黄色い光とともに、小学生ヒロイン、ドリームキャンディが現れた。

「あらら…また奈理子さん、敵に遊ばれちゃってるよ…」

と思いつつも、彼女は敵に向かって

「奈理子さんを苛めるのはやめなさい!」

と叫んだ。

商店街の戦いは、ドリームキャンディの登場によって新たな局面を迎えていた。ミラクルナイトとドリームキャンディ、二人のヒロインが力を合わせて、水都市の平和を守る戦いはまだ終わらない。


ドリームキャンディが現れると、ミラクルナイトは火照った顔で

「キャンディ…」

とかすれた声で呟いた。ドリームキャンディは

「奈理子さん、負けないで!頑張って下さいッ!」

と励ますが、ミラクルナイトは

「もうダメ…イクッ!」

と声を上げ、ビクビクっと痙攣し、力尽きた様子で弛緩する。

しかし、オウムガイ男の触手に無理矢理立たされ、ミラクルナイトは倒れることが許されない。オウムガイ男とカブトガニ男はこの光景に大笑いするが、ドリームキャンディは怒りを露にし、

「奈理子さんを晒し者にするなんて許せない!」

と叫びながらキャンディチェーンを振るう。

彼女の鞭状の武器は空を裂き、触手の拘束を打ち付け、ミラクルナイトを解放する。ミラクルナイトは解放されると、その場に崩れ落ちる。ドリームキャンディは一人でカブトガニ男とオウムガイ男に立ち向かう。

キャンディチェーンを振るうドリームキャンディは、カブトガニ男の固い甲殻に苦戦する。彼女の攻撃は彼の甲殻を傷つけることができず、カブトガニ男の反撃は容赦ない。一方、オウムガイ男も巨大な貝殻で防御し、触手で反撃を試みる。ドリームキャンディは二人の怪人に翻弄され、次第に疲弊していく。

善戦するものの、ドリームキャンディは次第に追い詰められていく。敗北寸前、彼女は必死に戦い続けるが、カブトガニ男とオウムガイ男の圧倒的な力の前に、彼女の勇気も限界に近づいていた。商店街の戦いは、緊迫したまま、さらなる展開を迎えようとしていた。


ミラクルナイトは商店街の人々の前で恥を晒してしまったショックにより立ち上がることができずにいた。その間、幼いドリームキャンディはカブトガニ男とオウムガイ男の猛攻に耐え続けていた。

「姉ちゃん、いつまで俯いてんだ!しっかりしろ!」

という隆の声が聞こえた。ミラクルナイトは人々の中から隆を探した。隆は勇敢にも角材を手に取り、

「姉ちゃんがドリームキャンディを助けないなら、俺が助けてやる!」

と前に進み出た。その姿にドリームキャンディは

「隆…」

と呟くが、その時彼女はカブトガニ男に首を捕まれて持ち上げられていた。

「子供同士で仲良く遊んでやがれ!」

とカブトガニ男がドリームキャンディを隆に向けて投げつけ、隆は彼女を受け止め電柱に激突する。痛みを堪えながら隆は

「寧々…大丈夫か?」

と小さな声でドリームキャンディを気遣い、

「あまり無茶しないでよ…でも、ありがとう…嬉しいよ隆」

と彼女が応える。

その様子を見て、ミラクルナイトは

「私の弟に危害を加えるなんて、許さないわ!」

と毅然として立ち上がり、吠える。ドリームキャンディも隆の手を握り、

「隆、もうちょっと頑張ってみる」

と告げ、再び立ち上がる。

ミラクルナイトは「隆とドリームキャンディは知り合いなの?」と疑問を抱くが、それを考える時間はない。隆と商店街の人々の目の前で、ミラクルナイトとドリームキャンディ、そしてオウムガイ男とカブトガニ男の壮絶な戦いが再び始まろうとしていた。


カブトガニ男が予期せぬ宣言をした。

「次は俺が奈理子をイカせてやるから、お前はドリームキャンディをやれよ」

と彼が言った。オウムガイ男は応じた。

「じゃあ、俺はさっさとドリームキャンディを片付けるか」

しかし、ミラクルナイトは果敢に挑む。

「そう何度も恥を晒したりはしないわ!」

と彼女は叫んだ。前に見たカブトガニの動画を思い出し、ミラクルナイトは戦略を練った。スカートが捲れ上がるのも気にせず、彼女は飛び上がり、カブトガニ男の顔面にミラクルヒップストライクを叩き込んだ。

「これは隆の分!」

と叫びながら、奈理子の縞パンをカブトガニ男の顔面に押し付けた。

カブトガニ男は一瞬の歓喜を味わったが、ミラクルヒップストライクの圧力により後ろに倒れ込んだ。巨大な背甲があるカブトガニ男は、仰向けになると簡単には起き上がれない。

「キャンディ、今よ!」

ミラクルナイトはドリームキャンディに指示を送った。

「はい!」

と応えたドリームキャンディは、

「さっきは思いっきり痛め付けてくれたわね!喰らいなさい、キャンディシャワー!」

と虹色の光線をカブトガニ男に放った。光に包まれたカブトガニ男は

「俺も奈理子をイカせてやりたかったー!」

と叫びながら消滅していった。

商店街はその瞬殺撃に大盛り上がりとなり、ミラクルナイトは

「さあ、次はあなたの番よ、オウムガイ男!」

と宣言した。オウムガイ男は驚愕した。

「まさか、カブトガニ男がこうも簡単に倒されるとは…」

と彼は思い、次なる戦いに備えた。


カブトガニ男がその能力を十分に発揮することなく消滅した後、オウムガイ男は一瞬の驚きを隠せない。しかし、

「変身薬には格がある。頭足類が最も格上だ。つまり、蛸、烏賊、そして俺様のオウムガイだ!」

とミラクルナイトとドリームキャンディに宣言した。ミラクルナイトは触手に怯えながら

「ひっ!」

と小さな声を漏らした。

しかし、ドリームキャンディは勇ましく、

「一人では倒せない相手でも、奈理子さんとなら絶対に倒せます!」

とオウムガイ男に挑んだ。その言葉に勇気づけられたミラクルナイトも、

「そうよ、私とキャンディは最高のパートナー。奇跡だって起こせるわ!」

と戦意を取り戻した。

オウムガイ男はミラクルナイトのミニスカートから覗く太股を見てニヤリとした後、

「ならば、これでも喰らえ!」

と彼女に向けて無数の触手を放った。触手は鞭のようにしなってミラクルナイトに次々と打ち付けられた。

「きゃあ!」

とミラクルナイトは悲鳴を上げ、スカートが捲れ上がった。それを見て商店街の人々はミラクルナイトのパンチラに歓喜の声を上げた。

その時、ドリームキャンディが

「私がいることを忘れないで!」

と叫び、キャンディチェーンでオウムガイ男の触手を絡め取った。彼女の素早い動きによって、ミラクルナイトは一時的に救われたのだった。


オウムガイ男の無慈悲な攻撃により、ミラクルナイトのコスチュームはほとんど引き裂かれ、その美しい姿が露わになっていた。それでも商店街の人々は、彼女に力を与えるように

「奈理子ちゃん、頑張れー!」

と熱狂的な声援を送った。

この激励に応えるかのように、ミラクルナイトは闘志を燃やし、縞々の下着が所々見える状態で勇敢に攻撃に転じた。彼女の左腕が水色の光を放ち、

「ミラクルチョップ!」

と叫びながらドリームキャンディのキャンディチェーンに束ねられた触手を見事に斬り裂いた。

「やった!奈理子さん!」

とドリームキャンディが喜んだ。

しかし、オウムガイ男は余裕を見せ、

「蛸や烏賊と違って、オウムガイの触手はいくらでも出せるぞ!」

と豪語し、再びミラクルナイトに触手を放った。あっという間に触手に拘束されたミラクルナイトは、触手が裂かれたコスチュームの中にまで侵入してくるのを感じ、

「いやぁ~!やめて〜!」

と悲鳴を上げた。

しかし、今のミラクルナイトは一人ではなかった。ドリームキャンディは殻から出たオウムガイ男の本体にキャンディチェーンを放ち、一撃を加えた。その攻撃にオウムガイ男は驚き、ミラクルナイトを締め付ける触手を緩めてしまった。これにより、触手から逃れたミラクルナイトは

「オウムガイ男を捕まえていて!」

とドリームキャンディに依頼した。ドリームキャンディは

「はい!」

と元気よく応え、ミラクルナイトの身体が水色の光に包まれたのだった。


両手で水色の光を集めるミラクルナイトは、引き裂かれたコスチュームにもかかわらず、その美しい舞いで周囲を魅了していた。商店街の人々は彼女の勇姿に感動し、占い師の綺麗なお姉さんは

「奈理子、綺麗よ!」

と声を上げる。蕎麦屋の店主も

「俺があと四十歳若ければ、奈理子ちゃんをお嫁に貰うのになぁ」

と感嘆すれば、果物屋のおじさんも

「俺は息子の嫁に奈理子ちゃんを欲しいよ」

と声を漏らすなど、絶え間ない声援が飛び交っていた。

商店街の人々の声援を受けながらミラクルナイトは光を集めた両掌を天に掲げ、必殺技発動前の動作に時間をかける。その中で、隆は姉の余裕のある演出にいら立ち、

「姉ちゃん、カッコつけずに早くやれよ。寧々が困ってるだろ」

と呟いた。寧々、ドリームキャンディは、殻に籠もろうとするオウムガイ男を必死にキャンディチェーンで引き止めていた。

遂に、ミラクルナイトが

「リボンストライク!」

と叫び、水色の光がオウムガイ男に向かって放たれた。この光は輝くリボンとなり、オウムガイ男を包み込んだ。オウムガイ男は、最後の言葉として

「奈理子の縞パンは濡れている…」

とつぶやきながら消滅していった。

「私のパンツは濡れてません!」

とミラクルナイトが反論すると、占い師の綺麗なお姉さんが

「奈理子〜!よくやった〜」

とミラクルナイトに抱き着いた。

「鈴さん、応援ありがと~」

と抱き合い、喜びを分かち合うミラクルナイトと鈴。

一方、ドリームキャンディは隆の元へ駆け寄り、

「怪我はない?」

と心配する姿が見られた。彼女たちの勝利に、商店街は歓喜に包まれ、彼女たちの勇気と友情が再び平和を取り戻したのだった。

(第102話へつづく)