DUGA

一花と紫☆③一花vs紫

あれは、私が水都女学院中学校に入学手間もない頃だった。

「菜々美さん、水都女学院中学校へ、ようこそ」

廊下で、背後から一花に呼び止められた。振り返ると、一花さんと紫さんが立っていた。三年生の一花さんは生徒会会長、紫さんも生徒会の何かの委員をやっていたと思う。

「一花さん、紫さん。こんにちは」

「中学生も、頑張ってくださいね。何かあったら、いつでも頼ってください」

一花さんは相変わらずの優雅微笑みを浮かべていた。紫さんは相変わらず私のことを品定めするように見ていた。

「菜々美さん、しばらく会わない間に大人の女性になりましたね」

「一花さんのようになれるか、分かりませんけれど、精一杯頑張ります」

「私たちは、菜々美さんのような素敵な後輩を育てることがお仕事ですから」

一花さんそう言って、紫さんと手をつないだ。その瞬間、周りの空気がピリッと変わった。一花さんと紫さんは別世界の住人になったかのようだった。私は、黙って二人のつないだ手を見つめた。その手には、誰にも渡さない強い意志がこもっているように感じられた。

「何か、ご用件でもありますの?」

一花さんに言われた。慌てて言った。

「いえ!では、失礼します!」

「待ってください。放課後、生徒会室に遊びにいらして。久しぶりに菜々美さんとゆっくりお喋りをしたいですわ」

「いえ、生徒会は…」

なんとかして断わろうと頭を巡らしているうちに、

「決まりだね。待ってるよ、菜々美」

すかさず、紫さんに言われてしまった。

「はい…」

私は早足でその場を離れた。振り返ると、紫さんがニヤリと笑っているのが見えた。
小学校にも一花さんと紫さんの噂は伝わっていた。一花さんは、完璧な生徒会長として下級生から絶大な人気を誇っている。紫さんは、常に一花さんに寄り添いながら、そのカリスマ性で学校を牛耳っている。二人はいつも一緒。廊下を手を繋いで歩き、誰もが羨むような親密な関係だった。

一花さんは白銀財閥の御令嬢。私は、曽祖父が市長、祖父は国会議員、父は現職の市議会議員といった政治一家の娘。学年は離れていても、私は常に周りから一花さんと比べられていると感じていた。一花さんの存在そのものが、私にとってはプレッシャーだった。

「菜々美さん、今度、紫先輩と話す機会があったらこう言ってみて」

中学に入って間もない頃、私の取り巻きの一人が言ってきた。

「『紫先輩、一花先輩といつも一緒で羨ましいです。二人は恋人同士ですか?』って」

「うわ、勇気あるね。紫先輩、何て言うの?」

「紫先輩はにこやかにこう言うの。『私達は、百合色の関係』って」

「百合色って…?」

「『紫先輩、それって、どういう意味ですか?』って訊くと、紫先輩は、こう言うの。『教えてあげない。自分で、考えてみなさい』って」

取り巻きたちがキャッキャと笑っていた。ああ、この二人の世界に近づいてはいけない。そう思った。

でも、私は一人の女子として、あの二人の関係に強い好奇心を抱いていた。あの二人は、一体、何者なのだろうか。あの二人の間に、一体、何があるのだろうか。

放課後、私はためらいながらも生徒会室のドアをノックした。

「はーい、入っていいよ!」

紫さんの声がした。ドアを開けると、一花さんと紫さんが窓際でお茶を飲んでいた。夕日が、二人の美しい姿を黄金色に照らしている。

「菜々美さん、いらっしゃい」

一花さんがにこやかに言った。

「…お呼びいただき、ありがとうございます」

「菜々美、あたしと一花のお茶に付き合って」

紫さんは私に背中を向けて言った。

「はい」

私は小さな声で答えた。そして、一花さんの隣のソファーに腰かけた。テーブルの上にはおしゃれなティーセットが置かれていた。一花さんが淹れてくれた紅茶は素晴らしい香りがした。

「それで、菜々美さん。私に、用件は?」

一花さんに、言われて、私は、息を呑んだ。一花さんは、私が、廊下で、何かを言いたげだったことを見抜いていた。

「いえ…」

「まぁ、いいじゃん。まずは、お茶を飲もうね。ゆっくりでいいからさ」

紫さんが私にティーカップを勧めた。

「はい…」

私は、お茶を一口飲んだ。素晴らしい味だった。でも、私の心は休まらなかった。あの二人と同じテーブルでお茶を飲んでいる。それだけで、私の心臓は高鳴る。二人のオーラはあまりにも強烈で、私の呼吸を奪っていく。

「ねえ、菜々美」

紫さんが、私に、言った。

「はい…?」
「あたしと一花の関係に興味があるだろ?」

私の心臓が跳ね上がった。見透かされていた。

「…そ、そのようなことは…」

「フッ。気にしないでいいよ。あたしと一花は、いつもそうやって見られてるから。ねえ、一花」

「ええ。私たちは、いつも、注目の的ですわ」

一花さんは、満足そうに、言った。

「菜々美も、あたしたちと特別関係になりたい?」

紫さんの問いに、私は答えられなかった。特別な関係?私にとって、特別な関係の人などいるはずがない。私は、いつも菜々美として振る舞うことを求められてきた。親に、家柄に、世間に。

「…菜々美さん、私は、菜々美さんともっと親しくないたりたいと思っていますの」

一花さんが私の隣に寄ってきた。妙に大人びてる。私が知っている、小学生の頃の一花さんとは違う。

「私たちは、菜々美さんが中学生になるときをずっと待っていましたのよ。菜々美さんはいつも頑張っている。あなたのその姿、とても可愛らしく思いますわ」

「私のこと…?」

「ええ。ですから、私たちともっと親しくなってください。菜々美さんのことを、もっと、もっと、知って、味わいたいのです」

一花さんは私の手を握った。その手は温かかった。私は逃げられなかった。

「味わう??…なぜ、私に…?」

「なぜって、菜々美、ツンツンしていて微笑ましいじゃん。一花は、菜々美のことが好きだよ。あたしも」

紫さんはそう言って、私のもう片方の手を握った。両手を二人に握られて、私は身動きが取れなくなった。

「好き、ですか…?」

「そう。好き。だから、私たちと、特別な関係になってくれない?」

紫さんは楽しそうに笑っていた。一花さんは私の目を見つめている。その瞳は、深くて吸い込まれそうだった。このままでは、二人のペースに嵌ってしまう。

「待ってください!」

私は二人の手を振り払った。この場を乗り切るには、どうすれば…
ふと、クラスの女子の言葉が頭に浮かんだ。
羨ましいとは、まったく思っていない。でも、会話で時間を稼げば、逃げるチャンスはあるはず。私は、二人の目を見つめて、勇気を振り絞って言った。

「一花さんは、紫さんといつも一緒で羨ましいです。二人は、恋人同士ですか?」

私の声が静かな生徒会室に響いた。一瞬、時が止まった。紫さんの目が、楽しそうにキラリと光った。一花さんの頬に、そっと赤みが差した。二人の間の空気が、また、ピリリと変わった。私の質問が、二人の特別な空間に小さな亀裂を入れたようだった。

「菜々美さん」

一花さんが静かに私の名前を呼んだ。その声は、少し、震えていた。

「恋人同士なんですよね。一花さんには紫さんがいるのに、私に何をしたいんですか?」

「可愛いと思う女の子と特別な関係になりたいと思うことは、当然のことですわ」

「そんなの、おかしいですよ。一花さんの恋人は紫さんじゃないですか。私よりも先に、紫さんを気持ち良くしてあげてください」

紫さんがくすくす笑った。そして、私の顔を覗き込んできた。

「菜々美、いいこと言ったよ。一花、どうする?」

紫さんはいたずらっぽく一花に言った。このチャンスを逃してはいけない。

「まずは、一花さんが、恋人の紫さんを気持ち良くさせるところを見せてください。恋人同士なら、できますよね」

「そう…でもね、菜々美さん、紫さんのあとは、菜々美さんにもしてあげますわ」

一花さんの顔が真っ赤だ。明らかに動揺している。その隙に、向かいのソファーに移動して、強気に出てみた。

「一花さんが紫さんに気持ち良くされちゃ、ダメですよ。一花さんが、紫さんを気持ち良くさせるんです。気持ち良くされちゃうと、一花さんの負けですよ」

「…分かりましたわ」

一花さんは、そう答えると、

「和香さん」

と、隣室へのドアに呼びかけた。ドアから二年生の生徒会副会長の和香さんが出てきた。和香さんは、中学から水女の生徒になった人だから、そのときの私は、和香さんのことを知らなかった。そんなことより、この場に他の人がいたことに私は驚いた。

「菜々美さんが逃げださないように、見ていてください」

一花さんの言葉に和香さんは返事をすると、菜々美の隣に座った。これでは逃げられない。こうなったら、紫さんに頑張ってもらうしかない。

「紫さんも、一花さんの恋人だから、一花さんが降参するまで、目一杯、一花さんを気持ちよくしてあげてくださいよ」

「任せときな」

紫さんは楽しそうに見えた。

「降参なんか、致しませんわ」

一花さんは意を決したように立ち上がると、吊りスカートの肩紐を外し、スカートのホックを外した。ストンと一花さんのスカートが床に落ちて、ブラウスの裾から、白いパンツが見えた。私は、一花さんの姿に思わずドキリとしてしまった。

「一花会長、本当によろしいのですか?」

一花のスカートを拾う和香さんが、凄く不安そうな目を一花さんに向けている。それを見て、思ったとおり、一花さんは紫さんに気持ちよくされる側だと確信した。一花さんは三年生の中でも背は高い方だけど、紫さんは三年生の中でもトップクラスのガタイの良さ。体格差からいって一花さんが勝てるとは思えない。

「一花さんが紫さんに勝ったら、次は私ですよね。一花さんが負けたら、私は無しと言うことで」

余裕が出た私は、完璧お嬢様の一花さんが、これからどんなことをされるのかワクワクしていた。

「ご心配は御無用です。勝つのは、私ですから」

一花さんはチラリと私を見ると、紫さんに視線を移した。

「紫さん、スカートは脱がないのですか?」

一花さんは少し苛ついているようだ。こんな一花さんを見るのは初めて。ワクワクが止まらない。

「私が一方的に一花を気持ち良くしてあげるから、このままでいいよ。おいで、一花」

「そのようなことを言っていれるのも、今のうちですわ」

一花さんは、妖艶な笑みを浮かながらソファー座る紫さんに跨った。四つん這いのような格好で、まるで私と和香さんにお尻を見せつけるかのように。

「紫さん、気持ち良くしてさしあげますわ」

そう言って、一花さんは紫さんの頭を抱いた。

一花さんは私にお尻を向けているから、何をしたのかは見えなかったけど、"ちゅっちゅ"と恥ずかしい音が生徒会室に響いいた。一花さんのキスの音。紫さんは、されるがまま。

「どっちが勝つと思いますか?」

まさか、一花さんが勝ってしまうのではと不安がよぎった私は、隣で一花さんのスカートを畳む和香さんに聞いてみた。和香さんは一花さんのパンツの股布を指さした。

「ここに注目して下さい」

一花さんは股を広げて紫さんに跨っている。私と和香さんの目の前には、一花さんのパンツの股布、その向こうには一花さんの恥ずかしい箇所があるはずだ。見ているこっちが恥ずかしくなるような姿だけど、私の視線は一花さんの股間に釘付けになった。

「ほら、濡れてきましたよね」

和香さんの言うとおり、一花さんのパンツの股布が湿り気を帯びてきた。

「このシミが大きくなる前に、一花会長が紫さんを気持ち良くさせることができるかが勝負の鍵です」

「一花さん、お漏らししちゃうんですか?」

まだ、中学一年生だった私は、それが何を意味するのか分からなかった。一花さんがキスで責めて続けているのに、一花さんのパンツのシミは徐々に大きくなっていく。

「んッ…んッ……」

一花さんは小さな声で喘ぎながら、一心不乱に紫さんにキスしている。
突然、一花さんのパンツが膨らんだ。紫さんが、左手を一花さんのパンツの中に潜り込ませてきたんだと分かった。

「あぁんッ!」

一花さんはキスを止めて悲鳴をあげた。紫さんは右手で仰け反ろうとする一花さんの肩を抱き、一花さんを引き寄せた。

「キスだけでこんなに濡れちゃって。一花、もっと、気持ちよくしてあげるよ」

一花さんのパンツの股布が蠢いている。この白い布の向こうで行われていることを想像して、私は怖くなってきた。

「あぁッ!や、いやぁ…!」

一花さんの甘い声のあと、"くちゅくちゅ…"と卑猥な音が聞こえてきた。紫さんの指が、一花さんの恥ずかしい箇所を弄くっているのだ。

「びちょびちよだよ、一花。今日の一花は何秒耐えられるのかな?」

「あん…ッ、はぁ…はぁ…はぁ…」

一花さんの甘い吐息が聞こえる。私は一花さんの股間に見入ってしまっていた。

「紫さん…待って…」

「どうしたの、一花。菜々美の前で、負けちゃうの?」

「いいえッ…私は、負けません…」

「よし、じゃあ、一花が一番好きなアレをしてあげるから頑張ってね!」

「いやぁッ…あん…も…やめ…あぁんッ!」

紫さんが、何かしたんだと思う。一花さんの下半身がビクビクと震えた。一花さんの上半身は紫さんが力強く押さえつけていた。

「紫さん…ひぃッ…はひ…もうだめッ!」

一花さんの言葉が途中で途切れた。白いパンツのシミが一瞬で大きくなり、透明の液体が一花さんの太ももを伝って滴り落ちた。

「見て見て、菜々美。一花、イッちゃいました~!」

紫さんは勝ち誇ったように言った。一花さんは体を震わせながら、紫さんにしがみついている。何が起こったのか、私には分からなかった。

「一花さん、大丈夫なんですか?」

こんなに弱々しい姿の一花さんを見るのは初めてなので、不覚にも、私は心配してしまった。

「一花は、私に、気持ちよくされちゃったんだよ。だから、菜々美を、可愛がるのは、また今度ね」

紫さんは、一花さんの頭を優しく撫でながら言った。

「そ、そ、そう…じゃない…ですわ…紫さんのことを…気持ち良くしてあげたくて…あたしも…気持ち良くなっちゃっただけ…ですわ…」

真っ赤な顔で断固として言う一花さんは、紫さんの肩を抱きしめたまま震えた。

「気持ち良くなっちゃったから、一花の負けだね」

紫さんは優しく言った。一花さんのパンツのシミは股布の半分を超えようとしていた。

「一花さんは、紫さんに気持ち良くされすぎて、我慢できなくなっちゃったんですか?」

私が訊くと、紫さんは一花さんのパンツから左手を出して私に見せつけた。一花さんの恥ずかしい箇所を弄んだ紫さんの左手は、濡れてヌラヌラにテカっている。

「一花が我慢できなくなって漏らしたお汁、舐めてみる?」

「え?!…け、結構です!」

「一花のお汁、美味しいのに」

そう言って、紫さんは一花さんの恥ずかしいお汁で濡れた指を口に含んだ。

「ま…まだ、終わっていませんわ」

一花さんは、紫さんにしがみついたまま呟いた。

「一花会長、一年生の前です。これ以上は…」

和香さんが止めようとしたけど、一花さんは聞かない。澄ましたお嬢様に見えるけど、一花さんは極度の負けず嫌いだ。

「菜々美さん、本当に気持ち良くなるということが、どういうことか、見せて差し上げますわ」

もう、一花さんは、気持ち良くされて、負けましたよね?
と、口から出そうになったけど、出せなかった。一花さんの体から闘気が漲っている。そう感じたからだ。一花さんは、紫さんの横でソファーの上に膝立ちになった。

「菜々美さん、よく見ていください」

一花さんはそう言って、息を大きく吐くと、ブラウスの裾をゆっくりと持ち上げた。形が良い一花さんのお尻、それを包む白いパンツ、パンツからはみ出したお尻の肉、太股、素晴らしい腹筋のお腹。美少女を超えた女神のような美しさに、私の息が一瞬止まった。だけど、一花さんは恥ずかしいお汁でびちゃびちゃに濡れたパンツを見せて何がしたいのか、私には、さっぱり分からなかった。

「一花会長は、菜々美さんに見て欲しいと思っているようです。一花会長の覚悟を、しっかり見届けてください」

和香さんが、言った。パンツを見て欲しいの?覚悟??私には、何が何だか、分からなかった。だけど、一花さんの決死の思いは、ひしひしと伝わってきた。見なきゃいけない。

「一花、可愛いよ。いいよ、あたしを気持ち良くしてみせる?あたしは、一花をもっと気持ち良くして、あんあん鳴かせてあげるよ」

紫さんはソファーにふんぞり返って余裕綽々。スカートを脱ぎ、自らブラウスの裾を持ち上げ、恥ずかしいお汁まみれのパンツを見せ付ける一花さんとは違い、紫さんの制服は全く乱れていない。

「先ほどの、お返しですわ」
一花さんは再び紫さんの上に覆い被さった。しかし、体の向きが逆。一花さんの頭が下、白いパンツが上。一花さんは、恥ずかしいお汁をたっぷり染み込ませたパンツの股布を紫さんの顔面に押しつけた。そして、一花さんの頭は、紫さんの脚の付け根あたりに。

「な…なんですか?!」

私は、思わず声をあげた。

「四十八手の一つ、二つ巴。本来は、横になってやるものですから、座っている紫さんに対して、一花会長が頭を下にして乗るという変則的な形になります」

「はぁ?二つ巴??」

当時の私は、まだ、シックスナインと言う言葉を知らなかった。和香さんの説明の意味も、私にはさっぱり分からない。この場で起きているとが、現実とも思えなくなってきた。

「あんな体勢で、一花さん、つらくないんですか?!」

「辛いでしょうね…」

和香さんは、呟いた。

「お願いですわ、紫さん…私の匂い、嗅いで…どちらが気持ちよくさせるか、勝負ですわ」

「ふふっ、今日の一花はすごいね。いいよ、やりたいようにさせてもらうよ」

紫さんはあっけらかんと言うと、一花さんのパンツの股布に鼻をくっつけた。

「んっ、いい匂いだよ、一花」

「くすっ…よろしいですわ」

紫さんに褒められた一花さんは紫さんのスカートをめくり、その中に頭を突っ込んだ。

「んッ!?」

紫さんの声が漏れた。一花さんが、紫さんのスカートの中で何かをした。一花さんの白いパンツが、紫さんの顔でクニャクニャと動いている。紫さんの体が、ビクンッと震えた。

「ふぅッ…!」

紫さんが息を吹き返した。そして、紫さんの両手が一花さんの腰を掴んだ。紫さんは何かをされているんだと分かった。一花さんは、紫さんのスカートの中で責めている。スカートの中だけでではない。一花さんは、腰を振り、股間を使って、紫さんの顔も責め続ける。このままでは、一花さんが勝ってしまうかもしれない。紫さん、頑張って!心の中で私は叫んだ。

「上手になったね、一花。このまま、二人で気持ちよくなりたい気分だよ」

私の願いが通じたのか、紫さんが動いた。

「はぁ、はぁ…このまま、二人、一緒に…」

一花さんが悶えている。そうだ、自分の股間で相手の顔面を責めるということは、自分の急所を相手に晒す両刃の剣なのだ。辛そうなのは、一花さんの方だ。

「でもね、今日は、可愛い一花が、気持ち良くなって、鳴かされる姿を、菜々美に見せてあげたい気分なんだよ」

紫さんは、両手を一花さんのパンツの中に差し入れた。

「ああッ!いやぁ!!」

一花さんがそれに気付いたときには、素早く一花さんのパンツを脱がしてしまった。一花さんのつるつるのお尻が、丸見えになった。

「パンツ脱がしてもいいんですか?!」

そこまではやらないだろうと思っていた私は、和香さんの腕を掴んだ。

「一花会長は、覚悟していたはずです。最後まで、しっかりと一花会長を見てください」

和香さんは、ずっと、一花さんのお尻を見ていた。

「一花のパンツ、恥ずかしいお汁で、こんなになっちゃいました」

紫さんが一花さんのパンツをテーブルに投げた。コットン製だが、レースで飾られた一花さんに相応しい清純な純白のパンツ。それは、一花さん自身のお汁でびちゃびちゃに濡れていた。

「あぁ…」

一花さんが、切ない顔で、テーブルに投げ捨てられた自分のパンツを見た。その一瞬の隙を、紫さんは見逃さなかった。

「菜々美、見ててよ。気持ち良くなっちゃた一花の顔が、どんなに可愛いか、見せてあげるから」

紫さんの左手が、一花さんの白く、柔らそうなお尻を鷲掴みにした。そして、右手が、一花さんの股間に潜り込んだ。紫さんの右手が、何かをいじくり始めた。

「や…やめて…紫さん、あっ、ああっ!」

一花さんの声は、甲高く、甘く、悲鳴に近い。それは、耐え難い快感に犯されている声だった。一花さんは何かにすがるように、右手で脱がされた自分のパンツを握りしめた。

「んッ…!」

一花さんの体が、ぶるっと震えた。

「一花会長、今、イキましたね」

「行く?どこへ??」

「一花会長は、気持ち良過ぎて、我慢できなくなってしまった、ということです」

和香さんは、私の疑問に答えると、テーブルに上半身を投げ出した一花さんの右手をそっと握った。

「一花会長のオーガズムに至るお姿、私も、菜々美さんも、しっかりと見させていただきました」

「和香さん、私…」

一花さんが、和香さんの手を握り返し、何かを言おうとしたけど、

「ああぁッ!いやぁ!!」

再び、一花さんは鳴き声のような悲鳴を上げた。紫さんが、一花さんの恥ずかしい箇所に何かしたんだ。

「菜々美は、まだ、満足してないよね。もっと、一花の可愛い顔を見せてあげる」

紫さんは、一花さんの恥ずかしい箇所にチュッとキスをすると、今度は口と指を使って一花さんを弄びはじめた。

「あんなとこを舐めて、汚くないんですか?」

目の前で繰り広げられる衝撃的な行為に、私は思わず和香さんに聞いてしまった。

「汚い?何を言ってるんですか。一花会長は、汚くありませんよ」

和香さんは、そう言って、両手で一花さんの左手をギュッと握りしめて、

「一花会長、頑張ってください」

と、一花さんを励ましていた。だけど、

「うぅ…くぅ…ぁ」

一花さんの方は、それどころじゃなさそうだった。いつも清純ぶって、お嬢様です!って感じの一花さんが、目に涙を浮かべ涎を垂らしながらマヌケ面で喘ぎ続けていた。見ているこっちが恥ずかしくなってくる。

「あ…んん……ッ!」

また、ビクビクッ、と一花さんが震えた。

「一花さん、また、イッちゃいましたね」

私は、さっき覚えたばかりの言葉を使って一花さんに声をかけた。一花さんは、虚ろな目で私を見た。その美しさに、ドキリとした。さっきまでのマヌケ面のときでも、一花さんの美少女っぷりは変わらなかった。本物の美少女は、変顔でも美少女なんだ。そう思うと、私は一花さんに嫉妬した。

「何回、イカされてるんですか。そろそろ、降参した方がいいんじゃないですか?」

私は、一花さんに顔を近づけて言った。なんだか、一花さんをイジメているようで気持ちが良い。
だけど、私の言葉を聞いたことで、放心状態だった一花さんの赤く染まった頬に、再び、生気が甦った。

「私は…降参なんて、いたしません!」

一花さんは右手で握り締めていたパンツをテーブルに置くと、テーブルに腕を立て、紫さんにお尻を向けたまま四つん這いになった。

「紫さん、勝負はこれからです。私は、この程度では屈しません」

一花さんは、恥ずかしい箇所を紫さんに見せつけるようにお尻を突き出した。まるで、もっと触って欲しいって感じ。

「一花は、まだイケるよね。今日は菜々美にトロトロの一花をたくさん見せてあげようね」

紫さんも、一花さんのお尻を撫でながら応える。

「トロトロになるのは、紫さんの方ですわ」

「一花会長のお体は、既に何度もイカされてしまって、もう、限界です。菜々美さんがおっしゃるように、降参なさった方が…」

和香さんは、一花さんの身を感じている様子だった。

「和香さん、私は、もう、恥ずかしい姿はお見せいたしません。耐えてみせますわ」

一花さんは微笑んだ。気持ち良くなったら負けの勝負なのに、一花さんは何度も気持ち良くされてるのに、まだ、負けを認めないなんて…

「この体勢じゃ、一花のココがどうなってるか、菜々美からはよく見えないよね」

「あッ!紫さん、何をなさるの…」

紫さんは一花さんを持ち上げると、体勢を入れ替えてソファーに一花さんの肩を押さえ付けた。やっぱり、紫さんとの体格差は歴然。華奢な一花さんは、紫さんに抗うことはできなかった。

「あぁ…」

一花さんは、為す術もなく、ブラウスのボタンを外され、パンツとお揃いの白いブラジャーを上に摺らされた。一花さんの形の良いバストが露わになった。
それよりも、私は、一花さんの恥ずかしい毛に釘付けになった。一花さんのような清純ぶった人にも、しっかりと毛が生えていることに驚きだった。

「ほら、菜々美によく見えるように、ちゃんと、股を開いて」

紫さんが一花さんの太股を撫でると、それに応えるように一花さんは自分から股を広げた。

「一花は、素直で良い子だね」

「紫さんが、そうして欲しいから、仕方なく…ですわ…」

一花んの頭をナデナデする紫さん。一花さんは沸騰しそうなくらい顔が真っ赤だ。
教科書で絵を見たことはあるけど、女の人の恥ずかしい箇所を生で見たのは生まれて初めてだ。思っていたよりも、綺麗なピンク色。ここから、一花さんの恥ずかしいお汁が流れ出している。

「一花のおっぱい、大っきくなるように可愛がってあげるね」

紫さんは一花さんの乳首をチュッと吸うと、右手で一花さんの乳首を摘んでコリコリと摘みに、左手では一花さんの恥ずかしい箇所をそっと撫でた。一花さんの体が弓なりに反った。

「いや…紫さんと、一緒に…気持ち良くなりたいのに…私だけなんて…、いやぁ!」

“ちゅっちゅ…"
“くちゅくちゅ…"

生徒会室に、一花さんの切ない鳴き声と乳首を吸われる音、恥ずかしい箇所を弄くられる音が響き渡る。

「もう、ダメですッ!紫さん、いやッ!これ以上、菜々美さんの前で、恥を晒すことは…ひぃぃッ!」

「いいよ、一花。一花の可愛い鳴き声、あたしが全部受け止めてあげる。もっと声を出してよ。菜々美も、一花が可愛く鳴くところ見たいだろ?」

紫さんはそう言うと私の目を見た。私は、ごくりと、唾を飲んだ。紫さんは、一花さんを気持ちよくさせるために私を利用した。

「あぁああッ!紫さんの指…!もう、だめっ!お尻、揺れちゃう…あぁッ、あぁッ、あんッ、だめッ、イクッ!」

一花さんは叫んだ。一花さんの上半身は、紫さんに押さえつけられていた。自由になれた下半身は、紫さんの指と手の平による、容赦ない責めに果てしなく揺れ震えていた。一花さんのお尻の割れ目の間から透明の液体が紫さんの腕を伝って滴り落ちた。

「菜々美、もうすぐ、いいものが見られるよ。顔を近づけごらん」

紫さんはそう言って、キスで一花さんの口を塞いだ。それに反応したかのように、一花さんは更に股を広げた。紫さんの指が、一花さんの中に入っているのがよく見えた。

「ああッ!ダメ、見ないでくださいッ!」

一花さんの悲鳴と同時に、一花さんの恥ずかい箇所から恥ずかしいお汁が激しく飛び散った。

「ごらん、菜々美。これが、気持ち良くされちゃってお漏らしした一花の姿だよ」

紫さんは勝ち誇って言った。そして、一花さんを優しく抱きしめた。一花さんは紫さんの胸で震え続けていた。才色兼備、完璧な生徒会長、白銀財閥の御令嬢、私が絶対に敵わないと思っていた目の上のたんこぶ、一花さん。その人が、私の目の前でこれほど無防備で弱々しい姿を見せるなんて。

「一花さん、すごい…」

私は思わず呟いた。一花さんの恥ずかいお汁が顔にかかったけど、そんなことは全く気ならなかった。

「私には、到底、真似できない…」

「ふふっ、菜々美にだって、いつかはできるようになるよ。あたしが教えてあげる」

紫さんは、そう言って、目を細めた。

「一花は素直だからすぐに気持ち良くなっちゃう。菜々美は捻くれててイジメ甲斐ありそうだから、もっと時間がかかるかもだけどね」

「はぁ…はぁ…紫さん、何を言ってるの…」

一花さんの声は、掠れていた。

「菜々美さんのことは、何もしなくていいですわ。私が、教えてあげます」

「いえ…一花さんは、紫さんに負けたので、私は、無しですから」

散々に紫さんの玩具にされても、まだ、こんなとを言うのかと私は呆れてしまった。

「菜々美さん。勝負は、ついてません」

「一花、あれだけイカされてたのに、まだ、勝負ついてないの?」

「私は、負けたなんて、言った覚えは、ありませんわ」

一花さんは、紫さんを睨みつけた。

「もう、一花ったらぁ、また、菜々美にイッちゃう姿を見てもらいたいの?またやる?」

「ええ、お安いご用ですわ。ですが、今度こそ、恥ずかし姿を菜々美さんに目せるのは紫さんですわ。菜々美さん、よく見ていてください。私の本気の姿を」

一花さんは、紫さんの上から、身を起こすと、私の目の前に立った。ブラウスの前は開け、パンツは脱いだまま。私は、目のやり場に困ったけど、ついつい、一花さんの体に、目が行ってしまう。三年生にもなると胸は膨らむし、一花さんのような人でも下の毛もしっかり生えるんだ。私も、紫さんも、和香さんも、ちゃんと制服を着ているのに、一花さん一人だけがこんな格好で恥ずかしくないの?でも、堂々としている一花さんは、なんだか格好良く見えた。

「そんなに、菜々美に見せたいなら、見せてあげよっか」

紫さんが、一花さんを背後から捕まえて自分の膝の上に座らせた。

「キャッ…!紫さん、何をなさるの?」

「こんなの付けていたら、菜々美がよく見えないね」

紫さんは、一花さんのブラウスとブラジャーをスルスルと脱がしていまった。

「いやぁ!」

一花さんが両手で胸を隠した。今まで、堂々と胸を見せつけてたのに、丸裸にされて急に恥ずかしくなったのかな?

「はい、菜々美。一花の本気の姿、しっかりと見てあげて」

紫さんは、膝の上の一花さんの脚を持ち上げて開脚させると、一花さんの恥ずかしい箇所を丸見えにしてしまった。一花さんは全部脱がされたと思ったけど、靴下を履いていたんだ、と私は気付いた。でも、裸に白い靴下だけの一花さん姿は、何も身に着けてないよりもエッチに見えた。私は引き込まれるように、一花さんの恥ずかしい箇所に顔を近づけた。

「一花の体、全部、菜々美に見てもらおうね。アソコも、お尻の穴も、菜々美から丸見えだよ」

紫さんは、楽しそうだ。

「あぁ…菜々美さんの前で、こんな格好…」

「アへ顔も、潮吹くとこも菜々美に見られて、今さら恥ずかしがるかとないじゃん」

「それと、これとは別ですわ…」

と、言いながらも、一花さんは両手は自由なのに隠そうともしない。

「そうだ!今度は、お尻の穴で、一花に気持ち良くなってもらおっか!」

「えっ!?」「えっ!?」

私の声と一花さんの声が、奇妙な共鳴をした。お尻の穴?そこは、ただの穴だ。どうやって、気持ちよくするの?私の頭は完全に白紙に戻った。

「紫さん、菜々美さんの前で…それは、あまりにも…一花会長が…」

和香さんが言った。でも、紫さんはそれを無視。

「和香、救急箱に便秘用の浣腸があったよね、持って来て。洗面器も」

「浣腸は、あったと思いますが…」

和香さんは一花さんの様子を伺っていた。和香さんは一花さんの忠実な部下だから、紫さんに従ってもよいものか迷っている感じだった。

「和香さん、やめて!菜々美さんの前で…それだけは、やめて…」

一花さんの声が震えている。瞳の奥には恐怖が浮かんでいる。これ以上、見せるものは何もないはずなのに、一花さんは初めて怯えた。

「いいのよ、一花。菜々美に、一花の一番奥深いところを見せてあげるの。水都女学院中学生中学生と会長、白銀一花の、本当の姿を」

紫さんはそう言いながら、一花さんに顔を近づけた。一花さんは、吸い寄せられるように首を伸ばして紫さんにキスをした。すると、キスに力を吸い取られたように、一花さんの腕がだらんと垂れ下がった。一花さんはキスに弱いんだ。一花さん、全部丸見え。一花さんの恥ずかしい箇所から流れ出すお汁で、一花さんのお尻の穴は、テカテカに濡れていた。それは、何かを求めるように収縮収取を繰り返していた。お尻の穴だけど、見ていると触りたくなってくる。

「紫さん…私の、負…」

キスから唇を離した一花さんが小さな声で何かを言おうとしたけど、和香さんが遮った。

「そこまでです。菜々美さんが、引いていますよ」

いや、私は、お尻の穴を弄られた一花さんがどうなってしまうのか興味津々だったのに…
和香さんはティッシュを取り出し、一花さんの恥ずかしい箇所を拭きはじめた。

「あん!和香さん…ダメですわ…あぁ…和香さん…はぁ…ッ」

和香さんに触られた一花さんが甘い声をあげた。

「お尻の穴は、一年生には刺激が強すぎます」

和香さんは喘ぐ一花さんに構わず、一花さんの恥ずかしい箇所を拭いていく。だけど、拭いても、拭いても一花さんのお汁はあふれ出していく。

「んんッ…!和香さん…自分で拭けますわ。そこは、もっと、優しく…」

「そうですね…これでは、きりがありません」

和香さんは一花さんの恥ずかしい箇所を指で広げて中を覗き込んでいた。

「紫さん、降ろしてください」

「せっかくここまで来たのに…」

「酷いですわ。菜々美さんを気持ち良くさせるはずでしたのに、菜々美さんの前で私をこのような目に合わせるなんて…」

「一花が可愛いくて、つい…」

「仕方がない人ですわ。紫さん、シャワーを浴びに行きましょう」

「一杯お汁垂らした一花の体、綺麗にしてあげるね」

「菜々美さん、いつでも、生徒会に遊びにいらっしゃい。次は、ちゃんと、おもてなしいたしますわ」

一花さんは私にニッコリと笑いかけると、紫さんと仲良く手をつないでシャワーに行ってしまった。私は、一体、何を見せられていたんだろう?とりあえず、一花さんは紫さんの前ではクソザコであることは分かった。

「一花会長も、紫さんも、今日は菜々美さんがいるから、いつもよりも盛り上がってましたよ。よっぽど、菜々美さんのことが気に入っているのね」

「…あの二人とは、幼い頃からの付き合いですから」

「いいですね、女の子同士の幼馴染って」

年が離れているから、幼馴染ってほど親しい関係じゃないんだけど。

和香さんは床にモップをかけ始めた。一花さんの恥ずかしいお汁で小さな水溜りができていた。

「後始末、大変ですね…」

「そうでもありません。一花会長の素敵な姿を間近で楽しめますし、色々と勉強にもなます」

「そうですか…勉強ねぇ…」

テーブルには投げ捨てられた一花さんのブラウスと下着があった。ブラウスとブラジャーは、まだ着れるけど、びちゃびちゃになったパンツはどうするんだろう?私が、そんなことを考えていると、

「今のうちに、逃げた方がいいですよ。シャワーが終わると、二人の気持ちが変わるかもしれない」

雑巾でソファーを拭く和香さんが、言った。

「逃げる?」

そうだった。私はあの二人から逃げたかったのだ。一花さんの気持ち良い姿が衝撃的すぎて、すっかり忘れていた。

「和香さん、ありがとうございました」

私は、和香さんに頭を下げ、生徒会室を出た。和香さんとは、この日が初対面。見た目は地味だけど、悪い人ではなさそうだ。この日の出来事で、私は絶対に生徒会には関わらない、と心に決めた。

でも、今は、一花さんのご指名で、水都女学院高校生徒会の副会長をやらされているなんて…


「今度は、菜々美さんが黙り込んじゃって、どうしたの?」

「ちょっと、昔のことを思い出してて…」

奈理子に声をかけられ、菜々美はハッと我に返った。

「幼い頃の菜々美さん、可愛かったですよ」

「小生意気な奴だったよね。今も、生意気だけど」

一花と、紫が、ニヤリと笑った。

「菜々美さんに、もっと色々なことを教えてあげたかったですわ。菜々美さん、美味しそうですもの」

「いいね、あたしも。あの頃の菜々美に返してやろうよ」

二人の視線が菜々美の下半身に注がれた。

「私よりも、奈理子さんの方が、美味しいですから!」

菜々美はそう言って毅然と胸を張った。が、

「あらあら、スカートの中が見えていますわ」

一花にそう言われて、菜々美は慌ててスカートをおさえた。紫がニヤリと笑っている。見えるわけないじゃないか!

「私も、一花さんと紫さんに色んなことを教えてもらいたかったな」

奈理子が呑気な声を出した。奈理子は菜々美たちの中学時代のことは何も知らない。

「そう言えば、奈理子さんって一花さんに似てるわよね」

菜々美が思い出したように口にした。

「私が、一花さんに?どこが??」

「ふふっ。水都の守護神、ミラクルナイトの奈理子さん似ているだなんて、光栄ですわ」

「似てる似てる。見せたがりなところかなんか、特に」

「紫さん、私は、見せたがりではありませんよ」

「私も、見せたがりじゃないです。一花さんみたいに格好良くもないし…」

「一花には財閥令嬢の完璧お嬢様だけじゃなくて、色んな姿があるんだよ。ね、菜々美」

「私にとっては、アレが一花さんの本当の姿ですけどね」

「アレ??」

アレが分からず奈理子は首を傾げた。一花は意味深な笑みを浮かべている。学校の中では、菜々美は一花と紫のことを避けているが、意外に仲は良いのかもしれないと考えていた。

「奈理子さん、これからも水都の平和を守ってくださいね。菜々美さんは、和香さんを支えてあげてください」

一花が、奈理子と菜々美に微笑んだ。

「あたしと一花が卒業たあと、生徒会のこと頼んだよ、菜々美」

「紫さん、風紀委員の仕事、ちゃんとしてたんですか?」

「してたよ。一花会長を毎日慰めてやってた」

「それ、風紀委員の仕事じゃありませんよ」

奈理子は、紫と菜々美が言い合うのを眺めながら、この街の平和を守る使命を改めて胸に刻むのであった。