DUGA

ミラクルナイト☆第157話

月曜日の昼休み。水都女学院の中庭で、奈理子は俯いていた。土曜日の出来事が、今も頭から離れない。マンゴー男に連れ去られ、凌辱されたミラクルナイト。その後、市営テニス場のフェンスに逆さに磔にされ、晒し者にされた姿。消防署の救助隊によって救出されたが、ミラクルナイトの屈辱的な姿がネットに動画として拡散されていた。マンゴーの香りに犯され、記憶は朧げだが、その動画をスマホで確認するたびに、奈理子は羞恥と悔しさで心が沸騰しそうになる。

思い詰めた表情でスマホを握りしめていた奈理子の前に、菜々美が現れた。

「何見てんのよ」

冷たい視線で奈理子を見下す菜々美。奈理子は答えず、ただ俯いたまま涙を浮かべている。

「マンゴー男は、手下の凜と寧々に任せなさいよ」

と菜々美が隣に座った。その言葉に奈理子は驚き、顔を上げる。責められると思っていた奈理子は、意外な菜々美の言葉に戸惑った。

「怒ってないの…?」

奈理子が恐る恐る尋ねると、菜々美は少し笑って答えた。

「匂いにやられたんじゃ仕方ないわ。アンタ、匂いとかエッチな責めにはとことん弱いもんね」

その意外な優しさに、奈理子は驚きとともに、何も言えなくなる。それでも、

「凜さんと寧々ちゃんは手下じゃないわ。私の大切な仲間よ」

奈理子は反論したが、菜々美は

「ミラクルナイトは水都の守護神。セイクリッドウインドとドリームキャンディはミラクルナイトの家来でしょ」

と軽く答える。

奈理子は菜々美と言い合っている中で、ふと気付いた。

「菜々美さん、どうしてキャンディの正体を知ってるの?」

ドリームキャンディの正体は秘密にしているはずだった。

「あの子は、ゾウムシ男にやられたアンタを心配して、特訓しているアンタを見に来たのよ」

と菜々美が淡々と告げる。

「寧々ちゃんが…」

奈理子は呟いた。

「苦手な相手は手下に任せればいいのよ。人の上に立つ者はそうやって周りを使うものなの」

そう告げる菜々美に、奈理子は強く反論した。

「凜さん、寧々ちゃんとの関係に上下はないわ!」

だが、菜々美は

「アンタはミラクルナイトなんだから、当然上下はあるのよ」

と言い残し、校舎へと去っていった。

奈理子はその言葉を反芻しながら、何かが自分の中で揺れ動くのを感じていた。


放課後、水都公園を歩く奈理子。彼女の心は重く沈んでいた。セイクリッドウインドとドリームキャンディ、凜と寧々は、ミラクルナイトである自分を守るために戦ってくれる大切な仲間。しかし、菜々美に言われるまでは、彼女たちとの間に上下関係があるなどと考えたこともなかった。

「いつも、私が凜さんと寧々ちゃんの足を引っ張っているのに、一番弱い私が上のはずない…」

奈理子は自分自身に問いかけるように呟いた。

その瞬間、甘いマンゴーの香りが周囲に漂い始めた。奈理子はハッとして、とっさにハンカチで鼻と口を塞いだ。この香りは危険だ。吸い込んではいけない。

「奈理子ちゃん、今日も一緒に遊ぼうよ」

マンゴー男が突然奈理子の前に姿を現した。軽やかな声とは裏腹に、その姿は彼女にとって悪夢の再来だった。

「いやよ!私は貴方なんかと遊びたくない!」

奈理子は振り絞るように叫ぶ。

しかし、マンゴー男は不敵に笑った。

「土曜日は奈理子ちゃんも楽しんでたじゃない。僕にがっしりしがみ付いてさ。あのときの奈理子ちゃん、可愛かったよ!」

その言葉に、奈理子の顔は羞恥で真っ赤に染まった。心臓が激しく鼓動し、頭の中は羞恥でぐらぐらしている。だが、ここで引いてはいけない。そう思った奈理子は、落ち着こうと一度上空を見上げた。幸い、トンボカマキリの姿は見えない。それだけで少しホッとした。

「トンボカマキリはいないよ。今日はパイナップル男に来てもらったんだ」

とマンゴー男が楽しげに言う。それと同時に、奈理子の背後から低い声が響いた。

「奈理子、動画見させてもらったぞ」

振り返ると、そこにはパイナップル男が立っていた。

奈理子は前後を挟まれ、心の中で恐怖が広がる。

「お願い、ミラクルナイトに変身させて」

と必死に哀願する。

マンゴー男とパイナップル男は顔を見合わせ、悪戯っぽく笑った。

「セーラー服の奈理子ちゃんでも遊びたいし…。パイナップル男、どうする?」

マンゴー男が尋ねる。

パイナップル男は少し考え込むふりをして言った。

「素の奈理子じゃすぐ壊れそうだから、変身させた方が長く楽しめるんじゃないか」

奈理子はその言葉にわずかな安堵を覚えた。彼らは空を飛べない。変身さえすれば、ミラクルウイングで飛んで逃げられるかもしれない。意を決して奈理子はアイマスクを手に取り、懇願する。

「変身中は攻撃しないでよ!」

「そう言われると、攻撃したくなるな」

とパイナップル男が意地悪く返す。

「やめて…攻撃しないでください…」

奈理子は再び哀願する。その声には切実な響きがあった。

マンゴー男がパイナップル男をたしなめた。

「パイナップル男、奈理子ちゃんを虐めちゃ可哀想だよ」

「わかったよ。しっかり奈理子の変身シーンを見てやるから、早く変身しろ」

と、パイナップル男は面白がりながら言う。

屈辱を感じながらも、奈理子は仕方なくアイマスクを装着した。再び彼らの前で、ミラクルナイトへと変身する準備を始める。


水色の光に包まれ、奈理子はミラクルナイトへと変身した。しかし、その光が収まるとすぐに、マンゴー男の軽快な声が響いた。

「今日も奈理子ちゃんのパンツは白だねー!」

と楽しげに。

光が完全に消え、

「水都の平和を乱す者は…」

とポーズを決めていつもの名乗りを上げようとしたミラクルナイト。だが、最後まで言葉を紡ぐことはできなかった。

「ほいっ!」

と突然、パイナップル男がミラクルナイトの上から巨大なパインスライスを被せてきたのだ。

「あぁッ!」

と驚くミラクルナイト。芯が抜かれたそのパインスライスは、まるで捕獲リングのように彼女を拘束してしまった。これで、ミラクルウイングを広げて逃げることは不可能だ。

「今日も奈理子ちゃんをたっぷり可愛がってやるよー!」

とマンゴー男が近づき、ミラクルナイトのスカートを捲ろうとする。

「こんなもの…!」

ミラクルナイトの身体が再び水色に輝き始めた。だが、その瞬間、マンゴー男が素早く動き、彼女の顎を掴んで強引に口移しでマンゴージュースを飲ませた。

「あぁ…」

とミラクルナイトは抵抗しようとするものの、マンゴーの甘い香りと強力なフェロモンが徐々に彼女の意識を奪っていった。視界がぼやけ、力が抜けていく。薄れゆく意識の中で、彼女は心の中で叫んだ。

「寧々ちゃん、助けて…」

「奈理子ちゃん、相変わらず弱いね」

とマンゴー男が言い、

「こんな雑魚ヒロインにドリアン男がやられたとは…」

とパイナップル男が呆れたように続ける。

意識を失ったミラクルナイトに対して、マンゴー男は嬉しそうに笑いながらスカートを脱がせた

「ドリームキャンディやセイクリッドウインドが来ると厄介だ。早く連れて行こう」

とパイナップル男が焦り始める。すでに彼らの出現は町内放送で伝えられており、間もなく助けが来るはずだからだ。

「パイナップル男、見てよ。いい眺めだよ」

とマンゴー男は無邪気に笑いながら、パインスライスに拘束された転がされたミラクルナイトの姿を見つめる。パインスライスから伸びる彼女の下半身は白いパンツとブーツだけの無防備な姿だった。

その時、黄色い光が水都公園の遊歩道に降り立った。

「奈理子さんを虐める者は、中学生戦士ドリームキャンディが許しません!」

と高らかに宣言したのは、ドリームキャンディだ。

「ほら、さっさとしないから飴玉娘が来たじゃないか」

とパイナップル男が言い、少し苛立っている。

「いいじゃない。ドリームキャンディも捕まえようよ」

とマンゴー男が楽しげに笑う。

ドリームキャンディは、無残にも気を失い、拘束されたままのミラクルナイトの姿を見て怒りに震えた。

「貴方たち、絶対に許さない!」

と彼女は強い決意を胸に、戦いの炎を燃やした。


ドリームキャンディは、冷静にパイン飴とマンゴーの飴を口に含んだ。

「これでパイナップル男とマンゴー男の匂いには惑わされないはず…」

と心の中で呟く。

「どうしてそんなに呑気に飴ちゃんを舐めてんの?」

マンゴー男が不思議そうに言いながら、マンゴージュースをドリームキャンディに向けて吹き出した。ドリームキャンディは素早くその攻撃を躱し、腰のキャンディベルトを外し、キャンディチェーンに変形させる。次の瞬間、

「えいっ!」

とマンゴー男に向かってキャンディチェーンを振りかざしたが、その前にパイナップル男が立ちはだかった。

パイナップル男の硬い外殻がキャンディチェーンを弾く。

「やっぱり…」

とドリームキャンディは内心思う。マンゴー男の柔らかい体には効果的だろうが、パイナップル男にはキャンディチェーンは通用しない。

「ロリポップハンマー!」

と声を上げると、ドリームキャンディはチェーンをロリポップハンマーに変形させ、パイナップル男に打ち付けた。しかし、パイナップル男をわずかに後退させるものの、ダメージを与えることはできない。

「効かないな」

とパイナップル男が不敵に笑う。

その時、マンゴー男が攻撃に出た。

「それっ!」

とマンゴーの種をドリームキャンディに向けて飛ばしてきたのだ。ドリームキャンディはロリポップハンマーでマンゴーの種を打ち払ったが、種は破裂し、マンゴーの果肉を飛び散らせて周囲に爆発を起こした。

マンゴーの果肉が飛び散り、ドリームキャンディは果肉まみれになってしまうが、彼女は怯まない。

「こんなものでは負けない!」

と叫ぶと、マンゴー男は不思議そうな顔をした。

「あれ?おかしいなー。なんでマンゴーの香りや果肉を受けて平気なの?」

「ふふっ。私のマンゴーキャンディは、貴方の能力を無効にする力があるのよ」

とドリームキャンディが自慢げに言うと、マンゴー男は驚いた表情を見せた。

「そんなの聞いてないよー!」

しかし、彼はすぐに邪悪な笑みを浮かべて、

「でもね、奈理子ちゃんは僕たちの手の内にあるんだよ」

と言いながら、パインスライスに拘束され転がされたミラクルナイトのそばへと歩み寄った。

「気を失ってるのに、こんなに濡れてるよー!」

とマンゴー男は嬉しそうにスカートを捲り、さらにクロッチずらして奈理子の敏感な箇所弄び始めた

「奈理子さんから離れなさい!」

ドリームキャンディが怒りに震えながら叫ぶが、マンゴー男は楽しそうに笑って

「自分の立場がわかってないようだね」

と言い、奈理子の白いパンツを膝まで下げ、彼女の大切な個所指を挿入した。

「くっ…!」

ドリームキャンディはミラクルナイトが人質にされているため、動くことができず、ただ見守るしかなかった。

その時、緑色の光が公園に降り注ぎ、

「奈理子を弄ぶ奴は私が許さない!」

と、セイクリッドウインドが現れた。彼女は鋭い目つきでドリームキャンディに合図を送り、

「ガストファング!」

と叫ぶと、巨大な竜巻を起こした。

「うわー!」

マンゴー男はミラクルナイトごと竜巻に巻き込まれてしまう。

「キャンディチェーン!」

ドリームキャンディはすぐさまロリポップハンマーを再びキャンディチェーンに変形させ、竜巻に飲み込まれたミラクルナイトを捕まえる。そして、チェーンを手繰り寄せながら、パインスライスに拘束されたミラクルナイトを抱きしめた。

「奈理子さん、しっかりしてください!」

ドリームキャンディはミラクルナイトの頬を平手打ちするが、彼女は目を覚まさない。焦るドリームキャンディは、ミラクルナイトの口を無理やり開けると、

「これをナメていてください!」

と言い、パイン飴とマンゴーの飴を彼女の口に放り込んだ。

「絶対に負けない!」

ドリームキャンディは強い決意を胸に、再びマンゴー男とパイナップル男に向かって立ち向かおうとするのだった。


夕日が西の空に沈みかけ、淡い光が水都公園を染めていた。パインスライスに拘束され、失神したミラクルナイトの無防備な姿が、静かに晒されている。彼女の美しい尻は、夕日の光を浴び、マンゴー男のフェロモンに汚された証拠を示していた。

「また俺にやられたいようだな」

と、不敵な笑みを浮かべたパイナップル男が、静かに前へ出る。先日の戦いで、ドリームキャンディはパイナップル男の圧倒的な力に屈し、失神した苦い記憶が蘇っていた。しかし、今は違う。ミラクルナイトの無残な姿を目の当たりにしたドリームキャンディは、怒りに満ちていた。

「今日は負けないわ!」

ドリームキャンディはパイナップル男に向かって叫んだ。

その隣で、セイクリッドウインドも強い意志を込めた声で続ける。

「そうよ。奈理子を傷つける者は、私たちの手で必ず倒す!」

その言葉には、ミラクルナイトの苦しみを共有する覚悟が感じられた。

「せっかく奈理子ちゃんを気持ちよくしてあげようとしてたのに、倒されるのはお前たちの方だ!」

マンゴー男が無邪気な口調で反論する。

ドリームキャンディは鞭であるキャンディチェーンを手にし、パイナップル男を睨みつける。一方で、セイクリッドウインドは鉄扇ガストファングを構え、今にも襲いかかろうとする二人の怪人をじっと見据えていた。

「いくわよ!」

ドリームキャンディが叫び、素早くキャンディチェーンを振るい、パイナップル男に一撃を食らわせようとした。しかし、パイナップル男はその硬い外殻で、軽々とキャンディチェーンを弾き返す。

「そんなもの、通用するわけないだろ!」

と、パイナップル男は嘲笑し、彼女に突進した。

「キャンディ!」

セイクリッドウインドが叫び、ドリームキャンディをかばうように前へ出る。彼女はすかさずガストファングを振り、竜巻のような風を起こしてパイナップル男を牽制しようとするが、パイナップル男はその風に耐える。

「弱いな…」

パイナップル男は再び不敵な笑みを浮かべ、二人にじりじりと迫り続ける。すでに圧倒的な力の差が感じられた。先日の敗北がフラッシュバックし、ドリームキャンディの手が震えたが、そんなことで負けるわけにはいかない。

「私は…負けない…!」

ドリームキャンディは自らを奮い立たせ、再びキャンディチェーンを振りかざす。しかし、パイナップル男は彼女の動きを読んでおり、簡単に回避する。そして次の瞬間、

「パイナップルスピンアタック!」

と叫びながら、高速回転してドリームキャンディに突進する。

「キャンディ、避けて!」

セイクリッドウインドの叫びも虚しく、ドリームキャンディはその回転の力に巻き込まれ、吹き飛ばされた。黄色いドレスがズタズタに裂け、彼女は地面に倒れ込んでしまう。

「くっ…」

セイクリッドウインドは、倒れたドリームキャンディに駆け寄ろうとするが、次の瞬間、マンゴー男が彼女の進路を遮るように立ちはだかった。

「奈理子ちゃんに続いて、君たちも僕と遊ぼうよ!」

マンゴー男は笑みを浮かべ、セイクリッドウインドに攻撃を仕掛ける。彼の手から放たれたマンゴーの種が爆発し、セイクリッドウインドの体を果肉で覆った。

「うっ…」

セイクリッドウインドは瞬時にその攻撃をかわしたが、マンゴー男の攻撃により、動きを封じられてしまう。

パイナップル男は、倒れたドリームキャンディを見下ろしながら笑みを浮かべ、

「やはり、奈理子の仲間もこの程度か」

と呟いた。その声が、夕暮れの公園に冷たく響き渡る。

戦いはまだ終わらないが、二人のヒロインは圧倒的な怪人の力に苦しみながら、再び立ち向かおうとしていた。


濃厚なマンゴーの香りが漂う水都公園の遊歩道。市民たちは危険を察知し、逃げ去ったものの、テレビ局のドローンが空中を飛び交い、戦場を撮影している。その中で、セイクリッドウインドの悲鳴が響いた。

「あッ、あぁぁ~!」

マンゴーの果肉と果汁にまみれた彼女が苦しげに声を上げる。

「凜ちゃんもたっぷり可愛がってあげるね」

と、無邪気な笑みを浮かべるマンゴー男。

「凜さん、これを!」

ドリームキャンディは、即座にパイン飴とマンゴーの飴を掴み、苦しむセイクリッドウインドの口の中に押し込む。マンゴーの香りを防ぐための対策だ。しかし、

「邪魔しちゃダメだよ!」

と、マンゴー男はドリームキャンディを蹴り飛ばす。だが、ドリームキャンディは地面に叩きつけられながらも、すぐに立ち上がる。

「私は負けない!奈理子さんを守る!」

と決意を込めた声を上げる。

「これ以上、アンタたちの好き勝手にはさせない!」

セイクリッドウインドもまだ諦めていない。二人は、無防備なミラクルナイトを守るように構えた。

「寧々ちゃん…」

と、ふと目を覚ますミラクルナイト。マンゴーの飴が効いてきたのだ。彼女の声に、ドリームキャンディは即座に応じる。

「奈理子さん、大丈夫ですか?!」

彼女は目を逸らすことなく二人の怪人に集中している。

「絶対に寧々ちゃんが助けに来てくれると思ってた…」

と奈理子が呟く。

「当たり前です。奈理子さんは私が守ります。今は戦いを私と凜さんに任せて、休んでいてください」

と、ドリームキャンディは毅然と告げる。彼女は、パイナップル男がミラクルナイトの相手には強すぎると感じていた。

「そうはいかないわ。寧々ちゃんも凜さんも傷ついている…私も戦う。お願い、パンツを穿かせて…」

ミラクルナイトが恥ずかし気にドリームキャンデイに告げた。

「ちょっと待ってて下さいね」

ドリームキャンディが膝まで下げられた奈理子のパンツを引上げ、恥ずかしいものがはみ出ないように丁寧に整えてやった。

「はい。これでいつもの奈理子さんの姿になりましたよ」

ほぼ毎回スカートを脱がされるミラクルナイト。ドリームキャンディにとっては、これが見慣れたミラクルナイトの姿だった。

ミラクルナイトはパインスライスに拘束されたまま立ち上がろうとする。下半身は無防備な白いパンツとブーツだけの姿。ドローンがその瞬間をしっかりと捉えているが、そんなことは気にしていられない。

次の瞬間、ミラクルナイトの体が水色に輝き始めた。

「ミラクルパワー!」

と彼女が叫ぶと、驚くべきことにパインスライスの拘束がミラクルな力で弾き飛ばされる。

「パインスライスから抜け出しただと?!」

パイナップル男が驚愕の声を上げる。

「復活しても奈理子ちゃんは弱いから、またすぐ捕まえて遊んじゃうよ!」

マンゴー男は無邪気にはしゃぎながら、再びミラクルナイトを捕まえようと手を伸ばす。

「パイナップル男は強い。奈理子、無理をしないで下がってて」

とセイクリッドウインドが言う。

「水都の守護神ミラクルナイトを守ることが私たちの使命です。奈理子さんは見ていてください」

と、ドリームキャンディも続け、二人はミラクルナイトをかばうように前に出る。

だが、ミラクルナイトは笑みを浮かべながら静かに立ち上がる。

「違うわ。三人で、力を合わせて、パイナップル男とマンゴー男を倒そう」

と、彼女は強い意志を込めて微笑んだ。

その言葉に、ドリームキャンディとセイクリッドウインドの表情にも希望が蘇る。

「そうね、三人でなら…!」

彼女たちは再び立ち向かう決意を固めた。


「マンゴー男は奈理子さんを狙っています。マンゴー男は私が相手をします!」

ドリームキャンディが決意を込め、マンゴー男に向かってキャンディチェーンを振るった。

「奈理子、私たちはパイナップル男を倒すわよ!気をつけて!」

とセイクリッドウインドが言い、ガストファングを振るい風の刃をパイナップル男に放つ。

「分かってる!」

と、ミラクルナイトは白い翼を広げ、ミラクルウイングで大空に舞い上がった。しかし、パイナップル男は風の刃に耐えながら、硬い外殻でミラクルナイトの攻撃を防ぎ、

「行くぞ!」

とパインスライスを二つ、ミラクルナイトに向けて投げた。

「一体、何個持ってるの?!」

ミラクルナイトは驚きながらも、水色の光弾で応戦しつつパインスライスを躱した。しかし、空中で翻弄される彼女にもう一つのパインスライスが狙いを定めていた。

「あん!」

ミラクルナイトの大切な箇所を掠めるパインスライスに、空中のバランスを崩した彼女にさらなる打撃を与える。

「僕は奈理子ちゃんと遊びたいんだよ!」

マンゴー男がマンゴーの種を吐き出し、ドリームキャンディに向かって攻撃する。

「キャンディデフェンス!」

ドリームキャンディは素早くキャンディチェーンを螺旋状に回転させて防御。

「正義のヒロインのくせに鞭なんか卑怯だよ!」

とマンゴー男は不満げに叫ぶ。

「怪し気な匂いで奈理子さんを惑わす方が卑怯よ!」

とドリームキャンディは反論し、キャンディチェーンを再びマンゴー男に打ち付けた。

「痛っ!正義のヒロインが鞭打ちなんかしちゃダメだって習わなかったの?!」

「そんなこと知らないわ!」

戦いが激しさを増す中、パイナップル男が叫ぶ。

「ちっ、ウズムシ男、出番だ!」

どこからともなく現れた三人のウズムシ男がドリームキャンディに迫る。しかし、突如として空からミラクルナイトが撃ち落とされ、ウズムシ男たちの前に落下した。

「おお、奈理子だ!」

「今日もスカート穿いてないぞ!」

「奈理子の純白パンティだ!」

ウズムシ男たちは歓喜しながら、ドリームキャンディを無視してミラクルナイトに群がった。

「おい、奈理子じゃない、飴玉娘の方だ!」

とパイナップル男が指示を出すが、ウズムシ男たちは構わず、ミラクルナイトのコスチュームを剥ぎ始めた。

この突然の出来事に、ドリームキャンディもマンゴー男も一瞬、呆然とした。しかし、ドリームキャンディの方が早く我に返った。

「とどめよ、キャンディシャワー!」

と叫び、彼女は虹色の光線を放つ。光がマンゴー男を包み込み、その中でマンゴー男は

「奈理子ちゃんともっと遊びたかったのにー!」

と叫びながら消滅していった。

勝利の瞬間が訪れたが、ミラクルナイトを巡る戦いは、まだ続いているようだった。


「マンゴー男までやられたか。今日はここまでだ」

とパイナップル男が呟き、静かに立ち去ろうとした。

「待て、逃げるな!」

セイクリッドウインドが叫んだが、パイナップル男は振り返ることもなく去って行った。

一方、その場では

「やめて〜!」

というミラクルナイトの悲鳴が響いていた。ミラクルナイトは既にブラウスを剥ぎ取られ、白いブラとパンツ姿で無惨に弄ばれていた。

「奈理子のおっぱい、頂きだぜ!」

「俺は奈理子のだ!」

「じゃあ、俺は下の口を狙うぜ!」

と、三人のウズムシ男たちが彼女に襲いかかっていた。

「止めなさい!」

とセイクリッドウインドが叫び、強風を起こしてウズムシ男たちを吹き飛ばす。ドリームキャンディは素早くミラクルナイトをキャンディチェーンで捕まえ、ウズムシ男たちに向かって

「キャンディシャワー!」

を放ち、彼らを光の中で消し去った。

「奈理子さん、大丈夫ですか?」

ドリームキャンディがミラクルナイトを抱き起こし、彼女の乱れた下着を整えながら優しく声をかけた。撮影用のドローンがかなり近くまで迫っていたが、ドリームキャンディは気にせずに続けた。

「キャンディ、ごめんね。私がもっと強かったら…」

と、ミラクルナイトは恥ずかしさに顔を赤くして俯いた。

「奈理子さんは可愛いから、敵に狙われるんです。それを守ることが私の使命であり、喜びでもあるんですよ」

と、ドリームキャンディは優しく微笑みかけた。

「そうだよ、奈理子はもっと私たちに頼っていいんだよ。主役は奈理子なんだからさ」

とセイクリッドウインドも微笑み、彼女のクロッチ越しに奈理子の大切な箇所を軽く撫でた。

「凜さん…あまり触らないで…」

と、奈理子は恥ずかしそうに顔を背けたが、その口元にはかすかな笑みが浮かんでいた。

「これからも、三人で力を合わせて、水都の平和を守っていきましょう!」

とドリームキャンディはミラクルナイトを抱きかかえたまま立ち上がった。

「私、自分で立てるから…」

とミラクルナイトが照れながら言うが、ドリームキャンディは笑い、

「テレビに撮られていますから。可愛い奈理子さんをみんなに見せつけてあげましょう」

と、彼女を抱え上げて撮影用ドローンに向けた。

「奈理子、テレビの前の市民に一言」

と、セイクリッドウインドが促す。

ミラクルナイトは両手で胸と股間を隠しながら、ドローンのカメラに向かって言った。

「今日も応援ありがとうございました。私はまだまだ力が足りませんが、二人の力を借りて水都の平和を守るために戦います。これからも声援よろしくお願いします」

夕日が三人のヒロインを優しく照らしていた。その光の中で、彼女たちは勝利の余韻を噛みしめていた。

第158話へつづく)