一花と紫☆③一花vs紫
あれは、私が水都女学院中学校に入学手間もない頃だった。
「菜々美さん、水都女学院中学校へ、ようこそ」
廊下で、背後から一花に呼び止められた。振り返ると、一花さんと紫さんが立っていた。三年生の一花さんは生徒会会長 ...
一花と紫☆②告白
小学生になり、私と紫さんは何度か同じクラスになりました。それは、私にとっては何物にも代えがたい喜びでした。放課後はいつも二人で過ごし、彼女の元気な笑顔を見ることが私の日常の小さな幸せでした。しかし、小学五年生になった頃から、私の胸の中 ...
一花と紫☆①出会い
萬々亭の戦いの翌日…
水都女学院高校一年二組教室の教室は、テスト終了後の解放感と疲労感が入り混じった独特の空気に満ちていた。
「終わったー!」
「奈理子さん、国語どうだった?」
すみれと ...
ミラクルナイト☆第241話
満員電車の揺れは、規則的で無機質だった。それは、私の心臓の鼓動とシンクロしている。ドアが開き、人波が流れ込む。そして、私の目標が、乗り込んでくる。白銀一花。
6年間、私は、彼女を見守り続けてきた。水都女学院の紺色のプリーツスカ ...
ミラクルナイト☆第226話
放課後のチャイムが鳴り響くと、教室の窓から淡い夕陽が差し込んだ。
制服の水色のセーラーが橙色に染まり、
カーテンの影がゆらゆらと教室の床を揺らす。
「すみれちゃん、バス停まで一緒 ...
ミラクルナイト☆第220話
無機質な白い壁に囲まれた研究室。机に広がる数々のデータシートを前に、篠宮=ブナシメジ男は項垂れていた。
「……私の策が……。トウモロコシ男まで失ってしまうとは……」
深い落胆の声を漏らす篠 ...
ミラクルナイト☆第213話
水都女学院の朝の廊下は、まだ始業前のざわめきと華やかな香りに満ちていた。奈理子は1年2組の教室前で、菜々美の姿を見つけると、勇気を振り絞って声を掛けた。
「菜々美さん、昨日はありがとう……」
けれど、菜々美はプ ...
ミラクルナイト☆第162話
ミラクルナイトたちが麻薬密売組織のアジトを壊滅させたニュースは大々的に報じられ、水都女学院高校一年二組の教室でもその話題で持ちきりだった。
「奈理子さん、本当にすごいわね」
と、すみれが微笑みかけると、他の女子 ...
