ミラクルナイト☆第227話
◆水都神社・応接室
―対シグマ戦略会議―
ストーブの熱がじんわりと部屋を温める夕暮れ。
応接室には緊張と甘い香りと、奈理子の柔らかい気配が混じっていた。
「シグマ……あの人、何者なんでしょうね」 ...
ミラクルナイト☆第226話
水都女学院 ― 放課後の微笑
放課後のチャイムが鳴り響くと、教室の窓から淡い夕陽が差し込んだ。
制服の水色のセーラーが橙色に染まり、
カーテンの影がゆらゆらと教室の床を揺らす。
「すみれちゃん、バス停まで一緒 ...
ミラクルナイト☆第225話
噴水広場・夕刻
放課後の街に、突如として混乱が走った。
ブナシメジ男の撒いた幻覚胞子が、まだ一部の市民の神経に残っていたのだ。
噴水広場では、人々が錯乱し、互いに掴み合い、悲鳴と怒号が交錯する。
「やめて!落 ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第14章「仮面の呼び声」
夕暮れの鄙野。 商店街の裏通りに、倒れ伏す魔物の残骸が転がっていた。
「……やったな」
「……ま、当然でしょ」
ミルキーナイトとプリティ・ストーム、ふたりの少女が並び立つ。 魔物の撃退は ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第4章「仮面の案内人」
鄙比田温泉郷の外れにある「不知坂(しらずざか)」は、地元の人間でさえあまり近づかない場所だった。 古い石段が山腹へと続き、上には廃れた神社がぽつねんと建っている。
そこは、かつて胡桃と弟・ライムがよく遊びに訪れていた ...
