DUGA

ミラクルナイト☆第105話

水都の街は、異様な雰囲気に包まれていた。その原因は、奈理子のパンツ争奪戦開催決定が大々的に報じられたからだった。優勝賞品は、昨日モチノキ男に奪われた奈理子のショーツ。主催者はモチノキ男。開始は本日水都中学三年A組の帰りのホームルーム終了した時。勝者は奈理子を捕獲し、噴水広場で待つモチノキ男の前で彼女のショーツを脱がした者。日没まで奈理子が逃げきれば、勝者無し。参加資格は「野宮奈理子を除く」水都市民全員。

その日の朝、水都中学の一年B組の教室に、三年生の奈理子が駆け込んできた。今、水都の街で最も注目を浴びる美少女奈理子の突然の乱入に、一年B組の生徒たちは騒然とした。奈理子は他の生徒たちに目もくれず、教室に座っているライムの姿を見つけると、直行で彼の席の前に立った。

「ライム、私のパンツを取り返して!」

と、奈理子はライムの机を力強く叩きながら懇願した。しかし、ライムの反応は冷たかった。

「何で?」

と彼は平静に問い返した。予想外の冷たさに、奈理子は言葉を失い、混乱と失望が彼女の表情に浮かんだ。奈理子は緊張で震える声を抑えながら、ライムに再び訴えた。奈理子のパンツを手にする勝者はライムであってほしい。これが奈理子の願いだった。

「ライム、お願い…私…」

彼女の言葉は、教室の静寂の中で途切れた。ライムが正面から奈理子のスカートを捲ったのだ。奈理子のフロントを水色のリボンで飾られた白地に淡い水色の水玉のコットンパンツが露わになる。突然の出来事に奈理子本人も一年B組の生徒たちも何が起こったのか理解出ず、一瞬固まってしまった。

更にライムは、無情にも奈理子のショーツのウエストゴムに指を引っ掛け、伸ばし、離す。

パチン!

と奈理子のショーツが元に戻る音に、我に返った奈理子は

「何するの!!」

とライムを怒鳴りつけながら、慌ててスカートを押さえつける

「俺は何時でも好きな時に奈理子のパンツで遊べる。何でこの俺がわざわざ奈理子のパンツ争奪戦に参加しなきゃならないんだ?」

ライムの回答は冷たかった。目に涙を浮かべ今にも泣きだしそうな奈理子。一年生たちの間には、その状況に対する驚きと同情が広がった。


ライムの机の前で奈理子は心を痛め、悲嘆に暮れていた。或る一年生の男子生徒が彼女に近づき、優しく言う。

「奈理子先輩、僕が奈理子先輩のパンツを取り戻します。今、奈理子先輩が穿いている素敵な水玉パンツを…」

と奈理子に手を差し伸べる。

しかし、別の一年生男子がその生徒を押しのけ、

「コイツは信用できませんよ。奈理子さんのパンツは俺に任せてください」

と自信満々に言い放つ。そして、

「いや、私にお命じください。奈理子先輩!」

「必ずや俺が奈理子さんの可愛いパンツを…」

などと他の一年生の男子たちも次々と前に出てきて、奈理子のショーツの奪回に意欲を見せる。彼らの熱意は、奈理子にとっては恥ずかしさの源だった。

奈理子は赤面しながら、一年B組の教室から飛び出して廊下を駆け抜ける。彼女の姿を捉えた一年生、二年生、三年生の男子生徒たちは、熱い視線を彼女に送る。放課後に開始されるこのパンツ争奪戦では、奈理子と同じ学校に通う水都中学の生徒たちが最も有利な立場にある。彼らの視線を感じながら、奈理子はこの理不尽なゲームをどう切り抜けるか、頭を悩ませていた。


時計の針は午後三時半を回った。三年A組の教室では、ホームルームが終わろうとしていた。まもなく、奈理子のショーツ争奪戦が開始される。奈理子は心を決めていた。ホームルームが終わると同時に、彼女は教室を飛び出した。昨日のショーツを取り戻すことはもう諦めていた。目標は一つ、日没まで逃げ切ることだ。

奈理子は急いで下駄箱に向かった。しかし、そこにはすでにホームルームを終えた一年生の男子生徒たちが彼女を待ち構えていた。

「奈理子先輩」

と声を掛けられたが、奈理子は彼らを無視してスニーカーに履き替えた。そこへ一年生の男子生徒が飛び掛かってきたが、奈理子は敏捷に躱して校舎を出ようとした。逃げる道を阻む一年生の男子たち。奈理子が足を止めた瞬間、背後から別の一年生の男子が奈理子に飛びついた。その拍子に奈理子のスカートが脱げてしまい、彼女の白い水玉ショーツが露わになった。

「あぁ…」

と絶望の声を漏らす奈理子だったが、一年生の男子に二年生の男子までもが加わり、奈理子を捕まえるなは自分だとお互いに争い始めた。

「奈理子、今のうちに逃げて!」

という綾香の声が聞こえた。奈理子は立ち上がり、校舎の外へと急いだ。スカートがないことを気にしている場合ではなかった。綾香がきっとスカートを回収してくれるだろう。紺色のセーラー服に白い水玉ショーツだけの姿の奈理子は、校舎の玄関を飛び出していった。


校舎を出た奈理子の前に、三年A組の男子生徒たちが待ち構えていた。奈理子が一年生や二年生の男子たちに足止めされている間に、彼らは先回りしていたのだ。

「野宮、水臭いじゃないか。なぜ、俺たちクラスメイトを頼らないんだ?」

真ん中に立つ真中がニヤニヤしながら言った。その言葉と表情から、奈理子は彼らが自分を捕まえることに協力していることを悟った。アイマスクを敵に奪われミラクルナイトに変身できない状況であったが、普通の中学生なら何とか対処できると奈理子は考えた。下駄箱では不意を突かれただけだった。

「ありがとう。でも、昨日のパンツはもう諦めたから」

と答える奈理子に対し、真中は

「昨日のパンツは野宮の清純の証、純白パンティだろ。野宮の純白パンティは俺たちが取り戻してやるぜ」

と言うが、奈理子はそれを無視して、奈理子は真中の横をすり抜けようとした。

「野宮、止まれ!」

と真中が手を広げて奈理子を制止しようとしたが、奈理子は機敏に彼をかわして校門を目指した。水都中学を抜け出すことに成功したと一息ついた奈理子だったが、校門前では既に奈理子を狙う男たちの群れが待ち受けていた。奈理子はこの新たな試練をどう乗り越えるのか――その決断が求められていた。


水都中学の校門前で、奈理子は絶体絶命の状況に立たされていた。前方には奈理子を狙う男たち市民の群れ、背後からは追い詰める水都中学の男子生徒たちが迫っていた。しかし、その緊迫した状況の中で、突如として

「奈理子ちゃんは僕たちが守る!」

と叫ぶ一団が現れた。水都大学の奈理子私設ファンクラブ、通称「MNSFC」の面々だ。

「会長さん!」

と奈理子は歓喜の声を上げた。MNSFC会長成好は

「奈理子ちゃん、ここは僕たちに任せて逃げるんだ!」

と叫んだ。MNSFCが切り開いた道を奈理子は全速力で走った。

「会長さん、みなさん、ありがとうございます!」

と感謝の言葉を掛けながら、奈理子は逃走を続けた。

「奈理子ちゃん、日没まで逃げ切るんだ!」

と激しい乱闘の中で成好が後方から励ます声を送った。

通常ならば帰宅するときは水都公園を通るルートを選ぶ奈理子だが、水都公園にはモチノキ男がいる。モチノキ男の他にも大勢の観客がいるかもしれないと思った奈理子は、回り道を考えた。しかし、公園の方が隠れる場所が多く、女子トイレに隠れて時間を稼ぐことも可能だと考え、奈理子は水都公園への進路を選んだ。木々の間を身を潜めながら進む奈理子だが、突然の

「奈理子がいたぞ!」

の声に驚く。見つかってしまったと感じたその瞬間、

「奈理子、こっちだ」

と声がして、彼女は知人の手に引かれた。

「香丸さん?」

と突然の香丸の登場に奈理子は驚いたが、彼は

「話は後だ。逃げるよ」

と言い、奈理子の手を引いて公園の奥深くへと走っていった。


紺色のセーラー服に白い水玉ショーツの姿で、奈理子は香丸に手を引かれて走っていた。心地よいメロンの香りに包まれている奈理子に香丸が

「スカートはどうしたんだ?」

と尋ねた。奈理子は

「学校で…」

と水都中学で起こった出来事を話した。香丸は彼女の姿を見て、

「その姿が奈理子には一番似合ってるよ」

と爽やかに褒めた。頬を赤らめた奈理子は、香丸に連れられ水都公園近くのビルの屋上に着いた。

塔屋の影に座った香丸は、

「ここで少し休もう」

と提案し、奈理子も隣に座った。香丸はライムについて尋ね、

「ライムは奈理子を助けてくれないのかい?」

と質問した。奈理子は、学校でのライムの冷たい態度について話した。香丸は

「ライムらしいな」

と笑いながら、

「日没までここで隠れるか、噴水広場に行って僕がゲームの勝者として賞品を受け取るか、どうする?」

と尋ねた。奈理子は反対に、

「香丸さんは賞品を受け取ったらどうするんですか?」

と尋ねた。香丸は優しく微笑み、

「賞品は奈理子に返すよ。僕が欲しいのは奈理子の使用済みパンツじゃなくて、奈理子自身だから」

と言い、奈理子の肩に優しく抱き寄せた。香丸の顔がゆっくりと奈理子に近づいてきた。奈理子は一瞬、ライムのことを思い躊躇したが、メロンの甘い香りに包まれた香丸のキスを受け入れた。奈理子はその長くて甘いキスに身を任せ、白い水玉ショーツのシミが広がるのを感じた。

「凄い…アソコが蕩ける…。香丸さん、キスが上手…」

と心の中で思いながら、奈理子は香丸に身を委ねた。屋上から見下ろす水都の街並みは、夕焼けに染まり始めていた。奈理子は自分が置かれている状況を一時的に忘れ、香丸との甘い時間に浸っていた。しかし、外はまだ明るく、日没までまだ時間があった。奈理子は、この後どうするべきか、香丸と相談する必要があった。この理不尽なゲームから抜け出すために、どんな行動を取るべきか考えながら、奈理子は香丸の温もりに安堵していた。


水都公園近くのビルの屋上で奈理子が香丸のキスにより絶頂に達しようとしていた頃、ドリームキャンディは奈理子を探していた。彼女は

「今の奈理子さんはミラクルナイトに変身できないから、私が守らなくちゃ」

と心に決めていた。ドリームキャンディは微かなメロンの香りを嗅ぎ取った。匂いに惹き寄せられるように屋上に辿り着くと、ドリームキャンディの目に飛び込んできたのは、香丸と親しげに戯れる奈理子の姿だった。ドリームキャンディは知らない。しかし、このメロンの香りで奈理子を誘惑する男は唯一人。

「メロン男、奈理子さんを惑わすのはやめなさい!」

とドリームキャンディは香丸に言い放った。香丸は静かに

「ドリームキャンディ、僕は奈理子を惑わせてはいないよ」

と答えた。奈理子も

「香丸さんは悪い人じゃないの。私を助けてくれたの」

と香丸を庇った。

ドリームキャンディは状況を把握しようとしたが、お楽しみ中に邪魔をしたと責められているよにしか思えなくなってきた。「もしかしたら、私は邪魔者なの?」と思ったドリームキャンディだが、奈理子の無防備な姿に、だんだんと腹が立ってきた。

「奈理子さん、スカートくらい穿いてください!彼氏がいるのに何やってんですか!」

と言ってしまった。奈理子は

「スカートは…」

と言葉を濁した。

香丸は立ち上がり、奈理子の頭を優しく撫でながら

「ドリームキャンディが来てくれたから、僕は帰るよ。ライムとは仲直りするんだよ」

と優しく奈理子の頭を撫で、立ち上がった。奈理子は彼の後ろ姿を見送り、名残惜しそうに

「香丸さん…」

とつぶやいた。香丸はドリームキャンディに

「奈理子を頼むぞ」

と声を掛け去って行った。

香丸が去った後、ビルの屋上にはドリームキャンディと奈理子の二人だけが残った。奈理子はセーラー服を着ていたが、スカートはなく、白い水玉のショーツはクロッチを通して奈理子の汁が垂れるほどに濡れていた。ドリームキャンディは可憐な奈理子の姿に自分を抑えることができず、奈理子を優しく抱きしめ、

「奈理子さんは私が守ります」

と言った。

奈理子は

「キャンディ…」

と小さく呼びながら、ドリームキャンディに身を委ねた。夕暮れのビルの屋上で、二人は日没までの時間を静かに過ごすことにした。


水都公園側のビルの屋上には、香丸が去った後も未だ微かにメロンの香りが漂っていた。塔屋の影で、ドリームキャンディと奈理子は手を繋ぎながら並んで座っていた。

「噴水広場の方が騒がしくなっていますね」

とドリームキャンディが言った。視線を遠くの噴水広場に向けるが、ここからは詳細は見えない。そこにはモチノキ男がいるはずだ。日没までに奈理子を捕らえ、噴水広場に連れて行った者がゲームの勝者となる。多くの市民が奈理子を見ようと噴水広場に集まっていることだろう。ドリームキャンディは奈理子の濡れたショーツに目をやり、

「奈理子さん、スカートはどうしたんですか?」

と再び尋ねた。

奈理子は学校での出来事を話した。ドリームキャンディは微笑みながら

「この格好が奈理子さんらしくて可愛いですよ。でも…」

と言って、奈理子の濡れたクロッチに優しく触れた。

「あんッ!」

とビクッとする奈理子に、ドリームキャンディはやんわりと、

「また、お漏らしちゃってる。奈理子さんは悪い子ですね」

と言った。奈理子は恥ずかしそうに顔を背け、

「そんなこと言わないで」

と小さな声で返した。ドリームキャンディは、奈理子の羞恥に耐える姿を見て、隆の姉でありながらこのように儚く可憐な女性が、どうしてあんなにガサツでデリカシーのない弟を持つのかと思った。

ドリームキャンディである寧々は、奈理子に対して複雑な思いを抱えていた。隆の姉である奈理子は、寧々にとって憧れの存在であり、優しく可愛らしい年上の女性だった。しかし、ミラクルナイトとしての奈理子は、ごく稀に強さを見せるものの、敵に容易にやられたり、ドリームキャンディを困らせることが多かった。時には敵に操られたり、人質にされたりして、ドリームキャンディの足を引っ張ることもあった。だが今、股を広げ大人しくクロッチを撫でられて吐息を漏らす奈理子を見て、ドリームキャンディは決心を固めた。奈理子の尊厳を守るのだ。

「奈理子さん、噴水広場に行きましょう」

とドリームキャンディが提案すると、

「キャンディ…」

と奈理子はつぶやき、虚ろな目でうなずいた。ドリームキャンディは火照った奈理子肩に担ぎ上げる。奈理子の方が背が高いが、ドリームキャンディからすると奈理子の身体は華奢で軽い。

「このゲームの勝者は私です。奈理子さんの大切なモノは私が取り返します」

と宣言し、屋上から噴水広場へ向かう。奈理子を担いだドリームキャンディの決意は固い。奈理子の安全と尊厳を守るために、彼女はどんな困難にも立ち向かう覚悟を固めていた。


水都公園噴水広場は、奈理子のパンツ争奪戦で湧き上がる観衆でごった返していた。特設ステージの前にはモチノキ男とウズムシ男が陣取り、緊張感が漂っていた。

「奈理子さん、行きますよ」

ドリームキャンディは奈理子を左肩に担いでステージに向かった。群衆が左右に分かれ、彼女たちに道を開けた。

「恥ずかしい…」

と奈理子の声が背中から聞こえてきた。ドリームキャンディの左手は奈理子の濡れたクロッチに添えられている。

「恥ずかしい箇所は私の手で隠しています。本当に恥ずかしいのはこれからですよ」

とドリームキャンディは奈理子に伝えた。ドリームキャンディは軽く奈理子のクロッチを指で押してみた。

「あぁん!」

奈理子の身体がビクンと跳ねる。クロッチからは奈理子の汁が染み出してくる。そんなことをしながら奈理子の反応を楽しんでいるうちに、ドリームキャンディはステージの前まで来た。

「奈理子さんを捕まえたわ」

モチノキ男はニヤリと笑い、ドリームキャンディをステージに招いた。勝者に与えられる賞品、奈理子の清純の証は、モチノキ男の手に真空パックされていた。

ステージに上がったドリームキャンディに対し、モチノキ男は

「このゲームの勝利条件は分かっているな」

と問う。ドリームキャンディは頷き、観衆に見せつけるように肩に担ぐ奈理子の白い水玉ショーツを膝まで下げ、更に観衆に向けて奈理子の大切な箇所を両手で広げ露わにした

「あぁ…」

と奈理子の声が漏れ、観衆からどよめきが起こった。モチノキ男はまだ満足していない様子で、

「まだだ、それでは足りん」

と言った。ドリームキャンディは無言で頷くと、奈理子の白い水玉ショーツを完全に脱がせ、観衆に見せつけた。観衆は盛り上がり、モチノキ男は満悦の表情で

「良かろう。ドリームキャンディ、お前をこのゲームの勝者と認める」

と宣言した。

キャンディコールが観衆から湧き起こり、その声は噴水広場に響き渡った。ドリームキャンディは、目の前の光景に圧倒されながらも、勝者としての役割を果たしたという自負を胸に秘めていた。


水都公園噴水広場は、ドリームキャンディの勝利に沸いていた。モチノキ男が真空パックの封を開け、中から昨日の奈理子が穿いていた純白のショーツを取り出す。ステージ上は純白のショーツから放たれる濃厚な奈理子の匂いに包まれていった。そして、モチノキ男は奈理子の純白のショーツを高く掲げ、観客に見せつけた。奈理子の清純の証である純白のショーツに熱狂する観客。それは、清純、純白とは言うものの、昨日の奈理子の体液により汚れ、湿っていた

ウズムシ男がドリームキャンディから奈理子を受け取り、モチノキ男はドリームキャンディに賞品である純白のショーツを授与した。

「水都市民よ、勝者を讃えよ!」

とモチノキ男が観衆を煽る中、ドリームキャンディは右手に昨日の奈理子の汚れた純白ショーツ、左手に今日の奈理子の濡れた水玉ショーツを掲げ、誇らしげに歓声に応えた。その間、ウズムシ男は奈理子を高く持ち上げ、観衆に彼女の大切な箇所を見せ付けていた。

「奈理子さん、大切なモノを取り返しましたよ!」

とドリームキャンディは満面の笑みを浮かべ言った。奈理子は、顔を背け大切な箇所を晒される羞恥に震えている。対照的な二人のヒロインに盛大な声援とフラッシュが浴びせられる。

ウズムシ男が

「奈理子、お前も歓声に応えろ。笑顔でダブルピースだ」

と奈理子の耳元で囁く。奈理子は戸惑いながらも、ウズムシ男の促しに従い、恐る恐る腕を上げダブルピースをする。その横には両手に奈理子のショーツを手にどや顔のドリームキャンディ。この対照的な二人の姿に、観衆はさらに熱狂した。

「奈理子さん、その姿めちゃくちゃ可愛ですよ!」

と嬉しそうなドリームキャンディ。

「どんどんお汁が垂れてくるぜ。奈理子はマゾっ娘だな」

「奈理子さんはすぐお漏らししちゃうんだからぁ」

と奈理子の大切な箇所から垂れるお汁を見て笑い合うドリームキャンディとウズムシ男。

熱狂の噴水広場の中で、モチノキ男は重要なことに気付いた。

「このゲームの参加資格は奈理子以外の水都市民だ。ドリームキャンディ、お前が水都市民である証を見せよ」

と要求した。

「私は水都生まれ水都育ち。正真正銘の水都市民です!」

とドリームキャンディは自身が水都市民であることを主張したが、

「証を見せよ。学生なら学生証とか生徒手帳とか…」

「小学生にそんなものあるはずないでしょ!」

「ならば、どこの小学校の何年番組だ?」

市民が奈理子の姿に熱中している中、モチノキ男は証明を求めた。しかし、ドリームキャンディには正体を明かすことができず、

「水都市民だって言ってるでしょ!奈理子さん、みんなに見てもらって、もう満足でしょ。帰りましょ!」

と言い、ウズムシ男から放心状態の奈理子を奪い取り、黄色い光とともに消えた。

こうしてモチノキ男が主催した一大イベントは、予想外の結末を迎え、大盛況のうちに幕を閉じたのだった。

第106話へつづく)