ミラクルナイト☆第35話
水都大学近くのアパートの一室は、無数のミラクルナイトや奈理子のポスターや写真で埋め尽くされていました。この部屋の主は多羅尾という男性でした。彼はかつて大学内のミラクルナイト私設ファンクラブの一員でありましたが、その状況に耐えられなくなってしまったのです。多羅尾は自分だけが奈理子を独占したいという強い願望を抱いていました。
ある日、学園一の美女であるカオリから薬を勧められました。多羅尾は大学に通わずにバイトに明け暮れる生活を送っており、金には余裕がありました。躊躇せずに薬を購入しました。その薬によって、多羅尾は無数の腕を持つ驚異的な体を手に入れました。
彼の欲望は強く、捕えたミラクルナイトの姿に魅了されました。ミラクルナイトはいい匂いが漂っていました。無数の腕に囲まれ、怯えるミラクルナイトは、多羅尾にとってますます魅力的に映りました。ドリームキャンディによって邪魔されたこともありましたが、多羅尾=ゲジゲジ男は次こそは絶対にミラクルナイトを自分だけのものにすると心に誓いました。
彼の部屋は埋め尽くされたミラクルナイトのポスターや写真、そして恐るべき変身能力を持つ多羅尾の姿で満ち溢れていました。彼の心は徐々に闇に染まっていき、奈理子に対する執着と異常な欲望が彼を支配し始めていたのです。
水都中学の卒業式が終わり、彩香は憧れの先輩から制服の第2ボタンをもらい、嬉しそうにしていました。その様子を見つめながら、奈理子はライムがどこの小学校出身なのか考えていました。彼女は隆よりもずっと大人びているため、もしかしたら彼は今6年生かもしれません。春からは水都中学に入学してくるのかもしれません。同じ中学に通うことになれば、毎日会えるようになるでしょう。ただし、3年生の奈理子が1年生のライムと一緒にいる姿を他の人に見られると恥ずかしいかもしれません。それでも、奈理子は思わずニヤついてしまいました。
奈理子の様子に気づいた彩香が彼女を心配そうに見つめ、声をかけました。その時、校内放送が流れ、水都公園にクモ男が現れたことが伝えられました。奈理子はゲジゲジ男に捕らえられた時の恐怖がよみがえりました。クモ男にもこれまで何度も苦しい経験をさせられてきました。しかし、卒業式を終えた先輩や同級生、下級生たちの姿を見ると、奈理子はクモ男には勝てないことを分かっていても、戦うしかないと感じました。
彼女は自分自身を奮い立たせ、戦いの場へと向かっていく決意を固めました。心の中で闘志が燃え上がる奈理子は、覚悟を決めていました。仲間たちや水都市民のために、自分ができることを尽くす決意を胸に、奈理子は進んでいくのです。彼女の背中には闘志と勇気が宿り、決して後退しない意志が燃えていました。
このように、奈理子は内なる強さと覚悟を秘めて水都公園へと向かい、クモ男との戦いに臨むのでした。彼女の心情は決意と勇気に満ち溢れており、仲間たちや水都市民を守るため、全力で立ち向かう覚悟を持っていました。
水都公園の多目的トイレに駆け込んだ奈理子は、クモ男の脅威に直面していると、どうしても逃げ出したいという気持ちが芽生えてきました。そんな時、奈理子はラッキーアイテムとして身に着けているピンクのパンツを思い出しました。きっとこのパンツが良いことをもたらしてくれるのだと自分に言い聞かせながら、奈理子はアイマスクを掲げました。
彼女の首にはリボンのチョーカーがあり、アイマスクを装着すると同時に奈理子は意識を失いました。すると、ピンク色の光に包まれた奈理子の髪にはピンクのリボンが浮かび上がり、手足にはピンクのグローブとブーツが現れました。彼女は黒いブラウスを身にまとい、胸にはピンクのリボンが飾られ、最後に黒とピンクのプリーツスカートが華麗に浮かび上がるのです。
その時、多目的トイレにライムが入ってきました。奈理子の目は虚ろで、ブラックナイトの姿をした彼女はライムにスライムを哀願しました。しかし、ライムはドリームキャンディを倒したあとでたっぷりと可愛がってやると奈理子の頭を撫でながら語りかけました。そして、彼は優しく奈理子の頭を撫で、キスを交わしました。
このように、奈理子がブラックナイトとして変身し、ライムとの交流が繰り広げられました。彼らの関係は複雑で、奈理子の姿や感情が描かれながら、彼らの心の交流が繊細に表現されています。
寧々はドリームキャンディに変身し、噴水広場に舞い降りました。そこにはクモ男が階段に座っており、何かを待っているような様子でした。水都市民たちは噴水広場を囲み、興味津々な様子でクモ男の様子を窺っていました。
クモ男はミラクルナイトに辱めを与えることで楽しんでいるような悪辣な奴でした。ミラクルナイトを虐める者を寧々は許すことができませんでした。ドリームキャンディはキャンディチェーンを手に構えました。
クモ男は階段の上を見上げると、やっと来たか、と呟きました。そして、ドリームキャンディに向かって話しました。
「お前の相手をするのはあいつらだ」
と顎で階段の上を指し示しました。
階段の上には、3人のブラックナイトがドリームキャンディを睨みつけていました。彼らの姿勢からは敵意と闘志が満ちており、どうやらドリームキャンディとの激しい戦いが待っていることが伺えました。
この場面では、緊迫感が漂いながらも、寧々がドリームキャンディとして立ち向かう決意を固めている様子が描かれました。彼女はミラクルナイトを守るために、力強く立ち向かう覚悟を持っています。次に続く戦いが、彼女の勇気と力を試す瞬間となることでしょう。
ドリームキャンディはピンクパンツブラックナイトとの激しい戦いを繰り広げていました。ピンクパンツブラックナイトの首には、リボンのチョーカーが付いていました。その瞬間、ドリームキャンディはピンクパンツブラックナイトが奈理子かもしれないと思いました。
しかし、奈理子であるのならば、ドリームキャンディはピンクパンツブラックナイトにキャンディチェーンを振るうことはできないと考え、素手で彼女に立ち向かいました。ドリームキャンディは隆に今日の奈理子のパンツの色を聞いておけばよかったと後悔しましたが、ピンクパンツブラックナイトのハイキックをかわしつつ、彼女のスカートの中を確認しました。そこにはピンクのパンツがあり、クロッチが濡れているのがわかりました。しかし、ドリームキャンディは奈理子がライムのキスで濡れてしまったことを知る由はありませんでした。
ピンクパンツブラックナイトは連続して攻撃を仕掛けてきますが、ドリームキャンディは軽やかにかわし、容易く対処しました。ピンクパンツブラックナイトの顔には怒りが浮かび上がります。ドリームキャンディは距離を取るためにジャンプし、ピンクパンツブラックナイトに向かって言葉を投げかけました。
「奈理子さんでしょ?」
と問いかけました。
すると、ピンクパンツブラックナイトは激昂して
「黙れ!」
と叫び、敵意を露わにしてドリームキャンディに向かって進んできます。しかし、そこに突如としてゲジゲジ男が現れました。二人の戦いに割って入ったのです。
この場面では、緊迫感と混乱が交錯し、戦闘が一層激化していくことが描かれました。ドリームキャンディはピンクパンツブラックナイトとの対決に勝利するために、そして奈理子を守るために全力で戦い続ける覚悟を持っています。そして、ゲジゲジ男の介入により、戦いの行方が一層複雑になることが予感されます。
(第36話につづく)













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