ミラクルナイト☆第47話
寧々は小学6年生の女の子で、ドリームキャンディとして水都の街を守る一方で、大学生の大谷という頼りになるパートナーがいました。しかし、最近は大学の忙しさにより、ふたりはあまり会うことができませんでした。それでも、寧々は大谷のサポートがなくてもミラクルナイトよりも強いと自負しています。学校でも成績優秀でクラスのリーダーとしても頼られています。
しかし、寧々の心には一つの疑問がありました。中学生のくせに弱いミラクルナイトの姿に、寧々は何度も失望しました。ミラクルナイトはほぼ毎回敵に敗れてしまい、その情けない姿を寧々は間近で目撃してしまうのです。それでも、ミラクルナイトの正体が奈理子であることを知ってから、寧々の気持ちは変わっていきます。
奈理子は年上のお姉さんであり、ドリームキャンディの寧々にとっては頼りになる存在です。そのギャップに寧々の心は次第に揺れ動き始めます。奈理子がミラクルナイトとして敵に敗れる姿を見る度に、寧々の中で彼女への好意が芽生えていくのです。小学生ながらも、中学生の奈理子がどんどん可愛く思えて仕方がなくなってきます。
寧々は自分の気持ちに戸惑いながらも、奈理子に対する想いを秘めたまま、ドリームキャンディとしての活動を続けます。仲間や市民を守るために奮闘する姿勢を持ちながら、心の中では奈理子への思いを胸に秘めています。
大谷との絆も大切にしながら、寧々は成長する日々の中で、奈理子との特別な繋がりに気づきます。中学生と小学生という年齢の違いを超えて、寧々の心は奈理子に対する尊敬と好意で満たされていくのでした。
水都第一小学校6年3組の教室では、ユムシ男の一件が話題となっていました。寧々はユムシ男との戦いには参加しなかったものの、ヒメバチ女がミラクルナイトのピンチを救ってユムシ男を倒したことに対して悔しい思いを抱いていました。本来ならば、ドリームキャンディがミラクルナイトを助けるべきだったのです。スカートを脱がされたミラクルナイトを私が助けたかったと寧々は内心で思いました。そこに、同級生の隆が寧々に声をかけてきました。
「ドリームキャンディって誰だと思う?」
と隆が問いかけてきます。寧々はドキリとして、心の中で葛藤します。見た目からしてドリームキャンディは小学生であることは分かりますが、その正体は周囲に知られていません。敵が現れる場所の近くには第一小学校か第二小学校しかありません。ドリームキャンディはこのどちらかの小学校の生徒だと隆は言います。寧々は何と答えようか迷っていますが、その時に放送が入りました。敵が出現したとの知らせが流れると、生徒たちは慣れた様子で、次はミラクルナイトがどんなやられ方をするかで盛り上がっています。
しかし、奈理子の弟である隆はその輪には加わりません。彼はいつもよりも心配そうな表情を浮かべています。学校にいるときはドリームキャンディとして寧々は助けに行けないことが辛く感じられます。
「奈理子さん、頑張って」
と寧々は小さく呟きました。彼女は自分の秘密を守りながらも、心の中で奈理子へのエールを送ります。
敵の出現により、ミラクルナイトが戦う姿が市民にとっては一種のショーのようになってしまった中、寧々は深い思いを抱えながらも、小さなヒロインとしてのドリームキャンディとしての活動を続けるのでした。彼女はまだ幼い心で奈理子に対する想いを秘めていましたが、その思いが成長とともに彼女を強く導くのでした。
水都中学校の校庭に突如として現れたザリガニ男。先生たちが生徒たちを落ち着かせようと奮闘しても、学校は大混乱に陥っていました。
「ミラクルナイト出てこい!」
とザリガニ男が叫ぶ中、教室の窓からザリガニ男の姿を確認した奈理子は恐怖の念が胸に迫ります。巨大な鋏を持つ凶悪なザリガニ男の姿に対して、奈理子は思わず後ずさってしまいました。
しかし、ザリガニ男の狙いがミラクルナイトに対するものであれば、私が出て行けば学校のみんなに危害を加えることはないかもしれない、と奈理子は考えを整理します。そして、水都の守護神であるミラクルナイトとしての使命を心に胸に秘め、勇気を振り絞ることを決意したのです。奈理子はアイマスクを掲げミラクルナイトに変身しました。
教室の中で友人たちが心配そうに声を掛ける中、
「大丈夫」
とミラクルナイトは自信を持った声で答える。恐怖に震える心を奮い立たせ、奈理子は身を引き締めます。
深呼吸をして気持ちを落ち着けると、ミラクルナイトは教室の窓に向かって歩を進めます。ガラス越しに、彼女の決意が生徒たちに伝わるような気がしました。そして、一瞬の間を置いて、ミラクルナイトは窓から飛び降りました。
ザリガニ男の前に舞い降りたミラクルナイト。その勇ましい姿に、学校中の生徒たちから歓声が上がります。綾香たちも心配しながらも、彼女の勇気に敬意を表したのです。
「大丈夫、私が守るから」
と、ミラクルナイトは自らを奮い立たせるために言葉を繰り返しました。
“私は負けるかもしれないけど、学校のみんなを危険な目に遭わせるわけにはいかない。”
その信念を胸に秘め、奈理子はザリガニ男に向き合ったのです。
力強く深呼吸をして、ミラクルナイトはザリガニ男に向けて立ちはだかりました。ここからが本当の戦い。水都の守護神として、奈理子は全力を尽くして校庭の平和を守るため立ち向かうのでした。
校舎の窓から見守る生徒たちの声援を受け、ミラクルナイトは勇ましい表情でザリガニ男を指差し、
「望み通り出てきたわ。学校で暴れるのはやめなさい!」
と叫びました。しかし、ザリガニ男はニヤリと笑い、ミラクルナイトの生脚に舐めるような視線を浴びせています。
ザリガニ男は飛べないと思ったミラクルナイトは空から攻撃しようとミラクルウイングを広げました。天使のような姿に変身したミラクルナイトの姿に、生徒たちの歓声が更に高まります。彼女の勇敢さと美しさに感動した生徒たちが、応援の声を響かせていました。
ミラクルナイトが飛び上がろうとしたその瞬間、突然蔦が彼女の両脚に絡みつきました。
「何?」
と驚きの声を上げたミラクルナイトが地に倒れ、全身が蔦によって縛られてしまいました。彼女は激しく蔦に抵抗しようとしましたが、どんなに力を込めても逆らえないほど器用に絡みつかれています。
地面から姿を現したのはカラクサ男でした。ミラクルナイトを見つめる冷酷なまなざしを向けながら、彼はニヤリと笑いながら言葉を投げかけました。ミラクルナイトに絡みついた蔦は器用にミラクルナイトのスカート脱がそうとします。
恥辱にまみれたミラクルナイトは「いや!やめて!」と叫び、必死に抵抗を試みますが、スカートは簡単に脱がされてしまいました。生徒たちが呆然とする中、彼女のスカートが落ちる音が校庭に響きました。弱肉強食の戦いの中で、ミラクルナイトの尊厳が侵される瞬間でした。
彼女の姿を嘲笑いながら、カラクサ男はさらに辛辣な言葉を口にします。
「お前にはその格好がお似合いだ。」
窮地に立たされたミラクルナイトは、心の中で悔しさと怒りを感じつつも、生徒たちには強がって見せようとしています。自らを奮い立たせるために、彼女は意志を固めるのでした。しかし、ミラクルナイトの体は蔦に絡まれたままでした。
ミラクルナイトの四肢を蔦で持ち上げられ、校舎内の生徒たちに無惨な姿を晒される屈辱。水色のパンツのクロッチには少し黄色いシミがついているのが、さらなる辱めを象徴していた。ミラクルナイトは懇願するような声で
「見ないで…」
と訴えますが、カラクサ男は冷酷な笑みを浮かべてそれを無視します。彼にとって、ミラクルナイトの屈辱こそが楽しむべき醍醐味だったのでしょう。
ミラクルナイトの恥ずかしい姿をたっぷり生徒たちに見せつけたカラクサ男は、ミラクルナイトの拘束を解き、地に落ちる彼女を放置します。フラフラになりながら立ち上がるミラクルナイト。その体は疲れているにもかかわらず、戦意は衰えていません。むしろ、学校の皆の前で恥をかかされた怒りに震えていました。彼女の目には決意が宿っていました。
二大怪人、ザリガニ男とカラクサ男に挟まれ、スカートを脱がされたミラクルナイトは怒りと屈辱の感情を胸に抱きながら、勇気を奮い立たせます。彼女は闘志を取り戻し、カラクサ男に向かって叫びます。
「あんたたちのような卑劣な悪党に屈しないわ!」
ミラクルナイトの勇敢な姿に、生徒たちの心に再び希望が湧き起こります。カラクサ男は苦笑しつつも、彼女の言葉を軽視せずに向き合います。
「面白い。じゃあ、これを受けてみろ!」
と言いながら、再び蔦を使って攻撃を仕掛けます。
しかし、ミラクルナイトはカラクサ男の攻撃を巧みにかわし、敵に接近します。そのまま豪快に一撃を放ち、カラクサ男を吹き飛ばしました。カラクサ男は驚きながらも蔦で体を守ろうとしますが、ミラクルナイトの攻撃は容赦なく彼の蔦を切り裂きます。
生徒たちは感動と驚きを隠せず、ミラクルナイトに声援を送ります。その応援の力を受けて、ミラクルナイトの戦いぶりは更に活気づいていきました。彼女の決死の戦いは、学校のみんなの心を鼓舞し、希望を与えていたのです。
ザリガニ男もミラクルナイトの勇気に対して警戒を強め、彼女との戦いが激しさを増します。しかし、ミラクルナイトは恐れることなく立ち向かい、二大怪人に対して勇敢に戦いを挑んでいきました。無惨な姿をさらしてしまった過去を背負いながらも、彼女は強く、闘志に満ち溢れていたのです。
混乱の中、悔しさと怒りを抱えながら果敢にカラクサ男に立ち向かミラクルナイト。しかし、その意気込みも虚しく、カラクサ男がニヤリと笑った瞬間、ザリガニ男の尻尾による強烈な一撃をミラクルナイトが受けてしまいます。吹き飛ばされたミラクルナイトは、カラクサ男の腕に受け止められ、力なく抵抗します。カラクサ男は冷笑しながら奈理子の体臭を楽しむ様子が、一層ミラクルナイトを苦しめます。
ミラクルナイトは悔しさと恐怖を抱えながら、
「離して!」
と叫びますが、カラクサ男はアイマスクを外し、奈理子の顔を見て
「なかなか可愛い顔をしてるな」
とニヤリと笑いを浮かべました。奈理子は怒りを堪え、キッとカラクサ男を睨みつけますが、ミラクルナイトを抱きしめるカラクサ男の力には敵いませんでした。
ザリガニ男が
「俺にも見せろ」
と要求し、カラクサ男はミラクルナイトを彼に投げ渡します。ザリガニ男も彼女を抱きしめ、奈理子の顔を楽しむ様子が見受けられます。
「私はどんなことをされようと、あなた達には屈しない」
と奈理子は言いますが、二大怪人はそれをあざ笑い、ミラクルナイトをキャッチボールのように投げ合って遊び始めます。ミラクルナイトは無力であり、されるがままの状態です。
ミラクルナイトの体力は限界に近づき、怪人たちによる苦痛は続いています。彼女の無力さと屈辱に、生徒たちの心は悲しみと怒りで満ち溢れていますが、彼らは手助けすることができません。
「そろそろ終わりにするか」
とザリガニ男が言い、彼の右腕の鋏がミラクルナイトの首筋に迫ります。ミラクルナイトは
「やめて…」
と哀願し、恐怖のあまり失禁してしまいます。しかし、カラクサ男が
「ミラクルナイトの体に傷をつけるなよ。大事な人質だ」
と忠告すると、ザリガニ男は
「わかってるって」
とミラクルナイトの首すじに腕を振り下ろします。その一撃でミラクルナイトは気を失い、倒れるのでした。
カラクサ男は蔦でミラクルナイトを持ち上げ、次はドリームキャンディを狙うと言い、ザリガニ男とともに彼女を拐って去っていきます。水都中学校の校庭は大混乱に包まれ、ミラクルナイトの姿は消え去ってしまいました。ミラクルナイトを連れ去られ恐怖と無力感に立ち向かう生徒たち。彼らは奈理子の無事を祈ることしかできませんでした。
(第48話につづく)














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