DUGA

ミラクルナイト☆第48話

水都第一小学校6年3組の教室では、中学校での戦いについての情報が入ってきています。生徒たちは他人事のように談笑し、ミラクルナイトが負けたという現実を受け入れているように見えます。しかし、寧々の心には悔しさと心配が交錯しています。

彼らは小学生であり、怪人の被害に直接遭ったことはほとんどありません。だからこそ、彼女たちにとってミラクルナイトの戦いはショーのようなもので、その現実にはまだ強く関わり合っていないのかもしれません。しかし、寧々は知っています。ミラクルナイトが負けたことはただのショーではなく、奈理子にとっては深い傷を負った現実なのです。

心の中で奈理子の様子を思い描く寧々。彼女は今すぐにでもドリームキャンディに変身し、奈理子を助けに行きたいと願っています。しかし、怪人がいる間は教室に待機しなければならないことになっています。寧々は自分の秘密を守るためにも、ドリームキャンディであることを他の生徒たちには知られたくありません。だから、彼女は我慢し、教室に入るしかありません。

寧々は隆を見ると、彼が姉の奈理子を心配しているのか、一人で何か考えているように見えます。彼女は弟の心配と、自分自身の心情との葛藤に揺れ動いています。彼女は強くなりたいと願い、奈理子を守りたいという気持ちが胸に溢れていますが、同時に秘密を守る責任と小学生としての制約にも苦しんでいます。

この矛盾した心情の中で、寧々は気持ちを押し殺し、しっかりと席に戻ります。彼女はまだ小さな身体でありながら、内に秘めた強い意志を持っています。ミラクルナイトの戦いは終わらないかもしれないが、彼女は自分の方法で奈理子を守り、それぞれの立場で頑張ることを決めたのでした。


突然窓ガラスが割れる衝撃と共に、教室には混乱が広がりました。スカートを脱がされ、気絶しているミラクルナイトが投げ込まれたその瞬間、隆の叫び声が響き渡ります。

「姉ちゃん!」

と声を上げた隆に続いて、寧々も慌ててミラクルナイトの元へと駆け寄りました。アイマスクが剥がされ、素顔のままの奈理子が目の前にいる光景に、寧々は心の奥底で言葉にならない悲しみを抱えました。白いレースが飾りが付いた水色のパンツの可愛いパンツが濡れていて、太腿にまで水しぶきがかかっているのが分かりました。ほのかにアンモニア臭が鼻を刺す中、寧々は奈理子が恐怖のあまり失禁してしまったことを理解しました。生徒たちの中には、ミラクルナイトの姿に驚きと恐怖を抱え、騒然としている者もいました。

隆が声をかけるものの、奈理子は気を失ったままでした。怪人たちによって奈理子がこれほどまでに辱められるとは寧々は想像もしていませんでした。寧々は胸に激しい怒りを感じました。奈理子をこんなにも屈辱的な目に遭わせた敵に対して、無力さを感じながらも怒りと闘志が込み上げてきました。

窓からカラクサ男が入ってきて、生徒たちを恐怖に陥れます。隆が怒りに任せてカラクサ男に殴りかかろうとしましたが、寧々は必死に抑え込みました。友人たちの慎二と章太郎も寧々に協力し隆を押さえます。慎二と章太郎は怪人に慣れているだけに他の生徒たちとは違い、泣いたりはせずに冷静に対応しています。。

「ドリームキャンディはいるのか?」

カラクサ男の問いに、生徒たちは固まってしまう。誰もがドリームキャンディであることを告げるわけにはいかない。寧々は胸の中で秘密を守る決意を再確認し、静かに首を横に振る。怪人たちには絶対に秘密を明かさないと誓ったのだ。

一方、ミラクルナイトはまだ気を失ったままである。彼女が目覚めることを願いながら、寧々は心の中で強く奈理子を支えることを決意するのであった。

窓の外から、

「ドリームキャンディ、小学校にいることは分かっている。出てこい!」

とのザリガニ男の叫び声が響きます。

「チッ、出てこないらミラクルナイトを晒し物してやるか」

とカラクサ男は蔦で気絶したままのミラクルナイトを捕まえると、ミラクルナイトを抱えて窓から出て行きました。

寧々はドリームキャンディに変身できないことの苦しさと無力さを胸に秘めながらも、奈理子を守るために自分の力を信じて立ち向かう決意を固めたのでした。その闘志を胸に、未来の戦いに向かって立ち上がる寧々の姿がありました。


「ドリームキャンディ、出てこなければミラクルナイトが酷い目に遭うぞ!」

グラウンドからの叫び声が響き渡り、教室の皆が窓に駆け寄り、不安と興奮が心を揺さぶります。「姉ちゃん!」隆の声が悲痛な叫びとなってグラウンドに届きます。

雲梯に大の字に磔にされたミラクルナイト。彼女は上はブラウス、下は水色のパンツの姿で、気を失っている状態です。アイマスクがなく、素顔の奈理子が露わになっています。彼女の水色のパンツは濡れており、失禁していることは周囲にも明らかでした。

「ドリームキャンディ、ミラクルナイトを助けたければ今すぐ出てこい!」

ザリガニ男の声が厳然と響き渡ります。カラクサ男は奈理子の水色のパンツに手を添え、侮辱的な仕打ちを加えます。その光景に寧々の心には激しい怒りが湧き上がります。彼女は奈理子を守るため、そしてドリームキャンディとしての使命を果たすため、断固として立ち上がる覚悟を決めたのです。

教室を飛び出そうとする寧々を、隆が呼び止めます。

「姉ちゃんを助けてくれて」

と隆は口にします。寧々は驚きながらも問い返します。

「私がドリームキャンディだと知ってるの?」

すると隆は、奈理子がピンクパンツブラックナイトにされたとき、寧々が奈理子のパンツのことを気にしていたこと、そしてドリームキャンディが出現した頃から寧々が奈理子のことをしつこく聞くようになったことから、寧々がドリームキャンディであると思ったことを明かします。

その言葉に寧々の胸には温かな感情が広がりますが、今はその感情を胸に秘めながらも、彼女はドリームキャンディとして立ち上がります。

「奈理子さんは必ず助けるから」

と寧々は隆に向けて力強く誓いを立てます。隆も

「寧々がドリームキャンディだとは誰にも言わないから」

と約束します。

「ありがとう」

と寧々は感謝の気持ちを伝えながら、彼女は激しい決意と共に駆け出していきました。小学校の平和を守るため、そして姉である奈理子の名誉を守るために、ドリームキャンディとして立ち上がる寧々の物語が、新たな展開を迎えようとしていました。


空から落ちてくる淡いイエローの光が、ザリガニ男に激突しました。その光の中から現れたのはドリームキャンディ。彼女はドリームキャンディのパワーを全てぶつけた姿でしたが、

「この程度か?ちびっ子」

とカラクサ男が奈理子の水色のパンツのクロッチを撫でながら嘲笑いました。硬い甲羅で覆われたザリガニ男は無傷でした。

ドリームキャンディは一瞬で状況を把握し、ザリガニ男がミラクルナイトが勝てる相手ではないことを悟りました。

「勝負はこれからよ!」

とドリームキャンディは腰に巻いたキャンディチェーンを右手で外し、振り上げます。しかし、その瞬間、カラクサ男が放った蔦が彼女の右腕に絡みつきました。

一人でも強いのに、二人がかりで戦う悪党どもに負けるわけにはいかないと闘志を燃やすドリームキャンディですが、ザリガニ男の尾の一撃を受けてしまいます。体が浮くものの、右腕に絡みついた蔦のせいで飛ばされることはありませんでした。

ザリガニ男は更に鋏を繰り出し、ドリームキャンディを攻撃します。避けようとするドリームキャンディですが、右腕に絡みつく蔦を操られ、カラクサ男に体勢をコントロールされてしまい、鋏で一撃を受けました。

一方的に二大怪人を前に、厳しい戦いを強いられるドリームキャンディ。しかし、彼女は決して諦めません。闘志と正義の心が胸に燃え上がります。奈理子の勇気と恐怖を思い出し、新たな力を湧き起こらせたドリームキャンディは、再び立ち上がります。

そして、彼女は蔦に絡まる右腕を力強く振り払い、再びキャンディチェーンを振り上げるのです。

次の瞬間、キャンディチェーンから放たれる淡いイエローの光が、闇を貫き、ザリガニ男とカラクサ男に突き刺さりました。その光の輝きは、彼女の決意と強さを象徴するものでした。

「絶対に負けない!」

ドリームキャンディは心に誓い、二大怪人に立ち向かうのでした。彼女の戦いはこれからが本番であり、小学校に平和を取り戻すために新たな物語が始まるのです。

第49話へつづく)