ミラクルナイト☆第104話
勅使河原の執務室には、静寂が支配していた。彼の部下である渦巻が、最近の出来事について報告している。「まさか、カミキリ男まで敗れるとは…」
と渦巻はため息をついた。勅使河原は深い思索に耽りながら
「ミラクルナイトは確実に成長しているな」
と静かに呟いた。
渦巻は懸念を表明した。
「このままミラクルナイトを襲い続けると、我々の手駒が減っていくことになりかねません」
と。しかし、勅使河原は心配していなかった。
「気にするな。我々には九頭先生が付いている。駒はいくらでも増やすことができる」
と彼は断言した。
「次の順番はモチノキ男になりますが…」
と渦巻が報告すると、勅使河原は計画の次の段階に思いを馳せた。
「面白い。奈理子を辱めるには打って付けの男だ。存分に奈理子と遊ばせてやれ」
と彼はモチノキ男の恐るべき能力に期待を寄せた。
渦巻が退出しようとすると、勅使河原はさらなる指示を与えた。
「モチノキ男が望めばウズムシ男も付けてやれ。派手に奈理子を苛めてやれと伝えろ」
と彼は命じた。渦巻は頷き、その場を後にした。
水都の守護神、ミラクルナイトへの市民の注目が高まるほど、勅使河原の仕事は容易になる。彼は野望の実現に向けて、影で着々と策を講じていたのだった。
放課後の水都公園、木々が生い茂る遊歩道を急ぎ足で歩く奈理子。日が暮れるのが早い十一月、人影もまばらになり、奈理子は家に急いでいた。突然、背後からスカートが捲られる。
「今日も奈理子のパンツは白だ」
という聞き覚えのある声に、奈理子は
「きゃッ!」
と叫び、驚いて振り返る。そこにはウズムシ男の姿があった。驚きで凍りつく奈理子だが、直感で逃げることを決意する。
奈理子が遊歩道を走り抜けると、すれ違う人々が何事かと振り返る。いつも通る道だが、逃げるとなると広く長く感じられた。
「奈理子はこっちだ!」
という別のウズムシ男の声が聞こえる。奈理子はウズムシ男が複数いることに気づく。逃げる先には多目的トイレ。そこでミラクルナイトに変身しようと奈理子は思い立つ。
多目的トイレの近くに隠れた奈理子は、周囲を慎重に伺う。多目的トイレの前にはウズムシ男が一匹、奈理子を待ち構えているようだ。
「どうしよう…」
と迷う奈理子。ミラクルナイトに変身しなければ戦えないが、変身中は無防備だ。木に隠れて変身しても、変身が放つ光で見つかってしまう。ウズムシ男は必ず変身中の奈理子を見つけると、喜んで襲ってくるだろう。水都公園にウズムシ男は何匹いるのか分からない。このまま暗くなるのを待って闇に紛れて逃げるかと考えたが、隠れていてもいずれ見つかってしまう可能性が高い。
奈理子は計画を練る。多目的トイレの前にいるウズムシ男を何とか躱して、中に入り鍵をかければ変身する時間は稼げる。その決意を固めた奈理子は、一気に多目的トイレの前に飛び出す。奈理子の運命は、この一瞬にかかっていた。
水都公園の遊歩道、奈理子はウズムシ男たちからの脱出を試みていた。多目的トイレの入口前に立つウズムシ男が奈理子に気付く。
「奈理子がいたぞ!」
と叫ぶ瞬間、奈理子は飛び掛かりミラクルヒップストライクをウズムシ男に喰らわせ、一匹のウズムシ男を吹き飛ばす。多目的トイレの入口まで障害物は無い。
「あと少し。中に入り、鍵をかければミラクルナイトに変身ができる!」
そう確信した奈理子。しかし、安堵も束の間、奈理子が多目的トイレのドアに手を伸ばしたそのとき、横から何かがぶつかって来た。
「あぁ!」
と悲鳴を上げた奈理子は別のウズムシ男に組み敷かれてしまう。多目的トイレはもう一匹ウズムシ男が張っていたのだ。
奈理子にキスしようとするウズムシ男。奈理子は必死で身を捻ってウズムシ男を振り払い、走り出す。目指すは人が多い噴水広場。そこまで逃げることができれば、町内放送でウズムシ男出現が報じられる。それを聞いたセイクリッドウインドかドリームキャンディが助けに来てくれるかもしれない。奈理子はウズムシ男たちに追われながらも、力の限り走り続ける。その数は七匹にも上り、
「セーラー服の奈理子で遊ぶんだ!」
とウズムシ男たちは楽しそうに追いかけてくる。
「絶対に嫌!」
と心で叫びながら、奈理子は懸命に走り、ようやく噴水広場に辿り着く。しかし、まだ安心はできない。ウズムシ男たちは依然として彼女の後を追っているのだ。奈理子の運命やいかに。彼女は無事にこの危機を切り抜けることができるのか、注目が集まる。
「みなさーん、ウズムシ男が現れました!逃げてくださ〜い!」
噴水広場に駆け込んだ奈理子は、市民にウズムシ男の出現を警告する。ここまで来れば、きっとセイクリッドウインドとドリームキャンディが助けに来てくれる。そう思った奈理子は足を止めウズムシ男を迎え撃つ覚悟を決める。恐怖に包まれた市民たちは騒然とする中、彼女は先頭のウズムシ男にハイキックを放つ。高々と上がった奈理子の美脚がウズムシ男の頭部にヒット。体が柔らかいウズムシ男に打撃は通用しない。しかし、一時的に足を止めることができる。吹き飛ぶウズムシ男。行ける!と思った奈理子だが、
「奈理子の制服パンチラゲット!」
「紺スカートの純白パンチラサイコー!」
「あの白い布の奥にある奈理子の具を早く見てー!」
ウズムシ男たちは奈理子のパンチラに大喜びし、恐怖を感じた奈理子は再び逃げ出す。しかし、背後からのタックルで組み伏せられ、ウズムシ男たちに囲まれる。
「今度こそ奈理子の唇いただきまーす!」
と奈理子にキスを迫るウズムシ男。奈理子は口を守りながらも、スカートが捲れ上がり、丸見えになったショーツに別のウズムシ男が飛び付き臭いを嗅ぐ。もがく奈理子だが、変身していない生身の身体では非力すぎた。一匹のウズムシ男が奈理子のセーラー服に手をかける。ウズムシ男たちは
「やめろ!制服は脱がすな!」
「奈理子の貧乳楽しませろよ」
「奈理子のセーラー服だぞ!脱がしちゃもったいない」
「いや、奈理子をひん剥いてやろうぜ」
ウズムシ男たちは奈理子の制服を脱がすべきかどうかで言い争い始める。
この隙をついて、奈理子はウズムシ男を振り払い、再び走り出す。彼女は決断する。どうせやられるならミラクルナイトに変身して戦った方が良いと。走りながらアイマスクを掲げ、変身を試みる奈理子。しかし、ウズムシ男たちが再び迫りくる。奈理子は変身を成功させ、ウズムシ男たちに立ち向かうことができるのか。彼女の運命やいかに、注目が集まる瞬間であった。
走りながらアイマスクを掲げる奈理子。それに気付いた市民は、ミラクルナイトの変身シーンが見られると奈理子に注目する。変身中、一瞬だけせいーら服が消え、奈理子が下着姿になることを市民は知っている。しかし、奈理子がアイマスクを装着しようとする瞬間、足が地面に吸い付いたように動かなくなった。
「キャ!」
と反転しながら尻餅をつく奈理子。紺色のセーラー服に白く強い粘り気のある物体が絡み付いている。
「何?餅?」
と奈理子が何だかわからず戸惑う中、
「餅ではない。トリモチだ」
と声。奈理子が声の主を見る。
アイマスクを掲げようとしたその瞬間、足がトリモチに絡まり、奈理子は転倒する。
「木の怪人…?」
「俺はモチノキ男」
と名乗る怪人が現れる。
「奈理子、お前はウズムシ男に誘き出されて俺の前に連れてこられたのだ」
とモチノキ男は得意気に話す。
「私を捕まえてどうするつもり?」
奈理子はモチノキ男を睨みつける。
「大勢の市民の前で奈理子を辱める。それだけだ」
とモチノキ男。
「そんな事の為に…」
と愕然とする奈理子。逃げようとしても、手足がトリモチに絡まれ地面から離れず、尻餅をついた姿勢から身動きできない。スカートがずり上がっているが、丸見えのショーツを隠すことすら奈理子はできなかった。ウズムシ男たちも寄ってくる。
「純白に見えてもシミが付いて汚れているな」
「奈理子の一日分の体液と体臭が染み付いたパンツだ。絶対にいい匂いがするぞ」
「俺はその中の具が気になるな」
とウズムシ男たちは容赦無く奈理子のショーツに熱い視線を送り、奈理子は恥辱に震える。そこで、ようやくモチノキ男とウズムシ男出現の町内放送が水都公園に鳴り響いた。
「もうすぐ、セイクリッドウインドとドリームキャンディが助けに来てくれるわ。今日のところは見逃してやるから早く私を離して!」
と奈理子。
「お前、自分の立場が分かっていないな」
とモチノキ男は何かを指に引っ掛けて回している。
「!」
それが何かと分かった奈理子が凍り付く。見守る市民もそれに気付き驚きの声が上がる。
「これがなきゃ、奈理子はミラクルナイトになれないんだよな」
と奈理子を嘲笑うモチノキ男が振り回しているのは、ミラクルナイトのアイマスクだった。奈理子がトリモチに足を取られた瞬間、奈理子はアイマスクを投げ出してしまったのだ。このままではミラクルナイトに変身できず、奈理子は絶望的な状況に陥る。市民たちもそれに気づき、奈理子への同情とモチノキ男とウズムシ男への怒りが渦巻く。奈理子は自分の運命をどう切り開くことができるのか、切迫した状況の中で必死に考える。
奈理子がトリモチの粘着トラップに囚われ、身動きできない状況で、モチノキ男は彼女のアイマスクを奪い、変身を阻んでいた。涙目の奈理子は必死に
「私のアイマスクを返して!」
とアイマスクの返還を求めたが、モチノキ男は冷酷に
「ウズムシ男たち、奈理子を存分に可愛がってやれ」
と命じた。ウズムシ男たちは
「おぉ!」
と興奮の声をあげ、奈理子に迫る。
「ひっ!」
と震える奈理子。
「奈理子の臭いをたっぷり吸込んだパンツは俺のもんだ!」
「奈理子のAカップブラは俺だ!」
「待て!奈理子の貧乳ブラは俺のもんだ!」
「おい!奈理子のパンツはお前なんかに渡さん!」
彼らは奈理子の衣服を巡って内輪もめを始めた。
「困った奴らだな…」
と呆れるモチノキ男は、戦い始めたウズムシ男を無視して奈理子に近付く。
「来ないで…」
と奈理子。モチノキ男は彼女のショーツのクロッチに手をかけ、恥ずかしい部分を露わにした。奈理子の秘密の箇所に冷たい秋の空気が触れる。
「いゃぁ…」
涙を流す奈理子の悲鳴が広場に響く中、モチノキ男は
「綺麗な形だが、奈理子は貧乳のくせに毛は多めだな」
奈理子の身体に関して無遠慮なコメントをし、周囲の市民を愕然とさせた。奈理子は羞恥と恐怖で震えていた。更にモチノキ男は奈理子の敏感な箇所の皮を剥く。
「ひゃっ!」
と悲鳴を上げる奈理子。
その緊迫した瞬間、噴水広場を明るい黄色い光が包み込み、ドリームキャンディが登場した。ドリームキャンディの姿に市民たちは安堵し、ウズムシ男たちは混乱する。ドリームキャンディの到着によって、奈理子は救出される希望を見いだし、モチノキ男は新たな挑戦者に直面することになった。
噴水広場に降り立ったドリームキャンディ。奈理子はトリモチに絡まれて、モチノキ男に見せつけるかのように白いショーツを丸出しにしている。傍ではウズムシ男同士が戦っている。何が起こっているのか理解できなかったドリームキャンディは
「奈理子さん、何しているんですか?」
と聞いてみた。奈理子は悔しそうに顔を背ける。また敵に弄ばれていたんだと理解したドリームキャンディは
「奈理子さんから離れなさいッ!」
とモチノキ男に向かってキャンディチェーンを構えた。しかし、その間に七匹のウズムシ男が入ってくる。
「やって来たな、お邪魔虫」
とウズムシ男。
「虫はアンタでしょ!」
とキャンディチェーンを振るおうとしたが、思い留まる。ウズムシ男にキャンディチェーンを叩きつけても、ウズムシ男は分裂して増えるだけなのだ。ドリームキャンディと七匹のウズムシ男が睨み合う中、緑色の光とともに現れたのはセイクリッドウインド。
「ナメコ姫もお出ましか」
モチノキ男の呟きに対し。
「だから、ナメコ姫じゃないって!」
と否定するセイクリッドウインド。彼女の目にモチノキ男が手にするミラクルナイトのアイマスクが映った。奈理子はショーツを穿いているが、頬には涙を流した跡がある。セイクリッドウインドは奈理子が変身ができないことを悟り、ドリームキャンディに囁く。
「大谷が前に言ってた。ミラクルナイトは聖なる力で守られている。だけど、変身する前の奈理子は違う。もし、奈理子が中出しされたら…」
ドリームキャンディはセイクリッドウインドが言っていることの意味はよく分からなかったが、奈理子が危機的な状況にあることは分かる。
「まず、ウズムシを片付けましょう」
とドリームキャンディ。
「飛ばす?」
とセイクリッドウインド。
「消します」
とドリームキャンディは奈理子を守るため、ドリームキャンディはキャンディシャワーをウズムシ男たちに放ち、彼らを一掃。
「セーラー服姿の奈理子とやりたかったー!」
などと声を上げながら消滅するウズムシ男たち。
セイクリッドウインドもガストファングを構え、
「次はモチノキ男、アンタの番よ」
とモチノキ男への攻撃を準備した。モチノキ男は奈理子のアイマスクを手に持ち、自信満々の様子で彼女たちを見据えていた。
セイクリッドウインドの激しい攻撃が始まると、モチノキ男は自らの強力な粘着能力で応戦しようとする。この戦いの結果が、奈理子の運命を大きく左右することになる。奈理子のために、セイクリッドウインドとドリームキャンディは全力を尽くす覚悟を決めていた。
噴水広場に集結したモチノキ男、セイクリッドウインド、そしてドリームキャンディ。彼らの間には、トリモチに縛られた奈理子が助けを求めていた。
モチノキ男は、粘着力を最大限に発揮し、セイクリッドウインドとドリームキャンディへの攻撃を開始した。彼は腕を振り回し、空気中に粘り気のある糸を放ち、二人を捕らえようとした。
一方、セイクリッドウインドは風を巻き起こし、モチノキ男の攻撃をかわす。彼女の扇型の武器ガストファングが風を操り、モチノキ男の糸を切り裂く。そのたびに、モチノキ男の糸が切れ散らばり、場の緊張が高まっていった。
ドリームキャンディもまた、キャンディチェーンを巧みに操り、モチノキ男の動きを制限しようとしていた。キャンディシャワーを浴びせ、モチノキ男の動きを遅らせるたびに、彼女は奈理子の救出に一歩近づいていた。
この戦いの中で、奈理子は必死にトリモチから逃れようとしていたが、モチノキ男の力は強大で、なかなか抜け出せない状態だった。それでも彼女は、仲間たちが戦う姿を見て、勇気を得ていた。
三者三様の戦いは、激しさを増していった。しかし、決着が付く前に、ストーリーは未完のまま、視線は次のシーンへと移っていく。モチノキ男との戦い、そして奈理子の運命は、まだ誰にもわからない。
粘着トラップから逃れようと、必死に藻掻く奈理子。何とかしてパンツ丸見えの状態から逃れたい。トリモチで地面に貼付けにされているのは両手両足とスカートだ。手足は動かせないが、身体は動かせる。彼女の動きが激しくなるにつれ、パチンと音がした。スカートのホックが外れたのだ。
「まさか…」
と恐れながら見ると、スカートのファスナーも半開きだった。
「やだぁ…」
と小さくため息をつく奈理子は、これ以上動けばスカートが完全に脱げてしまうと悟り、大勢の市民の前での恥ずかしい状況に屈して動くのをやめた。
その時、ドリームキャンディの悲鳴が噴水広場に響き渡る。
「いやぁ~!」
彼女はトリモチ男が放ったトリモチの直撃を受け、身動きが取れなくなったのだ。奈理子とセイクリッドウインドは同時に
「キャンディ!」
と叫ぶ。しかし、セイクリッドウインドもまた、
「ナメコ姫、お前も喰らえ!」
の声と共にトリモチに捕らわれ、動けなくなってしまった。
モチノキ男はこの隙を突き、奈理子に迫る。
「待たせたな、奈理子」
と彼が近づくと、セイクリッドウインドは力を振り絞って
「奈理子から離れなさいッ!」
と叫んだ。しかし、セイクリッドウインド自身もトリモチに縛られ、奈理子を守ることはできない。
奈理子は再び危機に直面し、彼女が取れる行動は限られていた。スカートが半分脱げかけている状態で、トリモチに絡まれたままの彼女に、どうすればいいのか途方に暮れていた。敵に取り囲まれ、援助を求める声も届かない。奈理子の運命が次の展開でどうなるのか、誰にも予想がつかない。
奈理子は必死の表情で
「お願い、アイマスクを返して」
とモチノキ男に哀願する。しかし、モチノキ男は悪戯っぽく
「タダでは返せないな」
と彼女の露わになった太腿とショーツをじっと見つめる。奈理子は一瞬考えるが、やむを得ず
「わかったわ…何でも言うことを聞くから、アイマスクを返して」
と答える。モチノキ男は
「その言葉に嘘はないな」
と確認すると、何かの液体を奈理子に吹きかけ、トリモチが彼女の手足や制服から離れる。
自由になった奈理子は素早くスカートのホックを止めようとするが、モチノキ男は
「動くな、奈理子。立て」
と命じる。迷う奈理子だが、
「どうした?奈理子、アイマスクを返して欲しくないのか?」
と促され、仕方なく立ち上がる。すると、スカートが足元に落ちてしまい、彼女は紺のセーラー服と白いショーツのみという姿になる。その光景に噴水広場の人々が唖然とする中、奈理子は羞恥に耐える。
「奈理子さん、何でスカート脱いだの?」
とトリモチで動けなくなっているドリームキャンディが問いかけるが、奈理子は恥ずかしさのあまり何も答えられない。その時、モチノキ男が
「本当に奈理子はパンツを見せるのが好きなんだな」
と笑い、彼女の背後に回り込み、後ろから抱き寄せる。耳元で
「アイマスクを返してほしければ、俺に逆らうな」
と囁くモチノキ男。奈理子は黙って頷くしかなかった。周囲の人々はこの状況に驚き、何が起こっているのか理解しようとしていた。
モチノキ男は背後から奈理子に囁き、
「左足を上げろ」
と命じる。ためらいつつも、奈理子は左足を上げると、モチノキ男は彼女の膝裏に手を添え、太腿を大きく開かせ片足立ちの姿勢にさせる。奈理子はミラクルナイトとして多くの恥ずかしい姿を公衆の前で晒してきたが、制服姿でのこれほどの羞恥は経験したことがない。モチノキ男は奈理子の震える頬に手を添え、
「分かってるな、奈理子」
と静かに囁く。無言で頷く奈理子は、渋々モチノキ男のキスを受け入れる。
その瞬間、モチノキ男は奈理子の頬から手を移動させ、彼女のクロッチに触れる。片足を持ち上げられ、口の中を舐められ、クロッチを撫でられる奈理子は、されるがままの状態に陥っていた。それを見たドリームキャンディは怒りを露わにし、
「奈理子さん、どうして抵抗しないんですか!」
と叫ぶ。
その時、セイクリッドウインドがナメコ姫の能力であるヌルヌルを使ってトリモチから脱出する。彼女はドリームキャンディに向かってヌルヌルを放ち、トリモチを剥がしていく。
「キャンディ!」
とセイクリッドウインドがドリームキャンディに声をかけると、ヌルヌルがドリームキャンディに絡みついたトリモチを少しずつ剥がしていく。セイクリッドウインドのナメコ姫の能力がトリモチを無効化していた。
噴水広場はまるで奈理子の撮影会のような光景となっていた。美少女奈理子がモチノキ男に嬲られる様子に、多くの市民が釘付けになっていた。特に、今日の奈理子はミラクルナイトのコスチュームではなく、水都中学のセーラー服を着ており、その姿がさらに注目を集めていた。フラッシュが激しく照射され、奈理子に向けられる熱い視線の中、彼女の意識は朦朧としていた。
そんな中、
「奈理子、しっかりしない!」
という厳しい声が響き渡った。モチノキ男が振り返ると、目の前には全身ヌルヌルにまみれになったセイクリッドウインドの姿があった。
「ナメコ姫!」
と驚くモチノキ男。しかし奈理子は耐え切れず、
「あぁッ!」
と絶頂の声を上げてしまい、フラッシュを浴びながら力尽きてしまった。
セイクリッドウインドは
「よくも奈理子に恥をかかせてくれたわね…」
と憤りを露にしていたが、モチノキ男は奈理子を自分の身体に貼り付け、
「ナメコ姫、これでも俺を攻撃できるか?」
と挑発した。
「トリモチなんかこれで」
とセイクリッドウインドがヌルヌルを放とうとした瞬間、ドリームキャンディが転がり込んできて、セイクリッドウインドを突き飛ばした。
「キャンディ、何やってんの!」
とセイクリッドウインドが叱りつけると、ドリームキャンディは
「ヌルヌルで思うように動けなくて…」
と言い訳しながら再び転倒した。この滑稽な光景に、噴水広場に集まった市民たちからは失笑が漏れていた。
元地下アイドルの大学生、風間凜。かつて水都の守護神ミラクルナイトの好敵手、ナメコ姫として恐れられていた彼女は、今やセイクリッドウインドとして、ミラクルナイト、ドリームキャンディと共に水都を守る正義のヒロインとして市民に認められていた。彼女は、セイクリッドウインドとしての姿であっても、ナメコ姫の能力を使うことができた。そのヌルヌル能力が、小学生ヒロインのドリームキャンディを苦しめていたのだ。
「ヌルヌル何とかして…」
と喘ぐドリームキャンディに、セイクリッドウインドは
「動かないで、大人しくしてなさい」
と言った。二人のやりとりを見守る市民の中、モチノキ男は奈理子の両足を抱え、ぐちょぐちょに濡れたショーツを市民に見せつけながら、
「マヌケな奴らだ。奈理子はもらっていくぞ!」
と宣言し、噴水広場から姿を消した。
「待ちなさい!」
と叫ぶセイクリッドウインドだが、モチノキ男は振り返りもせずに去って行った。
奈理子を守れなかったセイクリッドウインドは悲嘆に暮れ、ドリームキャンディはヌルヌルでのたうち回っていた。
その夜、ライトアップされた水都タワーにトリモチで磔にされた奈理子が発見された。セーラー服の上半身とハイソックス、スニーカーだけを身につけた奈理子は、気を失った状態で磔にされていた。街の守護神として戦う彼女の姿は、この状況であっても市民にとっては強烈な印象を残したのだった。彼女の清純の証、純白のショーツはどこに…。
似たような状況で、奈理子は繰り返し敵に捕らわれ、羞恥心を煽られる状況に置かれてきた。この連続する出来事により、奈理子は精神的な圧迫を感じていた。彼女は市民の前での恥ずかしい姿を何度も晒され、その度に自分の弱さに苦しみ、自己嫌悪に陥ることもあった。
ミラクルナイトとしての彼女の戦いは、身体的な困難だけでなく、精神的な試練も含んでいるのだ。しかし、彼女の精神的な強さと回復力が、絶え間ない敵との戦いの中で彼女を支えていた。奈理子は、このような困難にもめげず、水都を守るために勇敢に立ち向かっていくのである。
(第105話へつづく)
(あとがき)












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