ミラクルナイト☆第174話
夏の名残を残す青空のもと、水都女学院では二学期最初の課題テストが行われていた。校内は緊張感と静けさに包まれており、生徒たちは白百合の花のように清楚な制服に身を包み、真剣な面持ちで答案用紙と向き合っていた。
「ふう……これで ...
ミラクルナイト☆第173話
二学期初日の朝、夏の名残を残した日差しが水都女学院高校の優美な校舎を照らしていた。
校門前では既にカメラを構えた奈理子ファンたちが陣取り、「純白の天使」ことミラクルナイトの登校を今か今かと待ちわびていた。
「奈 ...
ミラクルナイト☆第172話
「タマムシ男、散る…か」
穢川研究所の所長室に重苦しい空気が漂っていた。所長秘書の絹絵は頭を抱え、深いため息をつく。
「あのタマムシ男が……」
彼の力を知る者ならば、敗北は信じがたい事実だった。
ミラクルナイト☆第171話
水都神社の境内。
夏の名残を感じさせる蝉の声が響く中、ミラクルナイトこと奈理子、ドリームキャンディこと寧々、そして元・敵幹部であり今は神社の巫女である凜が集まっていた。
年齢は違えど、共に戦う仲間。
ミラクルナイト☆第170話
夏休みのある日。寧々は奈理子に呼び出され、商店街のグフグフハンバーガーに向かった。
カラン、とドアのベルが鳴る。店内に目を向けると、窓際の席に見慣れた少女がいた。Tシャツにデニムのミニスカート姿の奈理子だ。普段は清楚な水都女学 ...
ミラクルナイト☆第169話
夏休みのある日、水都大学のキャンパスに奈理子の姿があった。
呼び出したのは 水都大学奈理子私設ファンクラブ(通称:MNSFC) の会長、成好。
大学の学内カフェで向かい合う二人。
「大学って、夏休み ...
ミラクルナイト☆第168話
「隆、どう? お姉ちゃん、可愛いでしょ?」
隆の部屋に、水色に朝顔柄の浴衣をまとった奈理子が勢いよく入ってきた。
「……夏祭りは今日じゃないぞ?」
ゲームのコントローラーを握ったまま、隆はチラリと姉 ...
ミラクルナイト☆第167話
夏休みの午後、商店街のグフグフハンバーガー。
水都の陽射しが強く照りつける中、冷房の効いた店内では、セイクリッドウインドこと風間凜と、ドリームキャンディこと寧々が、スマホの画面を覗き込んでいた。
「奈理子、散々 ...
ミラクルナイト☆第166話
夜の帳が下りた穢川研究所の社長室。薄暗い部屋の中で、勅使河原は重厚なデスクの前に立ち、窓の外を眺めていた。その表情はどこか苛立ちを帯びている。
「トンボカマキリが敗れるとはな…予想外だ。」
静かに呟いたその声に ...
ミラクルナイト☆第165話
夏休みの土曜日の朝、野宮家の玄関にチャイムの音が響いた。
「ピンポ~ン」
「は~い」
奈理子が軽やかな声で応じ、ドアを開けると、そこに立っていたのは寧々だった。
「あっ、寧々ちゃん。おは ...
ミラクルナイト☆第163話
夏の午後、鄙野の町の広々とした原っぱで、幼女と女性が虫取りに興じていた。
「たくさん捕れたね~!」
幼女が無邪気な笑顔で女性に声をかける。その手には虫取り網、肩には虫籠。この幼女こそ、鄙野を支配する魔界の姫、コ ...
ミラクルナイト☆第162話
ミラクルナイトたちが麻薬密売組織のアジトを壊滅させたニュースは大々的に報じられ、水都女学院高校一年二組の教室でもその話題で持ちきりだった。
「奈理子さん、本当にすごいわね」
と、すみれが微笑みかけると、他の女子 ...
