ドリームキャンディ、心の翼☆後編
快晴の空に、白い雲がゆっくり流れていた。
けれど、平和なはずの水都の空気が、今日はどこかザワついていた。
「──未確認の怪人出現!市民の皆さんは直ちに避難を!」
街のスピーカーから緊急放送が流れる。
ドリームキャンディ、心の翼☆前編
秋風が水都中学の校庭を吹き抜けた。
夏の喧騒が嘘のように、澄んだ空に白い雲が流れている。
「よーい……スタートッ!」
体育祭の練習で賑わうグラウンド。
クラウチングスタートの号砲と同時に、杉原寧 ...
ミラクルナイト☆第175話
ちゃぶ台の上には、コマリシャス手描きの「水都侵攻作戦図」。クレヨンで描かれたミラクルナイトの似顔絵が真ん中に大きく貼られ、そこへ赤ペンで「弱っちい!」「涙目!」「今回こそ捕獲!!」と書きなぐられている。
「ふふふ…今回の新 ...
ミラクルナイト☆第171話
水都神社の境内。
夏の名残を感じさせる蝉の声が響く中、ミラクルナイトこと奈理子、ドリームキャンディこと寧々、そして元・敵幹部であり今は神社の巫女である凜が集まっていた。
年齢は違えど、共に戦う仲間。
ミラクルナイト☆第170話
夏休みのある日。寧々は奈理子に呼び出され、商店街のグフグフハンバーガーに向かった。
カラン、とドアのベルが鳴る。店内に目を向けると、窓際の席に見慣れた少女がいた。Tシャツにデニムのミニスカート姿の奈理子だ。普段は清楚な水都女学 ...
ミラクルナイト☆第169話
夏休みのある日、水都大学のキャンパスに奈理子の姿があった。
呼び出したのは 水都大学奈理子私設ファンクラブ(通称:MNSFC) の会長、成好。
大学の学内カフェで向かい合う二人。
「大学って、夏休み ...
ミラクルナイト☆第167話
夏休みの午後、商店街のグフグフハンバーガー。
水都の陽射しが強く照りつける中、冷房の効いた店内では、セイクリッドウインドこと風間凜と、ドリームキャンディこと寧々が、スマホの画面を覗き込んでいた。
「奈理子、散々 ...
ミラクルナイト☆第166話
夜の帳が下りた穢川研究所の社長室。薄暗い部屋の中で、勅使河原は重厚なデスクの前に立ち、窓の外を眺めていた。その表情はどこか苛立ちを帯びている。
「トンボカマキリが敗れるとはな…予想外だ。」
静かに呟いたその声に ...
ミラクルナイト☆第165話
夏休みの土曜日の朝、野宮家の玄関にチャイムの音が響いた。
「ピンポ~ン」
「は~い」
奈理子が軽やかな声で応じ、ドアを開けると、そこに立っていたのは寧々だった。
「あっ、寧々ちゃん。おは ...
ミラクルナイト☆第164話
商店街にあるグフグフハンバーガーの店内。昼時で賑わう店内の一角で、セイクリッドウインドこと凜とドリームキャンディこと寧々が席についていた。
「夏休みの特番で奈理子特集?」
ポテトを摘まみながら、凜が興味なさげに ...
ミラクルナイト☆第163話
夏の午後、鄙野の町の広々とした原っぱで、幼女と女性が虫取りに興じていた。
「たくさん捕れたね~!」
幼女が無邪気な笑顔で女性に声をかける。その手には虫取り網、肩には虫籠。この幼女こそ、鄙野を支配する魔界の姫、コ ...
ミラクルナイト☆第162話
ミラクルナイトたちが麻薬密売組織のアジトを壊滅させたニュースは大々的に報じられ、水都女学院高校一年二組の教室でもその話題で持ちきりだった。
「奈理子さん、本当にすごいわね」
と、すみれが微笑みかけると、他の女子 ...
