ミラクルナイト☆第199話
【水都郊外・穢川研究所 地下第六指令室】
白い花嫁装束の残滓をまだ纏うかのような風情で、柚月は静かに九頭の前に膝を折った。
「……申し訳ありません。『花嫁の罠作戦』は、ミラクルナイトの予想外の根性により失敗しま ...
『女刑事・柏原蒼菜(24歳)』後編
「蒼菜、どうやって倉庫から逃げ出した?!」
それは、蒼菜を抱くために倉庫に行った飛田だった。しかし、倉庫には誰もなかったのだ。
蒼菜は飛田の問いには答えず、冷静に敵の人数を数えていた。
その背後には三人の男 ...
『女刑事・柏原蒼菜(24歳)』中編
(本当に腰を抜かされてしまた……)
何発中出しされたかは覚えていない。途中から蒼菜の記憶は飛んでいた。
ようやく飛田から解放された蒼菜だが、その裸体はベッドに大の字に拘束されていた。
処女ではなかったが、中 ...
『女刑事・柏原蒼菜(24歳)』前編
(不用心ね…)
水都市警の蒼菜は鍵がかかっていないデスクの引き出しを開けた。ここは水呑町での聞き込みで怪しいと睨んだ違法薬物密売組織の拠点。スマホでパシャパシャと写真を撮る。違法な単独での潜入捜査だった。
(そ ...
ミラクルナイト☆第198話あとがき
コンニャク男復活の第198話あとがきです。
第197話でミラクルナイトの新技、「ミラクル・アクアティックラプチャー・フルパワー」で凍らされたコンニャク男。しかし、蒟蒻は冷凍すると水分が抜けてスポンジ状になってしまうらしいの ...
ミラクルナイト☆第198話
場所は、穢川研究所の最奥。薄暗いガラス張りの観察室の中で、かつてのぷるぷるとした弾力を完全に失い、スカスカに乾ききったスポンジのような姿で横たわるコンニャク男が、保管カプセルの中で静かに眠っていた。
「……プルプル感を失っ ...
ミラクルナイト☆第197話
朝の水都女学院高校、秋の澄んだ空気に包まれた校舎の中庭には、朝日を浴びて光る噴水の水飛沫。制服姿の乙女たちが三々五々登校していく中、正門からゆっくりと現れたのは、制服の襟を丁寧に整えた奈理子だった。
「奈理子さん!登校した ...
ミラクルナイト☆第196話あとがき
ミラクルナイト第196話あとがきです。
今回は新幹部ツルバナ女とコンニャク男の登場です。
第195話の最後にChatGPTが、次は「触手を操る、“○○女”だ。」と九頭に言わせたので、「触手を操る、“○○女”」を ...
ミラクルナイト☆第196話
穢川研究所 地下戦闘作戦室 ― 九頭の執務室
低い照明の下、静かに香るのは乾いた薬品と微かに湿った青苔の匂い。壁に張り巡らされた蔓のような実験配線の中、九頭は白衣の襟元を整えながら書類の山を前にソワソワと落ち着きがなかった ...
ミラクルナイト☆第195話
水都郊外、穢川研究所・社長室。
革張りの重厚な椅子に背を預ける一人の男。
その目は眼前のガラス越しに見える工業都市の煙を睨みつけていた。
──合同会社穢川研究所・社長、勅使河原宗一郎。
老獪さと ...
ミラクルナイト☆第194話あとがき
ミラクルナイト第194話のあとがきです。
今回は本文で紗理奈が押していたように、恐竜戦車のようなイメージで圧倒的な戦闘力を誇る虎の魔物を登場させるイメージだったのですが……、話の流れでハリネズミになてしまいました。 ...
ミラクルナイト☆第194話
「……また、負けちゃったのね……」
畳の上に正座して、プリンセス・コマリシャスは小さな手にハンカチを握りしめていた。魔法陣の水晶玉が、ミラクルナイトのドヤ顔とミラーグモダンの爆散シーンを映し出している。
「み、 ...
