ミラクルナイト☆第188話
——鄙野・魔界本拠地にて
ぺたり。
冷えた畳の上に、大きなクッションと抱き枕。
その中心で、魔界の主がぐで〜んと寝転がっている。
「むぅ〜〜〜……なんで“可愛さ比べ”に勝てなかったの〜……あ ...
ミラクルナイト☆第187話あとがき
第187話のあとがきです。
第186話までのナメクジウオ男について、私とChatGPTの間に考え方違いがあったので、この回からまた新しいスレッドでやっています。考え方の違いといっても、ナメクジウオ男が全く戦わないので、いい ...
ミラクルナイト☆第187話
鄙野町外れ、かつて旅館だった古びた建物。その一室、畳の上に描かれた複雑な魔法陣が淡く光を放ち、空気が湿り気を帯びる。
「紗理奈ぁ〜!今日もカワイイお茶お願い〜」
子どものような声と共に、床にあぐらをかく幼女の姿 ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第28章「粘液の序曲、孤独なへそ」
鄙野の朝は、霧と鳥の鳴き声に包まれていた。 通学路を行き交う高校生たちの笑い声。商店街のシャッターが次々に上がり、パン屋からは焼きたての香りが流れてくる。
だが、その平穏の中に、ひとつだけ異質な足音があった。 ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第27章「再起の蹴撃(キックオーバー)」
砕けたコンクリ瓦礫の中、膝をついたミルキーナイトは、呼吸を整える間もなく立ち上がった。
「私……まだ、倒れてる場合じゃない……」
遠くで、プリティ・ストームが鉄球の直撃を受けたのか、建物の壁に叩きつけられ ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第26章「学び舎と作業着の午後」
鄙比田温泉大学。
山のふもとに広がるこの大学は、鄙野の町と温泉地を支える地域密着型の総合大学だ。
そのキャンパスの一角、文学部の教室で胡桃はノートパソコンを開いていた。
「うーん……“魔物災 ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第25章「味覚神グルマン様 降臨!」
──それは、空から降ってきた。
金色の光を放ちながら、町の空にそびえ立つ巨大建造物。
その形は、どこか見覚えのある……いや、忘れたくても忘れられない──フン。
『味覚神殿・グルメヘヴン』
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第24章「沈黙の味、迷宮の罠」
鄙野中央広場に、突如として現れた巨大なドーム型施設。
そこには異様な装飾が施され、空には無数のドローンが舞っていた。
『魔界料理対決番組 アイアンフン』
MCとして舞台中央に立つのは、白いコ ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第23章「鄙野グルメ祭り事件」
鄙野の町に、突如として現れたカラフルな横断幕。
『ようこそ!魔界グルメフェスin鄙野』
商店街のど真ん中に組まれたステージには、巨大な料理鍋とコック帽をかぶった異様な存在──フンコロガシ・シェフが鎮座して ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第22章「胡桃、奪還のキャンプ」
ナメクジローとの激戦から数日が経った。
鄙野に新たな襲撃はなかったが、胡桃の様子はどこかおかしかった。
「……また、来るかな……あいつ……」
ミルキーな下着をたたむ手が、ふと止まる。 ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第21章「粘液と詩と濡れ紳士」
鄙野・市民文化広場。 夕日が沈みかけた赤い空を背景に、ミルキーナイトはひとり待っていた。
「また来る……今度こそ、負けない」
彼女の視線の先、ぬるりと地面を這うように現れたのは、銀光りする軍服姿のナメク ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第20章「ぬめる執着、燃える決意」
夕暮れの鄙野・文化センター跡地。 ひび割れたコンクリートの床に、ミルキーナイトはひとり立っていた。
(また……あいつが来る気がする)
不意に、粘液を踏むようなぬちゃりという音。 その予感はすぐに的中し ...
