ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第26章「学び舎と作業着の午後」
鄙比田温泉大学。
山のふもとに広がるこの大学は、鄙野の町と温泉地を支える地域密着型の総合大学だ。
そのキャンパスの一角、文学部の教室で胡桃はノートパソコンを開いていた。
「うーん……“魔物災 ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第25章「味覚神グルマン様 降臨!」
──それは、空から降ってきた。
金色の光を放ちながら、町の空にそびえ立つ巨大建造物。
その形は、どこか見覚えのある……いや、忘れたくても忘れられない──フン。
『味覚神殿・グルメヘヴン』
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第24章「沈黙の味、迷宮の罠」
鄙野中央広場に、突如として現れた巨大なドーム型施設。
そこには異様な装飾が施され、空には無数のドローンが舞っていた。
『魔界料理対決番組 アイアンフン』
MCとして舞台中央に立つのは、白いコ ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第23章「鄙野グルメ祭り事件」
鄙野の町に、突如として現れたカラフルな横断幕。
『ようこそ!魔界グルメフェスin鄙野』
商店街のど真ん中に組まれたステージには、巨大な料理鍋とコック帽をかぶった異様な存在──フンコロガシ・シェフが鎮座して ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第22章「胡桃、奪還のキャンプ」
ナメクジローとの激戦から数日が経った。
鄙野に新たな襲撃はなかったが、胡桃の様子はどこかおかしかった。
「……また、来るかな……あいつ……」
ミルキーな下着をたたむ手が、ふと止まる。 ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第21章「粘液と詩と濡れ紳士」
鄙野・市民文化広場。 夕日が沈みかけた赤い空を背景に、ミルキーナイトはひとり待っていた。
「また来る……今度こそ、負けない」
彼女の視線の先、ぬるりと地面を這うように現れたのは、銀光りする軍服姿のナメク ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第20章「ぬめる執着、燃える決意」
夕暮れの鄙野・文化センター跡地。 ひび割れたコンクリートの床に、ミルキーナイトはひとり立っていた。
(また……あいつが来る気がする)
不意に、粘液を踏むようなぬちゃりという音。 その予感はすぐに的中し ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第19章「ナメクジロー将軍、粘着の美学」
「ちょっとタンポポタイ。あのミルキーちゃん、最近ちょっと頑張ってない?」
魔界の玉座にて、プリンセス・コマリシャスは長い足をぷらぷらと揺らしながら呟いた。
「ええ、確かに。以前はパンチ一発で沈んだのに、い ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第18章「焚き火と約束と」
牛乳事件の夜が明けて、鄙野の空には久しぶりに爽やかな青が広がっていた。
戦いのあとは、いつも町が少し静かになる。
そして今夜は、胡桃とカスミがふたりきりで出かけることになった。
「なんでわざ ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第17章「牛乳と洗脳とモ~の罠」
魔界のとある洞窟。
蝋燭の灯りが揺らめく謁見の間で、プリンセス・コマリシャスは玉座に腰を下ろし、退屈そうに顎を乗せていた。
「最近、つまんないのよねぇ。ミルキーちゃんが戻ってきたって言ってもさあ、あの子、 ...
ミラクルナイト☆第186話
奈理子の部屋・日曜の朝──
「……んぅ……」
学園祭の翌日。日曜の朝。
奈理子の部屋に差し込む朝日が、白いレースのカーテンを柔らかく透かしていた。
大きな伸びをして、布団の中でゴロリと寝返り ...
ミラクルナイト☆第185話
水都大学・正門前──
「わあ……すごい、人……!」
制服姿のまま、水都大学の正門をくぐった野宮奈理子は、あまりの賑わいに思わず声を漏らした。
屋台、装飾、仮装した学生たち。大学生たちのはじけた空気は、女 ...
