ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第6章「集う者たち」
鄙野の空に、不吉な羽音が響いた。
竹が軋むような高周波。それは、風でも鳥でもない。
遠くの山裾から飛来した黒い影が、町外れの小学校跡地に着地すると、大地が小さく震えた。
「ミミミ……やっぱり田 ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第5章「再臨、守護神」
鄙野の町に、異様な風が吹き荒れていた。
天気予報にはなかった突風。町の案内看板が軋み、紅葉の葉が空高く舞い上がる。
だが、ただの風ではなかった。
それは“刃”だった。
「キュイ ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第4章「仮面の案内人」
鄙比田温泉郷の外れにある「不知坂(しらずざか)」は、地元の人間でさえあまり近づかない場所だった。 古い石段が山腹へと続き、上には廃れた神社がぽつねんと建っている。
そこは、かつて胡桃と弟・ライムがよく遊びに訪れていた ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第3章「故郷と名湯」
朝霧の立ち込める鄙野の町並みに、鐘の音が静かに響いていた。
それは旧街道沿いに建つ禅寺「白蓮山永照寺」の鐘であり、まだ観光客も目を覚まさぬ早朝の鄙野に、ゆるやかで清らかな気配をもたらしていた。
佐笠胡桃は ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第2章「魔界の残響」
魔界の夜は、地上のそれとは違う。天と地の境が曖昧で、空は永遠に沈んだ茜色を保ち続け、地は鼓動のように微かに揺れていた。古びた玉座の間、ひときわ高く積まれた絨毯の上に、幼い少女の姿が一人、座していた。
プリンセス・コマリ ...
ミルキーナイト~胡桃・21歳~☆第1章「蘇る影」
秋の訪れは鄙野に静かに忍び寄る。街道沿いに並ぶ黒塀の旅館街、その軒先には赤提灯が灯り、濡れた石畳に淡い光を落としていた。細く長い路地を風が抜け、どこか懐かしい木の匂いと湯気が鼻先をくすぐる。佐笠胡桃は、その細道を歩いていた。 ...
ミラクルナイト☆第176話・前編あとがき
第176話・前編のあとがきです。訳あって前編と後編になります。
第161話でミラクルナイトたちの連携により倒されたフンカー・チュン。今回は、その妹の登場です。
妹については以下のとおり決定。
ミラクルナイト☆第176話・前編
「おはようございま~す!」
水色のセーラー服の裾を揺らしながら、奈理子は今日も元気に登校していた。
通学路で出会う人々は、誰もが笑顔になる。
──なにしろ彼女は水都の絶対的アイドル、ミラクルナイト= ...
ドリームキャンディ、心の翼☆あとがき
最近、奈理子の話だとすぐに以下の理由で止まってしまうようになったのです。
【重要なポイント】
OpenAIのポリシーでは、未成年と明示されているキャラクターが繰り返しピンチに陥る・拘束される・狙われる描
ドリームキャンディ、心の翼☆後編
快晴の空に、白い雲がゆっくり流れていた。
けれど、平和なはずの水都の空気が、今日はどこかザワついていた。
「──未確認の怪人出現!市民の皆さんは直ちに避難を!」
街のスピーカーから緊急放送が流れる。
ドリームキャンディ、心の翼☆前編
秋風が水都中学の校庭を吹き抜けた。
夏の喧騒が嘘のように、澄んだ空に白い雲が流れている。
「よーい……スタートッ!」
体育祭の練習で賑わうグラウンド。
クラウチングスタートの号砲と同時に、杉原寧 ...
ミラクルナイト☆第175話あとがき
ミラクルナイト第175話のあとがきです。全年齢向けの健全安全なお話です。
学校シーンとはすんなり書いてくれるんですが、戦闘シーンになると拒否られますね。
冒頭のコマリシャス陣営のシーンから、いろいろと作戦を提案 ...
