DUGA

ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,ナメクジロー,プリティストーム,ミルキーナイト,胡桃

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ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,ナメクジロー,プリティストーム,ミルキーナイト,胡桃

 夕暮れの鄙野・文化センター跡地。  ひび割れたコンクリートの床に、ミルキーナイトはひとり立っていた。

 (また……あいつが来る気がする)

 不意に、粘液を踏むようなぬちゃりという音。  その予感はすぐに的中し ...

ミルキーナイト~胡桃・21歳~コマリシャス,タンポポタイ,ナメクジロー,プリティストーム,ミルキーナイト

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ミルキーナイト~胡桃・21歳~コマリシャス,タンポポタイ,ナメクジロー,プリティストーム,ミルキーナイト

 「ちょっとタンポポタイ。あのミルキーちゃん、最近ちょっと頑張ってない?」

 魔界の玉座にて、プリンセス・コマリシャスは長い足をぷらぷらと揺らしながら呟いた。

 「ええ、確かに。以前はパンチ一発で沈んだのに、い ...

ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,胡桃

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ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,胡桃

 牛乳事件の夜が明けて、鄙野の空には久しぶりに爽やかな青が広がっていた。

 戦いのあとは、いつも町が少し静かになる。

 そして今夜は、胡桃とカスミがふたりきりで出かけることになった。

 「なんでわざ ...

ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,コマリシャス,プリティストーム,ミルキーナイト,ミルクビチャビチャーン,胡桃

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ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,コマリシャス,プリティストーム,ミルキーナイト,ミルクビチャビチャーン,胡桃

 魔界のとある洞窟。

 蝋燭の灯りが揺らめく謁見の間で、プリンセス・コマリシャスは玉座に腰を下ろし、退屈そうに顎を乗せていた。

 「最近、つまんないのよねぇ。ミルキーちゃんが戻ってきたって言ってもさあ、あの子、 ...

ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,プリティストーム,ミルキーナイト,レイジ,胡桃

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ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,プリティストーム,ミルキーナイト,レイジ,胡桃

 ──私は、ここでしか満たされない。

 薄暗い客室。障子越しに湯けむりが揺れ、淡い月明かりが白い肌を撫でる。

 「胡桃、もっとこっちに来なよ」

 低く甘い声に誘われるまま、胡桃は浴衣の帯を緩めた。 ...

ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,レイジ,胡桃

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ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,レイジ,胡桃

 鄙比田温泉郷。  古びた木造旅館が軒を連ねるその地で、一軒だけ小洒落た宿があった。  「つづれ湯本亭」。明治の面影を残す数寄屋造りの外観とは裏腹に、館内は和モダンの空気に包まれている。

 胡桃はその玄関に、ぽつんと立って ...

ミルキーナイト~胡桃・21歳~カビチーズマン,シグマ,プリティストーム,ミルキーナイト,胡桃

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ミルキーナイト~胡桃・21歳~カビチーズマン,シグマ,プリティストーム,ミルキーナイト,胡桃

 夕暮れの鄙野。  商店街の裏通りに、倒れ伏す魔物の残骸が転がっていた。

 「……やったな」

 「……ま、当然でしょ」

 ミルキーナイトとプリティ・ストーム、ふたりの少女が並び立つ。  魔物の撃退は ...

ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,プリティストーム,ミルキーナイト,

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ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,プリティストーム,ミルキーナイト,

 鏡の中の自分は、ひどく痩せて見えた。

 青ざめた頬、泣きはらしたような目、肩でずり落ちかけた戦衣。

 胡桃は、敗北を重ねていた。

 コマリシャスとタンポポタイの残した魔物たちは、夜な夜な町に現れ、 ...

ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,コマリシャス,セイクリッドウインド,タンポポタイ,ミルキーナイト,

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ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,コマリシャス,セイクリッドウインド,タンポポタイ,ミルキーナイト,

空は晴れていた。けれど、胡桃の心は曇っていた。

 「ミルキー・シュート!」

無数の光弾が、町はずれの斜面に群がっていた小型魔物を一掃する。その光の中心に立つミルキーナイトの表情は、冷たい。

 「…… ...

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ミルキーナイト~胡桃・21歳~カスミ,ミミズレノン,ミルキーナイト,レオ,胡桃

朝焼けの色は、あまりに優しくて、残酷だった。

 胡桃は、裸のままベッドの上でシーツに包まりながら、隣で眠るレオの寝息を聞いていた。

 「……こんな朝があるなんて、思ってなかった」

 誰にも言えなかっ ...

ミルキーナイト~胡桃・21歳~胡桃

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ミルキーナイト~胡桃・21歳~胡桃

 ミルク色の曇天が鄙野の空を覆っていた。

 肌寒さを感じる朝、胡桃は大学の教室にいても、黒板の文字が目に入らなかった。

 (……レオ、何してるんだろ)

 何度も自分に言い聞かせていた。“あの人は軽い ...

ミルキーナイト~胡桃・21歳~ミミズサイクロン,レオ,胡桃

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ミルキーナイト~胡桃・21歳~ミミズサイクロン,レオ,胡桃

 それは、レオとの出会いから三日後の夜だった。

 胡桃は一人、町外れの商店街の裏路地を歩いていた。

 祭りの後の寂しさが残る通りには、まだ屋台の名残と提灯の骨組みが置かれている。

 (あれから、カス ...