DUGA

ミラクルナイト☆第126話

朝、浮かない顔で朝食をとる凜。彼女はセイクリッドウインドとして、ミラクルナイトとドリームキャンディと力を合わせアブ男を撃退した。その後、市民とともに勝利の余韻に浸っていたセイクリッドウインドだったが、落ち着いて戦いを思い返すと恥ずかしすぎて消えてしまいたくなる思いだった。あの戦いはテレビやネットで放送されており、生中継ではモザイクも入らずに映ってしまったかもしれない。恐ろしくて、凜はアブ男との戦いの動画を見ていなかった。

「どうした、凜?元気が無いな」

と大谷が凜の顔を覗き込む。凜は、水都神社に隣接する大谷の家に厄介になっている。大谷の顔をまともに見れず赤くなる凜だが、勇気を振り絞って聞いてみた。

「アンタ、昨日の戦い見た?」

「もちろん、噴水広場で見てたよ。テレビ中継も録画している」

と大谷は答える。

「はぁ」

と溜息をつく凜。セイクリッドウインドが凜であることを知らない人ならまだしも、全てを知っている大谷に見られたショックは大きかった。

「凜と寧々を戦士にしたのは僕だから、二人の戦いは責任を持って見届ける。今までも、これからもだ」

と語る大谷。凜は穴があったら入りたい気持ちだった。

「で、どう思ったの?」

と彼女が投げやりに聞く。

「は?」

と大谷は驚いて聞き返す。

「私のアソコを見て、どう思ったの?」

凜は怒りを抑えきれずに尋ねた。大谷はようやく凜がご機嫌ナナメな理由を理解した。しばらく考え、

「凜は……、綺麗な色だったよ」

と答える大谷。

「そう思うのなら即答してよ!」

凜は怒って席を立ち、部屋を出て行った。大谷は困惑しつつも、彼女の背中を見送りながら、自分の言葉の選び方に問題があったことを反省した。

凜は部屋に戻り、ベッドに倒れ込んだ。彼女の心はまだ揺れ動いていたが、市民のために戦う決意は変わらなかった。これからも、セイクリッドウインドとして、仲間たちと共に水都の平和を守り続ける。その強い意志が、彼女の胸の中で再び燃え上がるのを感じていた。


穢川研究所の社長室に一人の男が勅使河原に面会を求めてやって来た。

「社長、姫をヤっちゃっていいですか?」

と男が言う。『姫』とはナメコ姫、即ちセイクリッドウインドの風間凜だ。

「よかろう。今の凜は『姫』ではない。存分にやるがいい。」

冷ややかに許可を与える勅使河原。彼にとって、もはや凜は過去の女に過ぎない。

「社長の女だった頃からいい女だと思っていたんですよ。アブ男との戦いを見て、私も我慢できなくなりましてね。裏切り者のお姫様にうんとお仕置きをしてやります」

と男が喜々として言う。

「しかし、凜は今でもナメコの能力を使える。油断するなよ」

と勅使河原が忠告する。

「もう一つお願いですが、奈理子たちに邪魔されないように誰か付けてもらえませんか?」

と男が頼む。

「そうだな、カニカゲロウに命じるか」

と勅使河原が口にしたところ、

「お待ち下さい」

と渦巻が割って入ってきた。

「どうした、渦巻?」

と勅使河原が渦巻を見る。

「九頭先生が新型の薬を完成させています。試してみてはいかがでしょう」

と渦巻が進言する。

「クラゲカミキリか。興味深い。準備させろ」

と勅使河原が命じる。

凜、奈理子、寧々に危機が迫る。果たして凜たちはこの危機を乗り越えられるのか。彼女たちの運命は、次の瞬間に託されていた。


水都中学三年A組の教室。日直の野宮奈理子は黒板消しを手に椅子の上に立ち、字を消していた。身長百五十二センチ、体重四十二キロの小柄な奈理子が、不安定な椅子の上で精一杯身体を伸ばして黒板の字を消す様は非常に危なっかしい。

「あっ!」

奈理子が立つ椅子がぐらつく。

「椅子は俺が押さえてやる。野宮は黒板消しに集中するんだ!」

とクラスメートの大判がすかさず奈理子が立つ椅子を支えた。

「野宮の足元は俺たちがしっかり支えてやる!」

「野宮は安心して字を消すんだ!」

他の男子たちも奈理子の足元に群がり、椅子を支える。

「みんな、ありがとう」

と奈理子は男子たちに感謝する。

水都の守護神ミラクルナイトとして常に市民の関心の的になり注目を浴びる美少女奈理子だが、クラスのみんなは奈理子を特別扱いせずに、ただの三年A組野宮奈理子として扱ってくれる。もうすぐ卒業し、クラスのみんなとはバラバラになってしまうことに寂しさを感じながら奈理子は黒板の字を消していた。大判たちクラスの男子たちの熱い視線が奈理子のスカートの中に注がれていることに気づかずに…。

「奈理子!パンツ見られてるよ!」

男子たちの不審な行動に気付いた綾香が叫ぶ。ハッ!とする奈理子。

「アンタたち、昼休みも階段で奈理子のスカートの中を覗いてたでしょ!」

他の女子たちも集まり、男子を糾弾する。

「ミラクルナイトのときは野宮のパンツ丸見えなんだから、学校でも野宮のパンツを見ていいだろ!」

と大判が反論する。

「ミラクルナイトのパンツと変身前の奈理子のパンツは大違いよ!」

「同じ野宮のパンツじゃないか!」

三年A組の男子と女子の言い争いが始まる。男子が支える椅子がぐらつく。

「ちょっと、やめて、椅子を揺らさないで!あぁ~ッ!」

椅子から落ちた奈理子は床に尻餅をついてしまった。奈理子の染み付き水色パンツが男子たちの前に露わになる

「おーっ!」

男子たちの歓声が上がる。

「きゃッ!」

頬を赤らめてスカートを抑える奈理子。

卒業式を間近に控えた三年A組の教室は、いつもと変わらぬ日常の風景が繰り広げられていた。奈理子は少し恥ずかしさを感じながらも、クラスメートたちとの楽しい時間を大切にしようと思い直した。学校生活の終わりが近づく中で、彼女はこの瞬間を心に刻みながら、次のステージに向けての新たな一歩を踏み出す準備をしていた。


放課後、奈理子はライムと水都公園の遊歩道を歩いていた。

「うちのクラスの男子はみんなスケベなんだから!」

立ち止まり、クラスの男子への怒りを露わにする奈理子。ライムはスッと足を奈理子のスカートの中に差し入れた。

「水色か…」

心の中でライムが呟く。ライムの靴には鏡が仕込んであった。奈理子の彼氏であるライムは、奈理子のパンツは見ようと思えばいくらでも見ることができる。しかし、同じ奈理子のパンツでも、覗いてみるパンツには格別の良さがある。水都中学制服の濃紺プリーツスカートには白いパンツが映える。水色はミラクルナイトのイメージカラーだが、ライムは奈理子の白いパンツが好きだった。

「ライム、聞いてるの!」

奈理子のクラスの男子に対する怒りは収まらない。

「見られて減るもんじゃないからいいんじゃないか」

と軽く応えるライム。

しかし、

「ライムは私のパンツが他の人に見られても平気なの?!」

と奈理子の怒りに油を注ぐことになってしまった。そのとき、奈理子とライムの眼の前に、クラゲのような怪人が現れた。

「ひッ!クラゲ……」

かつてクラゲ男に無様に喫した敗北を思い出し、ライムの後ろに隠れ怯え震える奈理子。

「奈理子、よく見ろ。クラゲ男じゃない」

とライムが冷静に言う。

「その通り。俺はクラゲカミキリ。奈理子に用がある。スライム男、奈理子を渡せ」

とクラゲカミキリがライムに言う。

「クラゲは怖い……。ライム、助けて……」

奈理子はクラゲ男に植え付けられた恐怖を克服できずにいた。しかし、ライムは怯える奈理子を無視し、

「水都の絶対ヒロインミラクルナイト、野宮奈理子を舐めるなよ」

とクラゲカミキリを睨みつける。そして、

「奈理子、こんな奴、サッサとやっつけちゃえ!」

と奈理子をクラゲカミキリに差し出した。

奈理子は一瞬驚いたが、ライムの言葉で我に返った。彼女は深呼吸をし、内なる力を呼び覚ます。

「ミラクルナイト、変身!」

と叫びながらアイマスクを装着すると、奈理子の体は水色の光に包まれ、ミラクルナイトへと変身した。

「クラゲ男じゃなければ怖くはないわ!」

ミラクルナイトは自信を取り戻し、クラゲカミキリに向かって突進した。クラゲカミキリはその姿を見て不敵に笑うが、ミラクルナイトの素早い動きに圧倒された。

「水都の平和を乱す者は私が許さない!」

とミラクルナイトが叫び、クラゲカミキリに強烈なハイキックの一撃を見舞った。その攻撃に怯んだクラゲカミキリは、一瞬の隙を見せる。その瞬間を逃さず、ミラクルナイトは連続攻撃を繰り出し、最後に強力なキックを放った。

「これで終わりよ!」

とミラクルナイトが宣言し、クラゲカミキリは倒れた。

「やった!」

と喜びの声を上げるミラクルナイト。しかし、まだ安心はできない。彼女はライムに駆け寄り、

「ありがとう、ライム。あなたの言葉で勇気を出せたわ」

と感謝の言葉を伝える。

ライムは微笑みながら、

「それでこそ、俺の奈理子だ。見事なキックだった」

と応えた。ミラクルナイトはその言葉に頷き、二人は手を取りあった。水都公園の遊歩道には、再び平和が訪れた。


しかし、平和はそう簡単に手に入るものではない。

勝ったつもりのミラクルナイトだが、

「これがミラクルナイトか、噂通り大したことはないな」

とクラゲカミキリが呟いた。それを聞いたミラクルナイトは、

「何ですって!」

とムキになりクラゲカミキリに向かって行く。

「奈理子、落ち着け!」

ライムの静止の声も耳に入らず、飛び掛かろうとするミラクルナイト。しかし、瞬く間にクラゲカミキリが放つ触手に捕らえられてしまった。

「いや!やめて!」

触手に微弱の電流が流れ、ミラクルナイトの反応を楽しむクラゲカミキリ。そして、触手はスルスルとミラクルナイトのスカート脱がしてしまった。

「いやぁ~!」

奈理子の悲鳴が響く。

「おおー」

奈理子の水色のパンツにライムが歓声を上げる。

「奈理子にはその姿がお似合いだ。これでも喰らえ」

とクラゲカミキリは触手に高圧電流を流す。電撃に耐えられず、ミラクルナイトは

「ぎゃふん!」

と叫ぶと気を失ってしまった。クラゲカミキリは触手でミラクルナイトを弄びながら

「奈理子を少し借りるぞ」

とライムに言い、背を向ける。

「待て!」

とクラゲカミキリを追おうとするライム。しかし、その行く手を黄色い花の怪人が阻んだ。

「何だ、お前は?」

とライムが問う。

「俺はアブラナ男。奈理子は姫を誘き寄せる餌になってもらう」

とアブラナ男が答える。

「姫?」

とライムが聞き返す。

「裏切者のナメコ姫、風間凜だ」

とアブラナ男は言い残し、去って行った。

ミラクルナイトが連れ去られてしまった!

「まぁいいや。ナメコ姫とキャンディが助けてくれるだろ」

とライムは打ち捨てられたミラクルナイトのスカートを掴み、呟いた。


ライムは少しの間、ミラクルナイトのスカートを手に考え込んだが、待つことにした。クラゲカミキリ出現の町内放送は既に行われている。

「もうすぐやって来るはずだが…」

ライムは呟いた。

セイクリッドウインドこと凜は、緊張感を感じながらも日常を過ごしていた。ドリームキャンディである寧々も同様に、何かが起こる予感に胸をざわめかせていた。そして、水都公園にクラゲカミキリ出現の町内放送が鳴った。

「奈理子さんが戦っている?すぐに行かなきゃ!」

と寧々が商店街で叫び、凜も水都神社で

「また奈理子を襲ったの…」

と呆れながらも戦う決意を固めた。

水都公園の噴水広場に駆け付けたセイクリッドウインドとドリームキャンディ。しかし、そこにはミラクルナイトの姿はない。

「遅かったな。奈理子がさらわれた」

とライムが短く伝える。

「まず、クラゲカミキリとアブラナ男の居場所を突き止める必要があるわね」

とセイクリッドウインドが言う。

「それに、罠を警戒しながら動かないと」

とドリームキャンディが続ける。

ライム、凜、寧々の三人は、協力して奈理子を救出する作戦を練り始めた。彼女たちの絆と勇気が試される時が来た。ミラクルナイト、奈理子を取り戻すための戦いが、再び始まろうとしていた。


「奴らの狙いは風間凜だ」

とライムが呟いた。

「凜さん、アブラナ男が行きそうな場所は知らないんですか?」

とドリームキャンディが、セイクリッドウインドに問う。

「私は、アブラナ男なんか知らない」

と答えるセイクリッドウインド。

「凜さん、敵の組織にいたくせに、敵のことを何も知らないんですね」

とドリームキャンディが溜息をついた。

「私はお姫様だったから、アブラナ男とかシオマネキ女とか下っ端の奴らのことは何も知らないの」

と俯くセイクリッドウインドが答える。

その時、どこからともなくウズムシ男が現れた。

「奈理子は廃棄物処分場にいるぞ」

と彼が言った。

「廃棄物処分場ですって?!」

驚くセイクリッドウインド。

「奈理子はアブラナ男とクラゲカミキリの慰み者にされた挙げ句、捨てられたのさ」

とウズムシ男は答える。

「捨てるなんて酷い…」

絶句するドリームキャンディ。

「アブラナ男は奈理子をお前たちに返すとさ。俺も奈理子で楽しみたかったのに……」

と言うウズムシ男に向かって、ライムが無言でスライムを放った。

「スライムの海で苦しみながら溺れ死ね」

とライムが冷たく言い放つ。

セイクリッドウインドとドリームキャンディが顔を見合わせる。廃棄物処分場は水都郊外の山間部にある。

「行こう」

とセイクリッドウインドがドリームキャンディに言う。頷くドリームキャンディ。

「奈理子を頼んだぞ」

とライムが二人に言った。

「任せて」

「奈理子さんは必ず助け出します!」

とセイクリッドウインドとドリームキャンディは光に包まれ廃棄物処分場に飛んで行った。


廃棄物処分場に到着したセイクリッドウインドとドリームキャンディは、廃墟のような場所を見渡しながら、奈理子を探し始めた。

「ここに奈理子がいるはずよ」

とセイクリッドウインドが言う。

「気をつけてください。何かの罠があるかもしれません」

とドリームキャンディが警戒する。二人は慎重に進みながら、奈理子の姿を探した。その時、遠くから微かな声が聞こえてきた。

「う〜…」

それは間違いなく奈理子の呻き声だった。

「奈理子!」

「奈理子さん!」

と二人は同時に叫び、声のする方向に駆け出した。

廃棄物の山の中で、無残にも倒れているミラクルナイトの姿があった。彼女は呻きながら微かに動いていた。

「奈理子、しっかりして!」

セイクリッドウインドが駆け寄り、彼女の肩を揺さぶる。

「奈理子さん、大丈夫ですか?」

ドリームキャンディも心配そうに問いかける。

涙を流すミラクルナイトには口枷が付けられていた。呻いているのはそのせいだ。手は手枷で後ろに拘束されている。口枷も手枷も鍵が掛かっている。可愛らしい白いリボンで飾られた黒髪に赤いアイマスクから涙を流す奈理子は、思わず二人が息を呑むほどの美少女っぷりだった。二人は

”ウィーン……”

と鳴る微かな機械音が鳴っていることに気付いた。

「パンツの中…」

セイクリッドウインドが後ろからミラクルナイトの膝を持ち上げる。奈理子の濡れた水色パンツのクロッチが震えている。

「奈理子さん、ゴメンなさい」

ドリームキャンディが奈理子のクロッチをずらす

月明かりを受けて輝く二つの穴から輪っかが出ている。機械音はその奥から出ていた。セイクリッドウインドとドリームキャンディが頷き合う。

「奈理子さん、辛いけど、我慢してください」

ドリームキャンデイが奈理子のパンツを膝まで下げる

「うぅ…」

ミラクルナイトが呻く。ドリームキャンディがそっと上の穴の輪っかを抜いた。スルッと抜けた輪っかの先には奈理子の液でぬるぬるに濡れたカプセルが付いていた。そのカプセルが震えている。ドリームキャンディがカプセルを開けると、中には手紙が入っていた。

『風間凜 明日19時この場所に来い アブラナ男より』

「何これ。挑戦状?」

セイクリッドウインドが呆れた声を出す。

”ウィーン……”

機械音は下の穴の輪っかからなおも鳴っている。

「凜さん、奈理子さんを抑えていてください」

ドリームキャンディが輪っかに指を掛ける。だが、抜けない。

「奈理子、力を抜いて」

セイクリッドウインドの声に頷くミラクルナイト。しかし、なかなか抜けない。

苦労して、輪っかが抜けた。その輪っかの先にもカプセルがあった。躊躇いながらドリームキャンディがカプセルを開けると、中には鍵が入っていた。

ミラクルナイトを拘束する口枷と手枷の鍵のようだ。ようやく口枷と手枷から解放されたミラクルナイトは

「私、アブラナ男とクラゲカミキリに……うぅぅ……」

と涙を流した。

「奈理子、何も言わなくていいから」

セイクリッドウインドがミラクルナイトを強く抱きしめる。

「私、悔しいぃ!」

ミラクルナイトが泣きながら叫ぶ。

「アブラナ男、絶対に許さない!」

セイクリッドウインドも叫ぶ。

「三人でアブラナ男とクラゲカミキリを倒しましょう!」

ドリームキャンディもミラクルナイトとセイクリッドウインドに抱きついた。

廃棄物処分場で泣きながら抱き合う三人のヒロインは、アブラナ男とクラゲカミキリとの戦いに決意を固めた。冷たい風が吹き抜ける中、彼女たちは互いの温もりを感じながら、その誓いを新たにする。光り輝く未来のために、そして水都の平和を守るために。


昼休み、三月の日差しに照らされた水都中学の校舎の屋上。昨日、廃棄物処分場に打ち捨てられたミラクルナイト、奈理子はライムに慰められていた。

「敵の狙いはナメコ姫だろ。奈理子が行く必要はないじゃないか」

とライムが奈理子の頭を撫でながら優しく言う。今夜、廃棄物処分場でセイクリッドウインドとアブラナ男の対決が行われるのだ。市民の声援を力に変えるミラクルナイトが、観客のいない廃棄物処理場の戦いで力を発揮できるとは思えない。

「敵はアブラナ男だけじゃない。クラゲカミキリもいるから、私も行かなきゃ」

と奈理子が答える。しかし、クラゲカミキリの触手を思い出しただけで奈理子は竦んでしまう。奈理子はライムの腕の中で震えていた。

「クラゲカミキリに私の身体は屈しても、私の心は絶対に屈しない。私はライムだけのものだから……」

奈理子が呟く。既に、負けることが前提になっている。触手の三箇所電気責めに奈理子は耐える自信が全く無かった。むしろ、挿入された二つの穴の中と剥き出しにされたに微弱電流による刺激を奈理子は心の奥では期待していた。

「クラゲカミキリに何回イカされても、私はライムの彼女だという思いは決して忘れない……私はライムの彼女…」

そう思い続けることで、奈理子の気持ちも高ぶるのだ。奈理子の淡いピンク色のパンツは既に濡れていた。

「奈理子!」

ライムがキスで奈理子の口を塞ぐ。

「可愛い奈理子は誰にも渡さない!」

ライムの激しいキスを受けならがも、奈理子は今夜行われるクラゲカミキリとの戦いに思いを馳せていた。

ライムの唇が離れ、二人は息を整えた。

「奈理子、本当に行くのか?」

とライムが問いかける。

「うん、行く。私はミラクルナイトだから」

と奈理子は決意を新たにした。その瞳には、恐怖を超えた強い意志が宿っていた。

「分かった。でも、気をつけろよ」

とライムが言い、奈理子を強く抱きしめた。

「ありがとう、ライム。あなたの言葉が私に勇気をくれる」

と奈理子は微笑んだ。

夕方が近づき、奈理子は再び変身するために準備を始めた。ミラクルナイトとしての装いに身を包み、彼女は決戦の場へと向かう。セイクリッドウインドとドリームキャンディも既に現地に到着し、奈理子の到着を待っていた。

「奈理子、準備はいい?」

とセイクリッドウインドが尋ねる。

「うん、私たち三人なら大丈夫」

とミラクルナイトが力強く応える。

夜の闇が降りる中、三人のヒロインは廃棄物処分場の中心に立ち、迫り来る敵に立ち向かう決意を胸に秘めていた。クラゲカミキリとアブラナ男との激戦が今、始まろうとしていた。


水都市外れの山中にある廃棄物処分場。水都市内から排出される廃棄物のうち、焼却、再利用、再資源化が困難なものを処分するための最終処分施設だ。処分施設というが、一見すると粗大ゴミを無造作に投棄しているだけにしか見えない。静寂の夜の廃棄物処分場に立つ三人のヒロインを月明かりが照らす。

「アブラムシ男、出てきなさい!」

セイクリッドウインドが叫ぶ。

「来てくれて嬉しいよ、ナメコ姫」

積み上げられたゴミの影から現れたアブラムシ男。その背後には、撮影機材を構えた五人のウズムシ男がいた。眩しいライトがセイクリッドウインドを照らす。

「撮らないで!」

眩しさに目を隠すセイクリッドウインド。

「今日の主役は奈理子ではない。裏切り者のお姫様、ナメコ姫の風間凜だ。たっぷりと撮影させてもらうぜ」

とアブラムシ男が舐めるような視線をセイクリッドウインドに浴びせるが、ライトに照らされたセイクリッドウインドからは闇の中のアブラムシ男は見えない。

「私と奈理子さんがいることも忘れないで!」

ドリームキャンディが、セイクリッドウインドとアブラムシ男の間に割って入る。しかし、

「お前たちの相手はこの俺だ」

と三人のヒロインの背後から現れたのはクラゲカミキリ。

「触手…あの触手が……」

闇に浮かぶクラゲカミキリの姿に思わず息を呑むミラクルナイト。

「クラゲカミキリはクラゲ男ではありません。苦手意識は捨ててください!」

ドリームキャンディは怯むミラクルナイトを叱咤する。

アブラムシ男と対峙するセイクリッドウインド。その周りには五人のウズムシ男がセイクリッドウインドを撮影しようと取り巻いている。一方、ミラクルナイトとドリームキャンディはクラゲカミキリと対峙する。夜の廃棄物処分場での戦いが始まった。

セイクリッドウインドは深呼吸をし、アブラムシ男の言葉に惑わされないように自分を落ち着かせた。

「風を纏い、敵を打ち破る!」

彼女は宣言し、周囲に風を巻き起こす。ウズムシ男たちがカメラを構える中、彼女の決意が揺るがないことを示す。

ミラクルナイトも恐怖と期待を乗り越え、クラゲカミキリに向かって突進する。

「触手なんかに負けない!」

彼女は叫び、攻撃を繰り出した。しかし、クラゲカミキリは素早くその攻撃をかわし、触手でミラクルナイトを捉えようとする。

「私が援護するわ!」

とドリームキャンディが叫び、キャンディチェーンを振りかざしてクラゲカミキリに向かって行く。その瞬間、クラゲカミキリの触手が二人を包み込もうとするが、ドリームキャンディの機敏な動きがそれを阻んだ。

セイクリッドウインドはアブラムシ男に向かって突進し、風の刃で攻撃を繰り出す。

「私の力を見せてやる!」

と彼女が叫び、アブラムシ男に一撃を加える。アブラムシ男はその攻撃に驚きながらも、笑みを浮かべた。

「その程度か、姫よ。もっと見せてみろ!」

ミラクルナイトとドリームキャンディも協力してクラゲカミキリに立ち向かう。

「奈理子さん、私たちならできる!」

とドリームキャンディが叫び、二人は同時に攻撃を繰り出す。クラゲカミキリの触手をかわしながら、彼女たちは連携して攻撃を続けた。

廃棄物処分場の夜空に響く戦いの音。三人のヒロインは互いに支え合いながら、アブラムシ男とクラゲカミキリに立ち向かっていた。彼女たちの決意は固く、闇を切り裂く光となって、水都の平和を守るために戦い続けるのだった。


「喰らえ、種子爆弾!」

アブラナ男が多数の種子を投げる。セイクリッドウインドの周囲で次々と爆発が起こる。扇型の武器ガストファングを広げ身を守るセイクリッドウインド。

「次はこれだ!」

アブラナ男が花粉を撒き散らす。

「うわっ!」

花粉により視界を奪われたセイクリッドウインド。しかし、彼女は落ち着いていた。

「こんなもの!」

ガストファングを振るい、竜巻で花粉を吹き飛ばす。

視界が晴れたセイクリッドウインド。その周囲は、一面の菜の花畑に変わっていた。

「何これ?今は夜のはず……」

まるで黄色い絨毯のような美しく長閑な菜の花畑。空には太陽が上がっている。

「これは幻覚。アブラナ男はどこ?!」

警戒するセイクリッドウインド。

突然、足元から蔓が伸びる。

「あぁッ!」

蔓に手足を拘束され、高々と持ち上げられてしまったセイクリッドウインド。

「捕まえたよ、風間凜。裏切者のお姫様にはたっぷりお仕置きが必要だ」

アブラナ男がセイクリッドウインドの前に現れる。

「こんなもの…」

ナメコ姫の力を開放して蔓の拘束から逃れようとするセイクリッドウインド。

「残念だったな。ヌルヌルは俺にも使えるんだ」

アブラナ男はナメコの粘液を菜種の油で無効にする。絶体絶命のピンチに陥ったセイクリッドウインド。

一方、ミラクルナイトとドリームキャンディは、カミキリの獰猛さと電気クラゲの放電能力を併せ持つクラゲカミキリの猛攻の前に敗北目前のところまで追い込まれていた。クラゲカミキリの触手が電撃を帯びて二人を捕らえ、放電によって動きを封じようとする。

「あぁぁ…こんな所まで…」

コスチュームの中に触手の侵入を許してしまったミラクルナイトは苦痛に耐えながらも、なんとか反撃の機会を伺う。

「奈理子さん、諦めちゃダメ!」

ドリームキャンディが必死に叫び、触手から逃れようと試みる。しかし、クラゲカミキリの攻撃は止むことなく、二人を苦しめ続ける。

「また、セイクリッドウインドも頑張ってる。私たちも負けられない!」

ドリームキャンディが力強く叫び、最後の力を振り絞って触手を振り解く。

三人のヒロインはそれぞれの戦場で力を合わせ、敵に立ち向かっていた。廃棄物処分場の夜空に戦いの音が響き渡る中、彼女たちの決意と勇気が勝利への道を切り拓いていた。


「所長に頼み込んでアブラナの薬を改良してもらったんだ。姫が知っている頃のアブラナ男とは一味も二味も違うぜ」

とアブラナ男がセイクリッドウインドの太ももを舐めるように見つめながら言った。そんなことを言われても、ナメコ姫だった頃の凜はアブラナ男のような下っ端怪人のことなんか知らない。しかし、アブラナ男がただの下っ端怪人ではない強敵であることは明らかだった。

「さてと、そろそろお姫様の身体を楽しませてもらうとするか。ウズムシども、しっかり撮れよ」

とアブラナ男がウズムシ男に命じる。瞬く間に蔓がセイクリッドウインドのコスチュームを剥ぎ取った。

「へっちゃらよ!」

セイクリッドウインドが凜と言い放つ。コスチュームの下には紺色レオタードを身に着けているのだ。

「さすが気高いお姫様。凜々しいねぇ~」

アブラナ男はセイクリッドウインドの反応を楽しんでいる。

「その気高さがいつまで続くか楽しみだ。レオタードの下はどうなっているのかな?」

蔓が、セイクリッドウインドのレオタードに迫る。

一方、ミラクルナイトはクラゲカミキリの触手に捕らえられていた。

「きゃァァァ〜〜!!」

強烈な電撃を受け、悲鳴を上げるミラクルナイト。

「奈理子さんを離しなさい!ロリポップ三段突き!!」

ドリームキャンディがロリポップハンマーによる高速の三段突きを繰り出す。

「おっと、危ねぇ」

と身を翻し避けるクラゲカミキリ。触手から解放されたミラクルナイトだが、そのコスチュームは電撃によりズタズタに斬り裂かれていた。

ミラクルナイトは膝をつきながら、痛みに耐えつつ立ち上がろうとする。

「奈理子さん、大丈夫ですか?」

ドリームキャンディが駆け寄り、彼女を支える。

「うん、大丈夫…まだ戦える…」

とミラクルナイトが弱々しく答える。

クラゲカミキリは再び触手を伸ばし、二人に襲いかかる。

「次は逃がさないぞ、ミラクルナイト」

とクラゲカミキリが不敵な笑みを浮かべる。ドリームキャンディは瞬時に反応し、ロリポップハンマーで触手を弾き飛ばす。

「私たちは負けない!」

と彼女は叫び、ミラクルナイトを守るように立ち塞がる。

セイクリッドウインドも絶体絶命の中で、自らの力を信じ続けていた。

「私は負けない。皆と一緒に戦うために、私はここにいるんだから…!」

彼女は再びガストファングを振るい、蔓を切り裂こうとするが、アブラナ男の攻撃は止まらない。

「もっと楽しませてくれよ、姫」

とアブラナ男が笑いながら迫る。セイクリッドウインドは懸命に抵抗し、力を最大限に引き出そうとする。

「私はただの姫じゃない…私は風の戦士セイクリッドウインドだ!」

と叫びながら、彼女は力を解放し、蔓を振りほどくことに成功した。

「この戦い、終わらせてやる!」

セイクリッドウインドは再び立ち上がり、ガストファングを構える。ミラクルナイトとドリームキャンディも共に戦いの意志を新たにし、再びクラゲカミキリとアブラナ男に立ち向かう。

廃棄物処分場の夜空には、三人のヒロインたちの決意と勇気が輝いていた。彼女たちは互いに支え合いながら、最後の一撃を放つために力を合わせて戦い続けるのだった。


依然としてアブラナ男の菜の花畑での戦いを強いられるセイクリッドウインド。ガストファングが生み出す風の刃で纏わり付く蔓を切り裂く。

「これは幻覚のはず……」

と自分に言い聞かせるセイクリッドウインド。しかし、蔓は次々と彼女に襲い掛かる。斬っても斬ってもきりが無い。徐々にセイクリッドウインドの体力が奪われていく。セイクリッドウインドは自分がいる場所が、廃棄物処理場なのか、菜の花畑なのか、分からなくなってきた。

セイクリッドウインドの背中に蔓が強烈な一撃を叩きつける。吹き飛ばされたセイクリッドウインドは、アブラナ男に受け止められた。セイクリッドウインドを抱きしめるアブラナ男は

「じゃじゃ馬お姫様の素顔を拝ませてもらおうか」

とセイクリッドウインドのゴーグルを剥ぎ取った。セイクリッドウインドである凜の素顔が露わになる。凜はキッとアブラナ男を睨みつけた。

「俺たちを見下すお姫様の目。昔と同じ目だな、風間凜」

とアブラナ男はジロジロと楽しそうに凜の素顔を覗き込む。そして、凜の唇を奪った

「ん~~!」

と手をばたつかせ手藻掻くセイクリッドウインド。

「お姫様の唇、頂いたぜ!」

ご機嫌のアブラナ男。そして、

「次は、お姫様の下の口も頂くぞ!」

とセイクリッドウインドのレオタードの股裾に手を伸ばす。

「いい加減にしなさい…」

怒りの頂点に達したセイクリッドウインド。しかし、蔓に拘束されたままでは抗うことはできない。

「俺たちのお姫様、風間凜の御開帳ー」

アブラナ男の陽気な声。凜の股間に生温い空気が触れる

「くッ……」

セイクリッドウインドはあまりの悔しさに、ただ目を閉じることしかできなかった。


菜の花畑の死闘は終わりを告げようとしていた。

「ローション要らずのナメコ姫とはよく言ったもんだ。いや、ナメコと関係なく、お姫様は濡れやすい体質だったんだな」

とアブラナ男が蔓に拘束されたセイクリッドウインドを弄ぶ。菜の花畑の空気がセイクリッドウインドの怒りを蕩けさせようとしていた。このまま流されてはいけない。セイクリッドウインドは叫んだ。

「今の私は、アンタたちが憧れていた美しくて可愛いだけのお姫様じゃない!」

「お前には憧れる奴なんて誰もいなかったよ。お前は勅使河原さんのただの愛人だった女。それをお姫様気取りで振舞っていた勘違い女。最後は勅使河原さんに飽きられて捨てられた残念な女。それが風間凜、お前だ」

とアブラナ男が嘲笑う。

「煩い!」

セイクリッドウインドはガストファングでアブラナ男の頭を叩いた。

「私は風の戦士セイクリッドウインド!」

セイクリッドウインドの身体が緑色に輝き始める。

「勅使河原に捨てられた私の気持ちなんか、下っ端のアンタたちには分かるはずないわ!」

セイクリッドウインドを拘束する蔓が解けていく。

「テンペストバインドツイスター!」

セイクリッドウインドがガストファングを大きく広げ、巨大な竜巻を発生させた。竜巻は、菜の花畑ごとアブラナ男を呑み込み空中に持ち上げる。セイクリッドウインドの周りの景色が、夜の廃棄物処分場に変わる。竜巻の中で回転するアブラナ男は、瓦礫の地面に叩きつけられた。

フラフラと身を起こすアブラナ男は

「さすが風間凜、その身体に勅使河原さんが溺れたのも頷ける…」

と言葉を残し、消滅していった。

セイクリッドウインドは荒い息をつきながら、周囲を見渡した。夜の静寂が戻り、戦いの音だけが耳に残る。

「終わった…」

彼女は呟き、仲間たちの元に駆け寄った。


「チッ、アブラナ男が殺られたか。ウズムシども、引くぞ」

とクラゲカミキリがミラクルナイトへの攻撃の手を止めた。

「待ちなさい、勝負はまだついていない」

とドリームキャンディがロリポップハンマーを構えるが、

「フン」

とクラゲカミキリが放った触手の電撃にロリポップハンマーを弾き落とされてしまった。

「風間凜、お前の動画は撮った。これがアップされれば、セイクリッドウインドの正体、風間凜の全てが世間に知れる。楽しみだな」

とクラゲカミキリはドリームキャンディを無視し、セイクリッドウインドにそう言い残すと、ウズムシ男を引き連れ、去って行った。

廃棄物処理場に残された三人のヒロインたち。

「奈理子、大丈夫?私の戦いに巻き込んでしまって、ごめんね…」

セイクリッドウインドが心配そうに声を掛ける。セイクリッドウインドのレオタードはアブラナ男に脱がされかけたままで、腕で胸を隠していた。ミラクルナイトも激しい戦闘でコスチュームがボロボロになり、ピンクの下着も乱されていた。

「うん、大丈夫…ありがとう」

とミラクルナイトは戸惑いながら答えた。

「あ、奈理子に素顔を見せるのは初めてだったね。私は風間凜。水都神社で巫女をしているの。よろしくね」

とミラクルナイトの戸惑いに気付いたセイクリッドウインドが微笑みかける。

「凜さんは、巫女さんの前はアイドルだったんですよ。ナメコ姫の正体は地下の売れないアイドルだったんです!」

とドリームキャンディもミラクルナイトに笑いながら伝える。三人の中で、ドリームキャンディだけがコスチュームに乱れが無い。

ミラクルナイトは改めて凜を見た。ナメコ姫=セイクリッドウインドが年上の女性であることは分かっていたが、このような美しい女性であるとは思ってもいなかった。そういえば、クラスの男子たちが水都神社の美人巫女の噂をしていたことを思い出した。奈理子は、噂通りの美人だなと凜を見て思った。

「キャンディ、メジャーにはなれなかったけど、私にもファンはいたんだよ!」

とセイクリッドウインドがドリームキャンディを叱るように言う。

「水都市民を恐怖に陥れたナメコ姫が、凜さんみたいな人だと知ったときは私も驚きましたよ」

とドリームキャンディがミラクルナイトに微笑んだ。

「キャンディの正体は誰なの?」

とミラクルナイトがドリームキャンディに聞いた。セイクリッドウインドの正体は分かったが、ドリームキャンディの正体はミラクルナイトにはまだ知らない。

「それは、秘密です」

とドリームキャンディがニコリとして言う。

「奈理子の知っている女の子かもしれない…」

「わ〜!凜さん、言っちゃダメです」

「今は小学生戦士だけど、もうすぐ中学生戦士になるんだよね」

「言っちゃダメ~!」

じゃれ合うセイクリッドウインドとドリームキャンディ。

小学六年生で奈理子が知っている女の子、そして、ドリームキャンディは奈理子の弟である隆と仲が良い…ハッとしたミラクルナイトは、

「まさか、キャンディの正体は…」

と言いかけたが、

「秘密です!」

ドリームキャンディがミラクルナイトの言葉を遮った。

「私だけ知らないなんて、ズルい」

と拗ねるミラクルナイトに

「奈理子さんにだけは秘密です!」

とミラクルナイトに抱き付くドリームキャンディ。

三人は互いに支え合いながら、勝利の余韻に浸った。戦いの傷跡は深かったが、彼女たちの絆はさらに強くなっていた。廃棄物処分場の夜空には、彼女たちの決意と勇気が輝いていた。水都の平和を守るために、そして大切な仲間を守るために、彼女たちは新たな戦いに向けて歩みを進めていくのだった。

第127話へつづく)

あとがき