ミラクルナイト☆第229話
清純可憐な水色のセーラー服をまとう少女の足が止まる。帰宅途中の奈理子だ。
遠くに商店街のクリスマスツリーが見える。
冷たい風が、紺色のプリーツスカートをめくり上げる。ミニスカー ...
ミラクルナイト☆第228話
(12月上旬/クリスマス商戦ピーク)
凜が掃除を終え、社務所に戻ろうとしていたそのとき——
境内に駆け込む影がひとつ。
「り、凜さん!! 大変です!!」 ...
ミラクルナイト☆第226話
放課後のチャイムが鳴り響くと、教室の窓から淡い夕陽が差し込んだ。
制服の水色のセーラーが橙色に染まり、
カーテンの影がゆらゆらと教室の床を揺らす。
「すみれちゃん、バス停まで一緒 ...
ミラクルナイト☆第225話
放課後の街に、突如として混乱が走った。
ブナシメジ男の撒いた幻覚胞子が、まだ一部の市民の神経に残っていたのだ。
噴水広場では、人々が錯乱し、互いに掴み合い、悲鳴と怒号が交錯する。
「やめて!落 ...
ミラクルナイト☆第224話
穢川研究所・第六実験棟。
白い壁と無機質な照明が反射する室内。
硝子越しのモニターには、ブラックナイトとニセミラクルナイトの戦闘映像が繰り返し流されていた。
空を舞 ...
ミラクルナイト☆第223話
トタン屋根を叩く小雨の音が、夜の鄙野を包んでいた。
築古の1Kアパート。その一室――散らかった床の上には、魔法陣の焦げ跡。
「ナメクジスプレーも消えちゃって……次はどうしよう?」
ミラクルナイト☆第222話
放課後の水都商店街。にぎやかな店内の片隅で、三人は大きなポテトを分け合っていた。
水色のセーラー服——水都女学院の制服を着た奈理子は、紙コップのソーダをストローでくるくる回しながら、少し困ったような ...
ミラクルナイト☆第219話
放課後、奈理子は呼び出されて凜と並んで椅子に座っていた。
「凜さん……?」
ミコール社員の一人が思わず声を上げる。
「私は、奈理子の保護者です」
凜は堂々と答えた。
ミラクルナイト☆第218話
薄暗い部屋に、培養槽の光がぼんやりと揺らめいていた。篠宮=ブナシメジ男は書類を整えながら、九頭の言葉を待っていた。
「篠宮くん。前回の作戦、ご苦労だったね」
九頭はデスクに肘をつき、指を組ん ...
ミラクルナイト☆第217話
水都神社・大谷家
夕餉を終え、居間でスマホを見ていた大谷悠真がため息をついた。そこに、仕事を終えた凜が巫女衣装のまま帰って来る。
「“#白パン巫女”……やっぱりまだトレンドに残ってるな。これから年末年始でバイト ...
ミラクルナイト☆第216話
参道に並ぶ提灯が夕陽に照らされ、柔らかい光を放つ。
「ようこそお参りくださいました」
凜は白衣と緋袴の巫女装束で、参拝客一人一人に笑顔を向けていた。
今や「水都神社の看板巫女」としての凜を ...
ミラクルナイト☆第215話
夜のファミレス。蛍光灯の白い光に照らされ、ガラス越しに車のテールランプが流れていく。
窓際のボックス席に座るのは、牛島と渚。牛島はラフなパーカー姿、渚は仕事帰りらしく地味なカーディガンに眼鏡。彼女の横には通勤用の折りたたみ自転 ...
