ミラクルナイト☆第184話
水都テレビ・生放送スタジオ──
「さあああああッ!今夜のスペシャルゲストはこの人ぉぉぉっ!!
白くて可憐で、でもスカートはよくなくす!
“水都の守護神”こと、ミラクルナイトーーー!!」
カメラが ...
ミラクルナイト☆第183話
「奈理子さん、見た!?昨夜のSNS!もうすごいバズってたよ!」
「う、うん……ちょっとだけ、見たよ……」
すみれにスマホの画面を突き出され、奈理子は苦笑いを浮かべた。
昼休みの教室。水色のセーラー服の裾 ...
ミラクルナイト☆第182話
「……帰還、お疲れ様です。ナメクジウオ男」
ひんやりとした空気の中、硝子の壁に囲まれた広い部屋。
そこには、無数の試験管と大型モニター、そして壁一面に貼られた画像――
そのいくつかには、戦闘中のミラクルナイ ...
ミラクルナイト☆第181話
「奈理子さん、また映ってるよ。ほら、今日の“ミラナイまとめ”」
「う、うう……ありがとうすみれさん……でも、もうそのページ見ない……」
休み時間、スマホを見せてくるのはクラスメイトのすみれ。
画面には、 ...
ミラクルナイト☆第180話
「……アマリリス女、敗北。完全消滅。
映像による市民反応:約84%が“興奮と称賛”。ただし、ヒロインの“脱がされ耐性”への懸念も約12%存在」
電子パネルをスクロールしながら報告するのは、研究部門の総責任者、九頭( ...
ミラクルナイト☆第179話
夜。
水都を見下ろす高層ホテルの一室。
黒曜石のように輝く大理石の床、窓の外には遠く水都公園のライトアップが微かに光っている。
その部屋の中央――
流れるような動きで脚を組んで座る男の姿。 ...
ミラクルナイト☆第177話
夏の夕暮れ。
淡い光が運河の水面に反射し、波間がキラキラと揺れている。
水都公園の橋の下、その木陰は外の喧騒から逃れたような穏やかな場所だった。
「ねえ、ライム……誰にも見られてないよね……?」 ...
ミラクルナイト☆第176話・前編
「おはようございま~す!」
水色のセーラー服の裾を揺らしながら、奈理子は今日も元気に登校していた。
通学路で出会う人々は、誰もが笑顔になる。
──なにしろ彼女は水都の絶対的アイドル、ミラクルナイト= ...
ミラクルナイト☆第175話
ちゃぶ台の上には、コマリシャス手描きの「水都侵攻作戦図」。クレヨンで描かれたミラクルナイトの似顔絵が真ん中に大きく貼られ、そこへ赤ペンで「弱っちい!」「涙目!」「今回こそ捕獲!!」と書きなぐられている。
「ふふふ…今回の新 ...
ミラクルナイト☆第174話
夏の名残を残す青空のもと、水都女学院では二学期最初の課題テストが行われていた。校内は緊張感と静けさに包まれており、生徒たちは白百合の花のように清楚な制服に身を包み、真剣な面持ちで答案用紙と向き合っていた。
「ふう……これで ...
ミラクルナイト☆第173話
二学期初日の朝、夏の名残を残した日差しが水都女学院高校の優美な校舎を照らしていた。
校門前では既にカメラを構えた奈理子ファンたちが陣取り、「純白の天使」ことミラクルナイトの登校を今か今かと待ちわびていた。
「奈 ...
ミラクルナイト☆第172話
「タマムシ男、散る…か」
穢川研究所の所長室に重苦しい空気が漂っていた。所長秘書の絹絵は頭を抱え、深いため息をつく。
「あのタマムシ男が……」
彼の力を知る者ならば、敗北は信じがたい事実だった。
