ミラクルナイト☆第215話
夜のファミレス。蛍光灯の白い光に照らされ、ガラス越しに車のテールランプが流れていく。
窓際のボックス席に座るのは、牛島と渚。牛島はラフなパーカー姿、渚は仕事帰りらしく地味なカーディガンに眼鏡。彼女の横には通勤用の折りたたみ自転 ...
ミラクルナイト☆第214話
穢川研究所・社長室。
重厚な黒革の椅子に腰かけた社長・勅使河原が、窓の外の夜景を見下ろしていた。壁には時計の針が静かに回り、重苦しい沈黙を刻む。
会議卓を囲むのは、社長側近の渦巻、秘書の多実、研究部門責任者の九頭、 ...
ミラクルナイト☆第213話
水都女学院の朝の廊下は、まだ始業前のざわめきと華やかな香りに満ちていた。奈理子は1年2組の教室前で、菜々美の姿を見つけると、勇気を振り絞って声を掛けた。
「菜々美さん、昨日はありがとう……」
けれど、菜々美はプ ...
ミラクルナイト☆第212話
夏の夕暮れ、町工場の裏口。
カタン、と古びた鉄扉が開き、事務机の匂いを背負った塩田渚が姿を現した。白いブラウスはくたびれ、ベージュのカーディガンは毛玉だらけ。地味なロングスカートの裾を靴で踏みながら、愛用のママチャリを押し出す ...
ミラクルナイト☆第168話
「隆、どう? お姉ちゃん、可愛いでしょ?」
隆の部屋に、水色に朝顔柄の浴衣をまとった奈理子が勢いよく入ってきた。
「……夏祭りは今日じゃないぞ?」
ゲームのコントローラーを握ったまま、隆はチラリと姉 ...
ミラクルナイト☆第149話
放課後の夕暮れ、隆と寧々は並んで歩いていた。いつもの道を、何気ない会話を交わしながら。
「奈理子さんの新しい写真集って見た?」
寧々がふと尋ねた。発売日前だけど、家族ならきっと事前に内容を知っているだろうと思っ ...
ミラクルナイト☆第137話
水都女学院の中庭。
「奈理子さん」
すみれと楽しげに談笑していた奈理子は突然声を掛けられた。
「菜々美さん、御機嫌よう」
不機嫌顔の菜々美に笑顔で応える奈理子。
「ミラクルナ ...
ミラクルナイト☆第123話
水都製薬本社の静かな来客ブースに、姫野真衣香と牛島が対峙していた。
「やっと渚がやる気を出してくれたんだ。」
牛島は嬉しそうに報告した。敗北から立ち直ったシオマネキ女、塩田渚が再びミラクルナイトへの挑戦心を燃や ...
ミラクルナイト☆第122話
放課後、奈理子は校舎の階段を駆け上がり、屋上へと続くドアを開けながら
「ライム!」
と叫びます。塔屋の上から、ライムがだるそうに顔をのぞかせます。
「合格したよ!私、水都女学院に合格した」
ミラクルナイト☆第118話
放課後の水都公園の運河の畔に座る奈理子とライム。静かな水面が周囲を包み込む中、受験のプレッシャーが奈理子の心を押し潰そうとしていた。ライムがスカートの中を覗くが、奈理子は構わずに英単語帳を睨みつけている。
「今日は黄色か。 ...
ミラクルナイト☆第117話
野宮奈理子、水都中学の三年生。彼女はAカップの普通の女子中学生だが、その正体は水都市民であれば誰もが愛する正義のヒロイン、ミラクルナイトである。水都の平和を守ることを使命とする奈理子は、平時は恋と受験勉強に励む普通の女子中学生として過 ...
ミラクルナイト☆第99話
ライムが教授のアジトに足を踏み入れると、異様な空気に包まれた部屋が彼を出迎えた。ソファーに凭れる教授の左右には二人の白パンツブラックナイトが寄り添っていた。ピンクパンツブラックナイトがライムにお茶を運びながら、緊張感が漂う部屋の中でラ ...
