ミラクルナイト☆第91話
水都神社の石段に立つ寧々は、薄明かりの中、凜の姿を探していた。神社の隅からは清々しい空気が流れてきて、朝の静けさが心地よかった。
「寧々、学校はどうした?」
質問する声は、厳格な守護者、大谷のものだった。
ミラクルナイト☆第90話
夕方のファミレス。角のボックス席に、牛島と渚が座っていた。
渚はメニューから目を上げて、ぼやいた。
「なんでまたこんな場所で待ち合わせなんですか?」
「いつものファミレスだろ。何を不満に思ってるんだ ...
ミラクルナイト☆第87話
昼休みの静けさが、校舎の屋上にひろがっていた。そこには、2人の姿がそっと描かれている。ライムはゆったりと奈理子を後ろから抱きしめていた。奈理子の心は、次の土曜日へと飛んでいた。水都ファミリーランド、水都市民であれば子供頃に必ず行ったこ ...
イラスト☆奈理子(水都中学夏服)
挿絵で使えないかと思い、PixAI.Artさんにイラストを描いてもらいました。奈理子の中学夏服です。襟は水色なんですが、「light blue collar」と唱えてもしてもらえませんでした…。スカーフは「blue」ですが、青になった ...
ミラクルナイト☆第86話
水都市のとあるファミレス。陽の光がテーブルを通り過ぎ、店内には穏やかな雰囲気が流れていた。中央のテーブルには、異なる二組の人物が顔を合わせていた。一方は制服姿の少女、もう一方はカジュアルな二人組。
水色の吊りスカートに胸元 ...
ミラクルナイト☆第85話
ある隠れた建物の地下。暗い空間に紫色のネオンが光る中、タコ男のアジトが広がっている。中央のソファーにタコ男。その周りを3人のブラックナイトが取り囲んでいた。3人のブラックナイトのうち、白いパンツの2人は中学2年の奈理子から、残るピンク ...
ミラクルナイト☆第84話
水都の街は事件の余波に揺れていた。
『信用金庫”美人”職員一之木多実』
彼女の名前と顔がマスコミやネットで繰り返し取り上げられている。事件の犠牲となった彼女は、その日の夜に、強盗が逃走に ...
ミラクルナイト☆第83話
水都信用金庫公園前支店の閉店間際の空間に、突如として非日常が訪れた。
「お金を出せ!」
と窓口にサングラスとマスクで姿を隠した男が怒鳴った。窓口で業務をしていた多実が静かにその額を上げると、彼の冷たく狂気じみた ...
ミラクルナイト☆第82話
水都中学の夏休みが過ぎ、二学期の幕が開いた。水都の守護神ミラクルナイトとして街の平和を守りながら、普通の中学3年生として日々を送る奈理子。その心には高校受験という大きな山が迫っていた。
しかし、彼女の心には戦いのみならず、 ...
ミラクルナイト☆第81話
商店街に響く賑やかな声、中でもグフグフハンバーガーの看板の下、窓際の席で寧々と凜が楽しそうにポテトを摘んでいる姿が見えた。
寧々は目を細めながら、切実に言った。
「せめて、奈理子さんだけでも正体を明かしたいです ...
ミラクルナイト☆第80話
グフグフハンバーガーの店内には、賑やかな会話と香ばしい焼肉の匂いが立ち込めていた。混雑する席の片隅、窓際のテーブルには大学生の凜と小学生の寧々が向き合って座っていた。彼女たちの間のトピックは、さっきのミラクルナイトとクワガタ男の戦いだ ...
ミラクルナイト☆第79話
日差しが温かいある日、隆の家の玄関を軽くノックする音がした。玄関を開けると、そこに立っていたのは寧々だった。奈理子と隆の母親は彼女の姿を見て微笑んだ。
「あら、寧々ちゃん。」
奈理子の可愛らしさは母親似だなと思 ...
